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買ってもすぐになくす学用品、自己管理できる秘訣は?

Notebook and School Supplies子ども「ママ鉛筆買って」
ママ「3日前の日曜日に買ったばかりなのにどうしたの?」
子ども「どこかへいってしまってなくしちゃったみたい、新しい鉛筆を買ってきて」
親子でこんな会話のやり取りをしたことは一度や二度ではないかもしれません。今回のお子さんの言葉からは、自分の物をなくさないようにしようという気持ちが感じられませんよね。とくに学校で使う学用品は、なくしてもママにいえば「また買ってもらえるから大丈夫」なんて考えている子が多いからかもしれません。では、子どもが学用品をなくさないためにはどうしたらいいのでしょうか? 整理収納アドバイザーの江間みはる先生にお伺いしました。ema_miharu

小学2年生のクラス、5日で落とし物が52個。誰も名乗り出ないワケは……

子どもが学校で使う鉛筆などをすぐになくしてしまうことで、困っているママはたくさんいそうですね。先日、我が子の通う学校にいったらこんなことがありました。
職員室前を通ると、いくつもの長机が置かれていて、そこには鉛筆、鉛筆削り、定規、コンパス、分度器などの学用品がズラリと並べられていました。さらには靴下や手袋、トレーナーなどもありました。この机の上に置いてあるものは、全部落とし物です。

聞くところによると、2年生のあるクラスでは2学期が始まって5日で52個もの忘れ物があったそうです。担任の先生が「これは誰のですか?」と、忘れ物を一つずつ聞いても誰一人名乗り出てきません。いつまでたっても忘れ物が減らない原因は、一人ひとりが自分の持ち物に名前を記入していないからです。自分の物だという自覚が持ちにくい環境、それは自分の物と友達の物との区別がついていない、ともいえますよね。そのためにもまず自分の持ち物には必ず名前を書くこと、これは大前提です。

しかし、それ以上に問題なのは「なくしてもまた新しいものを買ってもらえばいいや」という環境ではないでしょうか。親も、学用品がなくなったら授業に差し支えるだろうとの思いから、つい新しいものを買ってしまいがちですよね。

子どもは困った状況になってはじめて学び、物の管理の大切さに気づきます。なくしたらすぐに新しいものを買い与え続けていては、自分のものを管理することの大切さに気がつかないままかもしれません。自分の持ち物を子ども自身が管理できるようになるためにはどうしたらいいのでしょうか?

「自分専用の文房具セット」を作れば持ち物管理ができる

この問題は学校だけではなく、家庭でも起こりますよね。まずはじめに「自分の物をなくさないようにしよう」と子ども自身に自覚してもらうためにも、家庭で使う「自分専用の文房具セット」を作ることをオススメします。

用意するもの

連絡帳などをいれるチャック式のケース 1つ
普段良く使う文房具
(ハサミ、のり、セロハンテープ、ホチキス、ホチキスの芯、定規、三角定規、分度器、色鉛筆、クレヨン、コンパス、カラーペン、名前ペンなど)※一例

文房具セットを作るときに注意することは、2つあります。

①自分だけが使う文房具をそろえる

19449455_1071560636308484_362392112_o1つ目は、最初に「自分専用」とついてる名前の通り、子ども一人だけが使う物とすることです。文房具を新しく購入するのもおすすめです。自分で選んで買った物は愛着もわきやすいですよね。子どもの好きなキャラクターデザインにするのもいいのではないでしょうか? 普段その子がよく使う文房具はなにかを考えて、必要なものを選びましょう。ここで大切なことは「子ども自身が自分で選んで決める」ということ。ママが使う文房具ではなく、自分が使う文房具なのですから。

②マスキングテープを貼れば一目で「自分のもの」がわかる

IMG_38852つ目は、自分の文房具だとわかるようにしておくことです。同じマークシールやマスキングテープをすべての文房具に貼っておきます。そうすることで、うっかり置き忘れても一目瞭然で自分の物だとわかりますよね。
これで「これだれの?」と家族にいちいち聞きにまわらなくてすみます。

小学校に許可を得て、このことを一枚のプリントにして2年生の各家庭に配布しました。後日、3人のお子さんを育てているお母さんから嬉しい報告をいただきました。

『兄弟それぞれの文房具セットを作るためにお店にいきました。子どもたちが自分で選びたいというので選んでもらったら、自由に選べることが嬉しかったようです。それからは、使った物を自分で戻し片付けるようになりました』

子ども自身が物の管理ができるようになるために、まずはおうちで自分専用の文房具セットを作ってみてはいかがでしょうか。

文・間野 由利子