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おかもとまり:第3回 長男と全く同じ経験をしている父は、結婚をすごく喜んでくれました

ものまねタレントとして活躍し、現在は9歳と2歳の男の子二人のママとして、株式会社minto.の社長としても多忙な日々を送る、おかもとまりさん。ご主人は作曲家のnaoさんです。naoさんの連れ子である9歳の長男と、2015年に生まれた次男との4人家族として生活しています。

インタビュー第3回は、育児についてのお話です。結婚と同時に6歳の男の子のママになったおかもとさんが、当時大変だったこと、楽しかったことを教えてくれました。naoさん親子がおかもとさんの実家に挨拶に来たときの、ご両親の意外な反応とは?

息子さんとの生活はどのようにスタートしたんですか?

旦那さんはシングルファザーとして長男を育てていたんですが、私が初めて旦那さんの家に行ったときは、あまりの部屋の汚さに驚いてしまいました。3年前長男と住み始めた新築の家なのに、引越ししたばかりの家に泥棒が入ったのかというくらい荒れていたんです(笑)。

徒歩5分のところに旦那さんの実家があって、旦那さんがお仕事のとき長男は“ばあばの家”にいることも多かったんですが、それでも子どもが生活する環境として考えたら、「これはダメだ!」と思い、2か月くらいかけてコツコツと家中を掃除しました。

とにかく荷物が多かったんです。古い服もたくさんあって全部捨てました。家がキレイにならないと生活がスタートできないと思って、頑張ったんです(笑)。旦那さんと長男との生活をスタートする中で、実はこの掃除が本当に大変でした。

おかもとまり

おかもとさんのご両親は、結婚についてどんな反応でしたか?

両親は、とても優しく迎え入れてくれました。反対は一切なかったです。

実は私の父も3歳のときに母を亡くし、6歳で新しいお母さんができたという、うちの長男と全く同じ経験をしていたんです。父はすごく喜んでくれて、会ってすぐから長男のことをすごくかわいがってくれていたので、嬉しかったですね。

実際に育児がスタートして、最初に悩んだことはなんでしたか?

長男には、出会ってからずっと「まりちゃん」と呼ばれていたんですけど、「ママ」と呼んでもらえるときはくるのかな? という不安と、ママと思ってもらえてるのかなという不安は常にありました。

「ママ」と呼んでもらうことを息子さんにお願いしたことはありますか?

私から直接「ママって呼んでね」と言ったことはないです。

あるとき、家に遊びに来ていた長男のお友だちの女の子が、私のことを「まりちゃん」と読んでいる長男に「まりちゃんじゃないでしょ? お母さんって呼びなさい」って言ったんです。女の子ってすごいですよね。6歳でもしっかりしてる(笑)。

そしたら長男が照れながら、「お母さん」と言ったんです。それを見て、呼ぶのがイヤなわけではなくて照れているだけなんだな、と感じたので、無理して言わせるのではなく、彼のペースで呼んでくれたらいいなと思いました。

今は、なんと呼ばれているのですか?

今でも、家では「まりちゃん」と呼ぶことが多いんですけど、「ママ」とか「お母さん」と呼ぶときもあります。もともと「まりちゃん」からスタートしたので、それが一番呼びやすいのかもしれないですね。あまり呼び方にはこだわらなくなりました。

息子さんと、初めて二人でお出かけしたときのことを教えてください。

家族でハロウィンのイベントに参加したあと、旦那さんがそのまま仕事に行くことになったので、長男と二人で帰ったんです。それが初めての、二人でのお出かけですね。

二人で電車に乗ったら、前に座っていた人に気付かれたんですよ。「あれ、おかもとまりじゃない? 最近、子どもができたってニュースになってたよ」と話しているのが聞こえてきて(笑)。

なぜか、それを聞いたときに「長男とはすっかりお母さんと息子の関係だな」と感じたんです。

育児が始まって、楽しい、嬉しいと感じたことを教えてください。

おかもとまり
嬉しかったことは、旅行に行って長男とくっついて眠ることができたときです。長男は、出会った頃から自分の部屋で一人で寝る子だったんです。だから一緒に生活するようになっても、一緒に寝ることがなくて寂しかったんですよ。でも旅行に行ってお布団を敷いてもらって、長男に「一緒に寝よう」と言ったら、喜んで私の布団に来て、腕枕で寝てくれました。そのときはすごく嬉しかったですね。

最近は、次男が生まれて「弟と一緒に寝たい」と言って、私たちと一緒に寝ることも増えたんですけど、基本は一人で寝るんです。旦那さんに聞いたら、旦那さんも小さい頃からそういう子だったらしくて、そこは旦那さんに似ているみたいですね。


とても前向きに育児に取り組むおかもとさん。お子さんとの出来事をひとつひとつ大切に覚えているのですね。次回も引き続き育児についてのお話を伺います。お楽しみに。

取材、文・上原かほり 撮影:chiai

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