【コラム:尾木ママの目からウロコの教育論】第5回 ママ友だけじゃなくて、パパも巻き込んでみて!
ママ同士の付き合い方について悩んでいるお母さんは少なくないと思います。
どのような付き合い方が、ストレスなく楽しい毎日になるのかを尾木ママに聞いてみました。
ーママ友同士の付き合い方について、どう思いますか? どのように付き合っていくのがよいのでしょうか。
女性は、本能でグループを作ってしまうのね。
そうしてできたグループのパワーが、良い方向に向えばすごく良い関係にもなるんだけど、逆にマイナスに働いてしまったときは、辛い思いをする人が出てくるということもありますね。
子育てをしながら、同じ悩みを共有できるお友達の存在はとても大切。だけど、それがストレスになってしまうのは良くないですね。
そうならないためにも、パパを巻き込んじゃうことをおススメします(笑)。
ご近所繋がり、保育園や幼稚園が一緒という繋がりで、ファミリー同士で交流をするのは、すごく良いことだと思います。昔はあまり聞かなかったけど、最近では「パパ友」というお付き合いも増えてきているみたい。
それから、ママ同士だけのお付き合いで生じるトラブルも、パパという存在が入ることで回避されることもあります。
例えば、ママが感情的に「○○ちゃんママがこうなの!」となっても、家族同士でお付き合いがあれば、それをパパが「そうかもしれないけど、○○ちゃんママはこういう風にも見えるよ」などと別の見方や考え方を示すことができるでしょ?
こうして、ママ同士だと深刻になりがちな話も、パパが一緒にいると違う方向に話が進んで、最後には笑い話になったり、なんてことも期待できると思いますよ。
ー「パパ友」というのはママにとって、たくさんメリットがありますね。
そうですね。ママ同士、女性同士だからこそ生じる問題を軽減してくれるのもそうだけど、ファミリー同士の交流をすると、パパ同士で子育てに刺激をもらえたりもするのよ。
「○○ちゃんパパは、おむつ換えが上手だなぁ」と思ったら、自分も頑張ろうとしたりね!
そういう刺激を、男同士で感じると、どんどん子育てにも協力的になってくれて、ママも助かっちゃう!
そうすると、みんなが笑顔になって、気持ちの良い環境で子ども達が育っていけますね。
今は、ひとりっ子のご家庭も多いけど、ファミリー同士のお付き合いがあれば、きょうだいのように過ごせるお友達ができるということだから、それもすごく良いことだと思うわ。
<尾木ママへの質問コーナー>
子どもがひとりっ子なんですが、可哀想でしょうか? 本当はもう1人か2人欲しいと思うのですが、金銭的、経済的な面を考えると躊躇してしまいます。
同じような悩みを持つママ達は今の時代、たくさんいるでしょうね。
40年ほど前にはよく、「ひとりっ子は可哀想」なんて言われていましたが、今はそんなことは全然ないのよ。ひとりっ子でも元気がよくて、周りの面倒も見られる社会性のある子もたくさんいますよ。
ただ、ひとりっ子を育てるにはコツがあるの。
それはね、お父さんとお母さんが、ときには子どもと友達、きょうだいのような関係を作ること。親との関係が“親と子”だけではなく、ときにはきょうだい、ときには友達というように、バリエーションがあれば、子どもは柔軟にその関係のなかで社会性を学んでいくものなんです。
また、さっきのパパ友の話に通じるけど、家族同士のお付き合いをして、仲良し家族のお子さんときょうだいのように交流をするという方法もとても良いですね。
ひとりっ子の場合は特に、ファミリー同士の交流という環境を作ってあげることができると、すごく理想的だと思います。
ママ友とのお付き合いを、家族同士のお付き合いにする。
子育ての悩みを共有したり、日常的な時間を一緒に過ごしたり、季節のイベントを一緒に行ったりすることで、子どもたちの日々にも良い刺激が増えそうですね。
さて、次回は、テレビや新聞でも多く取り上げられる「体罰・いじめの問題について」、尾木ママにお話しをお聞きします。
お楽しみに。
取材、文・上原かほり 撮影・chiai 協力・臨床教育研究所「虹」
尾木ママさんの連載
第1回 叱らない子育て論に至った理由
第2回 子どもに使ってはいけない言葉/使ったほうが良い言葉
第3回 子どもに持たせたほうが良い物/持たせないほうが良い物
第4回 子どもの心に共感しよう
第5回 ママ友だけじゃなくて、パパも巻き込んでみて!
第6回 いじめと体罰の問題について
第7回 尾木ママとして大ブレイク!
第8回 尾木ママから子育て中のママたちへのメッセージ