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山根良顕:第5回 “オムツ替え”が一番の衝撃でした

「できることはなるべく自分が担当する」と育児に対する姿勢を語った山根さん。最初に衝撃を受けたという“オムツ替え”についてや、奥さまとの育児の役割分担についてお話を伺いました。

“帝王切開”について、山根さんが感じたことを聞かせてください

多くの人が、帝王切開がどんなに大変かということを知らなすぎるなと感じました。帝王切開はお腹を切っているわけですから本当に大変な出産だと思います。僕、手術が終わった後の奥さんの辛そうな姿はたぶん一生忘れられないと思うんですよ。歩くのもしんどそうだったし、さらに赤ちゃんのお世話をしなくちゃいけないしで、本当に大変。麻酔をするから「究極の無痛分娩だ」なんていう人もいると聞いたことがあるんですが、終わった後のしんどさを見ていると、「がんばってくれたんだな」という感謝の気持ちでいっぱいになりました。
妊娠や出産を見ていると、女性は本当にすごいなと思います。男は何も経験しないじゃないですか。代わってあげたいとは思うけど、もちろん代わることはできないし……。

産後の奥さんになにか変化は感じましたか?

妊娠中から感じていましたが、産んでからはますます、優しそうな感じになったなと思います。子どもを見ている表情がすごく柔らかくなりましたね。

お子さんが生まれて、山根さんが一番初めに担当したことはなんですか?

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一番初めは、抱っこですかね。その後、すぐに沐浴もやって、ミルクもあげて、オムツも替えました。僕は、オムツ替えが衝撃だったんです。初めて胎便(※)を見た時は「こんな真っ黒いのが出るんだ」と驚いたし、それ以降出るのも“緑色の柔かいウンチ”だったり(笑)。想像もしていなかったから「こんなのが出るんだ」とすごい衝撃でしたね! 男の子だったらさっと拭けるけど、女の子はちゃんと拭かなきゃいけないし、拭き方もバイ菌が入らないようにしなきゃいけないとか、教えてもらうまで知らなかったです。だから、僕は数あるお世話の中で“オムツ替え”が一番の衝撃でしたね。

※胎便(たいべん)=生まれてきた赤ちゃんが最初に出すうんちのこと

ウンチの時もオムツ替えをするんですね。

取材を受けると、「ウンチでもオムツを替えますか?」という質問をよくされるんですけど、当然替えるし、ウンチだからってママを呼ぶ意味がわからない。「できるし!」って思うんですよね(笑)。

そんな山根さんが、「これはできなかった」というものはありますか?

“爪切り”ですね。爪切りだけは奥さんのほうが上手なので任せています。あれ、怖いんですよね。チャレンジはしましたし、実際子供の爪を切ったこともあるけど、いまだに怖いですね。

寝かしつけはどうですか?

我が家では、寝かしつけは僕の当番です。うちは、たまたまミルクでもOKな子だったので、寝かしつけは赤ちゃんの時から僕が担当していました。最近は寝る時間になると子供がママに“おやすみ”して、僕と一緒に寝室へいきます。それから、寝る前にミルクを飲んで、トントンしながら歌を歌っているとすぐ寝ますね。

どんな歌を歌うんですか?

「子守り歌」とか「きらきら星」とか、「ABCの歌」とか。なんとなく歌っていると、静かになって、気が付くと寝ていますね。たぶん子どもによって違うと思うんですが、うちの子は寝ると起きないんですよ。

パパだと寝てくれないと悩むママも多いので、すごくうらやましいです

いま今Eテレの「すくすく子育て」に出演させてもらっているので、子育ての知識が自然と入ってくるというありがたい環境なんです。そこで先生の話を聞いていると、パパが面倒を見ていてもうまく懐かないケースの相談が多いんです。それに対して、先生が「オムツ替えの時に、(パパは)話かけていますか?」と質問することがよくあって。パパって、オムツを替える時はそのことに必死になっているから、赤ちゃんに話しかけたりしてないことがよくあるみたいですね。僕自身そういうことは自然とできていたのですが、先生の話を聞くと「なるほど」と思いますね。

そうだったんですね! ここまで育児に積極的に関わる山根さんは、パパの鑑ですね!

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つわりや出産の時の辛さを考慮すると、とはいえ、まだ僕ができることはたくさんあると思うんです。つわりがあんなに大変なことだとは本当に知らなかったので……。ドラマとかで見ていた“つわり”と、実際のつわりって、全然違うじゃないですか。
つわりって、一回、ウッとなって吐いたら終わりだと思ってたのに、まさかあんなに続くなんて! と思ってびっくりしましたもん。それを考えると、まだまだできることはありますね。夫婦で子育てしているなら、当然ふたりで分業したほうがいいかと思うんです。昼間は奥さんが見てくれているわけだし、ずっと一人で面倒を見るのも大変だと思うんですよね。


帝王切開後の奥さんの辛そうな姿が忘れられず、もっと自分の担当すべきことはあると語る山根さん。寝かしつけを担当してくれるなんて、本当に助かりますよね!さて、ステキな山根さんのコラムも残りわずかとなりました。次回も、お楽しみに!

(取材・文:上原かほり 撮影:泉三郎)

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