talentcolumn

つるの剛士:第6回 自分のことが大好き。そう思えるように育ててくれた両親に感謝しています

第6回は、つるのさんを育てたご両親についてお話を伺っていきます。4人兄弟の長男として育ってきたつるのさんが、大家族のパパになったワケとは? 仲睦まじいご両親の姿から学んだ、つるのさんの「理想のパパ像」とは? 心あたたまるエピソードをたっぷりお聞きしました。

■家族への愛があふれて仕方がないといった感じのつるのさんですが、これは4人兄弟という環境やご両親からの影響もあるのでしょうか

僕が結婚生活というものに憧れたのは、ずっと両親の姿を見ていたからなんです。
夫婦仲がよくて、常に協力し合っていましたね。もちろんケンカをしていることもありましたけど、僕は両親の様子を見ていたからこそ、早くから「自分も家庭を持ちたい」という気持ちを持ったんだと思います。うちの兄弟はみんな子沢山で、両親は孫が14人もいるんですよ。やっぱりそれは、兄弟たちも自分と同じように両親の姿を見てきたからじゃないのかな。
つるの剛士

■つるのさんに影響を与えた、ご両親の印象深い言葉はありますか?

僕って、自分のことが大好きなんですよ。ナルシストとかではなくて、「俺っていいな」って、心から思っている。そう思えるように育ててくれた両親には本当に感謝しています。
自分が親になったときに、「両親は僕のことをどんな風に育ててくれたのかな」ということが気になってきたんです。いろいろ振り返ると、厳しくしつけをされたわけでもなく、勉強しろと言われたわけでもなくて、ただ、いつも言ってくれていたのは「パパとママの子どもなんだから大丈夫だ」という言葉。人生のなかで凹むことがあったときも、その言葉があったからこそ乗り越えられてきたことがたくさんあります。

■そんなご両親の子育てへの姿勢が、ご自身の育児にも活きているのでしょうか

親が何を言っても子どもは「なるようになる」ので、大事なのは別に育児がどうとかではなく、「自分がどう生きるか」なんだと思います。オムツ替えをしなきゃいけないとか、料理がうまくなきゃダメだとか、そういうことではなくてね。親がどれだけちゃんと生きているかという背中を、子どもたちは見ているんだと思うんですよ。
ただ、それが正解かはわからないので、将来子どもたちに聞いてみたいです(笑)。「これでよかったかな?」って。でも僕はやっぱり、そういう子育てしかできないですね。両親からそういうふうに教わってきたから。

■ご両親の背中を見て「結婚」「夫婦」に憧れるというお話は、とてもステキですね。つるのさんと同じように、お父様もお母様が大好きでたまらない……という方だったのでしょうか

今では僕も奥さんにやりますけど、子どもの前で父ちゃんが母ちゃんのおしりを触ったりとか、よくしていたんですよ(笑)。当時は僕らも「キモッ」とか言っていた気がするんですが、父ちゃんはそれを僕らに見せびらかしたかったんじゃないかな……。そういう父ちゃんが好きでしたね。そういう部分のおかげで、僕も夫婦というものに憧れを抱いたわけですし、今は「父ちゃんと母ちゃんの子どもに生まれてよかったな」と思います。
父ちゃんは数年前に亡くなってしまったんですけど、最近、自分が父ちゃんにそっくりだなと思うことが増えてきたんです。人としてはすごく尊敬してるんだけど、喋り方も声も似てきたのは、ちょっとやだなぁ(笑)。やっぱり、DNAは嘘つかないですよね。

■今後、つるのさんご自身は、父親としてどんな姿をお子さんたちに見せていきたいと思っていますか?

つるの剛士
僕は、一生懸命自分の夢を追いかけていくしかないと思っています。僕自身が「うちの両親はすごいな」って思えるのは、2人がすごく丁寧に生きてたからじゃないかなと感じているから。
これまで散々“おバカ”と言われてきたんですが、最近「勉強したいな」という気持ちになって、塾に通っているんですよ。今はそれがすごく楽しいですね。仕事にしても、いろいろやりたいと思っていることがたくさんあるんだけど、将来的には、子どもたちに「パパ、かっこよかったよね」と言ってもらえるような姿を見せたいな。
両親に言ってもらった「パパとママの子どもだから大丈夫だ」という言葉を、僕も子どもたちに言っているんです。だから根拠がないにしても、子どもたちに「あんなふうに言ってくれたパパとママってやっぱりすごいんだな」と思ってもらえるように……ずっと努力はしていきたいと思っています。


次回は、つるのさんが取得したことで話題となった、「育児休業」についてのお話を伺っていきます。お楽しみに! 

取材・文:上原かほり 撮影:chiai
衣装協力:ikka、KINGLY MASK
スタイリスト:佐藤慶明(go ahead)