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はなわ:第7回 子どもたちを幸せにするという目標に向け、タッグを組む相棒です

第7回となる今回は、ママとなった奥さまについて。とぼけた言動ではなわさんのネタにされることもある奥さまですが、そこはやはり男の子3人のママ。以前に比べてかなりたくましくなられたようですよ。
はなわ

基本的に子どもは怒らない。「こうしてほしい」も言いません

■育ち盛りの3人の男の子をもつ奥さまの苦労って、並大抵ではないですよね?

そうですよね。だからすごく感謝していますよ。常にフォローしなきゃとは思っていますし、具体的なところでいえば家にいるときの洗い物は全部します。あとは子どもの送り迎え、ご飯作りの手伝い、子どもたちを連れ出して「家で休んでいていいよ」っていうのもします。

■ママになってから、奥さまは変わりましたか?

変わりました! こんなに子どもを怒ったりできる人なんだ!っていう驚きが、一番ですね。もともと天然ボケというか(笑)、数々のボケ伝説を持つ嫁さんなんですよ。なのでちゃんと子育てできるのかな?って気持ちもどこかにあったんですけど、子どもにはちゃんと言いますね。怖いです(笑)。めちゃくちゃキレたりもするので。手も出ます(笑)。
いつだったか、近所の方が「こんにちは」ってあいさつしてくれたのに、子どもが無視したのを見たときなんて……。我が家では「あいさつは絶対にする」っていうのは、常に言い聞かせていることのひとつなんです。だから……すごく怖かったですよ。

■男の子のママって、自然と強くなっていきますよね

僕も怖かったです(笑)。なので、そのあと僕が子どもをフォローして、「かわいそうだったな」とか言ってやったり。僕はいいところどりですよね(笑)。僕は子どもを、基本的には怒らないんですよ。自然とそういう役割分担になったというのもありますし、今は僕がずっと佐賀にいられるわけじゃないので距離のせいもありますね。それが今はうまく作用していると思います。
ただ僕がキレたらヤバイというのは、子どもたちもどこかで感じているみたいで。だから「ママで止まっているうちは、まだ大丈夫」というのはわかっていると思います。

■強くなった奥さまへの気持ちに、変化は感じますか?

愛とか恋とかっていう時代もあって、そこから一緒に子育てをする関係になって。今は本当に、お笑いでいうコンビみたいな感じなんですよ。僕は相方がいないからよくわからないですけど、仲がいいとか悪いとかを超越した次元の絆というか。子どもたちを育てて幸せにするという大きな目標に向かって、タッグを組んでいる感じですね。相棒、バディっていうのかな?

■今、そのチームワークはいかがですか?

はなわ
よいと思いますよ。唯一ケンカをしそうになるのは、やっぱり子育てに関することなんです。でも、それも僕が引くようにしています。子育てに関しては、パパは口を出しちゃダメだと思います。お互いが子どものことを真剣に考えた上での対立ですけど、パパはママほど子どもと一緒にいないから。絶対にママのほうが子どものことを理解していますからね。
もっといえば”オヤジの理想”なんて違うと思うし、親の願望やエゴを子どもに押し付けるのはナシだと思います。だから僕、そういうのはまったくないんですよ。僕自身も父親に言われたことがないから。「ああしろ、こうしろ」とか「勉強しろ」さえ、父親から言われたことがない。それは弟(漫才コンビ「ナイツ」の塙宣之さん)もそうなんです。
数ある職業の中でたまたまふたりとも芸人になりましたけど(笑)、ウチのオヤジが超マジメなサラリーマンだったからだと思います。その姿を見ていて「大変そうだな」「楽しいのかな」なんて思っていたんでしょうね。なので自分の仕事を考えたときに、「楽しくて生きがいを感じられる仕事がいいな」って。もちろん今になってみれば、オヤジのスゴさがよくわかるんですけどね。

■お子さんたちもはなわさんの姿を見て、何か感じていることがあるかもしれませんね

そうそう。今はわからないかもしれないけど、僕のようにいつか大人になったときに「こんなんだったな」って思ってくれればいいかな。今、うちの子たちは柔道をやってますけど、急にやめて……たとえば「俳優になりたい」とか言い出しても(笑)全然OK!って思います。ま、もちろん「それは困るな」って内心思いますけど。でも自分がやりたいことをするのが、一番ですから。


なぜご夫妻が仲よくしていられるのか、その秘密がわかったような気がしますね。
次回はついに最終回です。はなわさんから読者のママに向けてどんなメッセージが聞けるのか、どうぞお楽しみに!

(取材・文:鈴木麻子 撮影:chiai)