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山根良顕:第7回 奥さんが「幸せ」って思えるようにしてあげたい

山根さんへのインタビューコラムも、残すところあと2回となりました。第7回は、産後の奥さんへの愛情について、山根さんの考えをお聞きしました。また、パパとして“仕事と育児”の両立をどのように考えるのでしょうか?

産後は妻が“女性”から“ママ”へ変化するので、出産前に比べると夫婦がラブラブでなくなるケースが多いと聞きます。山根家でも産後に変化はありましたか? 奥さんにどのように愛情を表現しますか?

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付き合っている時と、あまり気持ちに変化はないですね。今も、できることなら2人で出かけたいと思うし、奥さんの実家に子どもを預けて2人でご飯食べに行ったりもしています。

ただ、“愛情表現”というと難しいですね。結婚すると財布が一つになるから、例えば“サプライズのお花を買う”のも家のお金だから。プレゼントを買ったりするのが難しくなっちゃったんですよね。奥さんが節約をしてくれているので、勝手に大きな買い物したりするのは違うと思って。

その代わりに、仕事の帰りにコンビニでアイスを買って帰ったりすることはあります。そして、言うのは恥ずかしいけれど、僕は家の中で奥さんにくっついてるんです。奥さんには「やめてよ」って言われちゃいますけど(笑)。

“ママ”になった奥さんとの関係に変化を感じますか?

結婚して、2人の間に子どもができて、結びつきはより強くなっていると思います。結婚する前から今も変わらず大好きで、2人でどこかに行きたいし、常に遊びたいという気持ちもあります。でも今は、子どもをひとりにしておくことはできないし、せっかくの休みなら家族3人で過ごしたほうが楽しいと思います。そうはいっても奥さんと、2人で過ごす時間も欲しいなとも思うんですよね。
娘はもちろん大事だけど、僕が好きになって、狙ったのは奥さんだし(笑)。その人を逃すわけにはいかないっていう気持ちは増していますね。奥さんのことが、どんどん大事になっているのは感じています。プロポーズで伝えたように「この人を幸せにしよう」と、彼女の人生の責任を取るつもりで「結婚してくれ」って言ってますから。奥さんが「幸せ」って思えるようにはしてあげたいなと思うんです。

お子さんが生まれて、芸人として、パパとして、“仕事と子育ての両立”という部分で意識に変化はありましたか?

飲みに行く時間はめちゃくちゃ減らしました。結婚する前は、飲み会にも行きたいなと思っていたし、行くことで仕事に繋がれば良いなと思っていたんです。今でも思うのですが、そういうことなしで仕事も取れないとダメかなと思うようになりましたね。そうすると、現場で頑張って結果を出そうと思うじゃないですか。

飲み会でのコミュニケーションも大事だとは思うけど、現場で結果を出すために、さらに仕事に集中できるようになりました。

芸人パパ同士で子どもの話をしますか?

しますよ。サンドウィッチマンの富澤さんとは、「子どもの髪が生えてこないんですよね」って話をしたり、最近は後輩芸人もパパになる人が増えたので、こういう風にしてあげたら良いよ、という話を、聞かれた時はしますね。

山根さんが、後輩芸人さんに「出産祝い」を贈るとしたら、何を選びますか?

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プレゼントすると考えると、すごく難しいですよね。他の人から貰っていたり、自分たちで買っていたりして家に同じ物が何個もあるっていうことありませんでした?(笑)。本当はオムツとか消耗品のほうが良いですよね。そうなると、ギフトカードのほうがありがたいなと思うんですよね。金額を考えなければ、僕が使って一番助かったのはチャイルドシートのMaxi-Cosi(マキシコシ) ですね。高かったけど、本当に買って良かったです。チャイルドシートにもなるし、外にご飯を食べに行った時に、座敷みたいなところだと寝たまま外して置いておけたし、とにかく使えましたね。付けるのも外すのも簡単ですしね。そして、Maxi-Cosi(マキシコシ) に包まれている赤ちゃんって、めちゃくちゃかわいいんですよ。

そうなんですね! ほかに「これはないと困る!」という育児グッズはありますか?

抱っこ紐のエルゴには相当助けられましたね。あれならすぐに寝るからね。エルゴも二つ買ったんですよ。最初に買ったのはデザインで選んだんですが、向かい合う抱っこしかできないタイプで、途中で前向きに抱っこできる物を買い足しました。将来的にもう一人産まれたら、元が取れるだろうということで買いました。エルゴってすごいですよね。考えた人は天才だと思います。ほかに育児グッズで便利だと思ったのは、キューブのミルクと、レトルトの離乳食ですね。旅行などで出かけるときに、すごく便利でしたね。


山根さんのおすすめするMaxi-Cosi(マキシコシ)が途端に気になってきてしまいました(笑)。育児グッズにもいろんな商品があって、本当に便利な世の中ですね。そして、奥さんが「幸せ」と思えるようにしてあげたいと語る山根さんからは、お子さんだけでなく奥さんも本当に愛していることが伝わってきますね。さて、次回はとうとう最終回となりました。最後までお見逃しなく!

(取材、文・上原かほり 撮影:泉三郎)

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