<話が通じない人なのに>旦那が人間的に大嫌い!でも子どものために離婚できない
夫婦は長年一緒にいて苦楽をともにしていくので、付き合っているときや新婚当時とは徐々に関係性が変わっていくのは仕方がないことですよね。加齢や環境によって性格が変わることもありますし、そんな相手に対する感情もまた変化していくものかも。そんななかママスタコミュニティには「旦那が人間的に大嫌い」というタイトルで、このような投稿がありました。投稿者さんは旦那さんと何度も揉め事を繰り返してきて、本当に大嫌いになっているそうです。
『酒癖も見た目も喋り方も子どもへの対応も、ひとつひとつ全部が大嫌い。硬式野球のクラブチームに入っている息子のサポートに夫婦揃っていないと大変だから、子どもに可哀想な思いをさせないように離婚できずにいるけど、旦那の顔を見るたびに嫌悪感で「うわー」となる。実家を大掃除すれば住めなくはなさそうだし、逃げ出したい衝動に駆られる。でも、息子は母親がいなくなったら困るだろうな。
話し合って関係改善を試みたこともあるけど、論破されて終わり。1つ言うと100文句が返ってきて、日本語が通じない。夫婦関係が冷めていても、子どものために離婚していない人はたくさんいますよね? 最近旦那が嫌い過ぎて毎日しんどい。乗り越えられるアドバイスはありますか?』
話を掘り下げていくと、投稿者さん夫婦は共働き。収入は同じようにあるため、離婚して投稿者さんがお子さんを引き取りシングルマザーとして育てていくことも経済的に不可能ではないそうです。しかしお子さんの野球関連のサポートを仕事をしながら、1人でこなしていくことの難しさも承知している様子。「旦那は野球経験者で子どもの野球には一生懸命だし、子どもも父親のことが嫌いではないし……」とも綴っていました。父子関係が悪くないからこそ、自分自身の「旦那が嫌い」という感情だけで離婚をしていいのか躊躇していることがうかがえます。この投稿に対して、ママたちからはさまざまなコメントが寄せられていました。
結婚前は「夫婦で話し合って思いやっていこうね」と約束していたのに
『恥ずかしながら恋は盲目だったのかもしれないけど、旦那が猫をかぶっていた部分もあった。結婚するまでは上から目線じゃなかったし、「話し合って夫婦で意見しながら、お互い思いやりを忘れないようにしようね」と仲良く綺麗事を言っていて、全然怒鳴る人じゃなかった。年々ひどくなっていて今ピークに大嫌い』
どうしてここまで旦那さんのことを大嫌いになってしまったのか、投稿者さんは過去を振り返ってこのように語っていました。結婚前は旦那さんが本性を見せていなかった部分があることや、結婚前はたとえすれ違いが起きても話し合って解決していく約束もしていました。その頃の旦那さんは穏やかだったので、それらを信じたのでしょう。しかし、結婚してから投稿者さんを論破してきたり論破できなければ怒鳴ってきたりといったことが増え、年々ひどくなってきているそう。結婚前との豹変ぶりが強いために「裏切られた」という憎らしい気持ちが増しているのかもしれません。
「あと○年!」と目標を決めて結婚生活を耐えてみては
『うちも旦那が無理。他の人がやってもなんとも思わないことでも、旦那がやると無理。昔は大好きだったのに年々無理になった』
『もう離婚準備期間だと思って過ごす。うちの旦那も「はい、論破」系でひとつも話し合いにならない。出産前も傾向はあったものの大切な話なら一応できたのにね。子どもがある程度育つまで、または十分に貯金できるまで、耐えて稼いで貯めておこう』
『「あと○年、子どもの野球が終わるまで!」とか目標を立てて耐える』
旦那さんと会話が成立しなくなったり生理的に無理になったりしているママは少なくないでしょう。「昔は大好きだったのに」という大好きだった過去があるからこそ、今とのギャップに余計に苦しくなることも。ただ旦那さんのことが嫌いになったからといって、すぐに離婚に踏み切れるほど結婚生活や家族は簡単なものではありません。特に子どもがいたらなおさらそのハードルは高くなります。相手からのDVや子どもへの虐待など重大な問題があればすぐに離婚を考えたいものですが、「旦那が嫌い」という個人的な感情がきっかけだと離婚に踏み切るのは難しいかもしれませんね。しかし現状をすぐに変えられるものではないからこそ、少し先の未来を目標にすることで今を乗り切ることができるかも。ママたちからは「あと何年で離婚すると目標を決めて、貯金をして準備をしておこう」という前向きなアドバイスもありました。
「子どものために離婚しない」は子どもをダシに使っている?
『会話も成立しない父親を母親が毛嫌いするのを見せているのも相当可哀想だと思う』
『私はこの子どもの立場だったけど、「あなたたちが成人するまで何不自由ない生活をするためには離婚できない」と母に言われた。でも1日も早く離婚してくれと思っていたよ。子どもは金銭的な未来の不安より、今現在の精神の安定を望むんだよ。母親がそんなことを考えながら生活しているのもバレているからね。離婚しなくてもいいからせめて別居はしてあげて』
投稿者さんが離婚に悩むのはお子さんの存在です。お子さんのために離婚はしないと決めている投稿者さんですが、ママたちからは「不仲な両親のもとで育つ子どもが可哀想」というコメントもありました。実際に親から自分たちの存在によって離婚できない旨を伝えられた経験があるママからは「子どもをダシに使わないで」という厳しい意見も。たしかに子どもにとっては両親が揃っていることよりも、家族や自分の心の安定を願うものかもしれません。また母親の不機嫌さや父親への感情は、隠そうと思っても敏感な子どもはすぐに察知してしまいそう。
そのためにも離婚が難しければ、とりあえず物理的に旦那さんと距離を取るのも一つの手段です。平日は別居をして週末だけ顔を合わせたり、お子さんのクラブチームの送迎を分担したり。住まいを別にするのが難しければ寝室を分けたり生活リズムをズラしたりして家庭内別居をするのもありでしょう。別居をすることで日々のストレスが減り、たまに会うからこそ冷静になれてお互いにいい面に気づいたというエピソードを聞くこともあります。投稿者さんもまずは離婚を決断する前に一旦は別居をしてみることで、ストレスが減ったり新たな視界が開けたりするかもしれません。感情的に離婚を急いだり家を出たりする前に、こうした妥協案も考えてみてほしいですね。
文・AKI 編集・有村実歩 イラスト・めい
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