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『むすメモ!』は育児中ママが一度は感じる気持ちを描いてくれたコミックエッセイ

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絵のタッチがかわいいことと、筆者と同じ出身地ということを知り、読み始めたのがつかさちずるさんの四コマ漫画でした。この「むすメモ!」は、妊娠から娘さんの出産、そして2歳までの日々がまとまった一冊です。

初めての育児、その時々にぶつかる壁を必死に乗り越えてきた2年半。そのときは辛くて仕方なかったことも、過ぎてしまえば良い思い出・・・なんてことも増えてきたのは、ようやく最近のことです。育児の中で辛いなぁ、大変だなぁという時期を支えてくれた存在の中には、子育てコミックエッセイがありました。産後脳で活字離れになっていた私が、育児の日々で唯一読んでいたものです。

 

「あぁ…、乳首が痛いのって私だけじゃないんだ!」

「母乳で悩むのって普通なんだ!」

「みんな、眠くて、眠くて辛いのかぁ」

この、「私だけじゃないんだ!というか、みんな同じ辛さを乗り越えてるんだ!」とわかるだけで、気持ちが本当に楽になるんです。

産後、ホルモンバランスが崩れ、夫にもイライラ…。「わかって欲しい人がわかってくれない…」という気持ちが心の中から溢れそうになった時、同じ気持ちで悩みながら子育てをしているママがいる(仲間がいる!)と思えるだけで、ほっこり救われた気持ちになれるのが、コミックエッセイの最大の魅力だ!と、この2年半でたくさんの本を読みました。

そして、この「むすメモ!」にも、読んでいてウルウル…。わかるよ~!わかるよ~!この気持ちを書いてくれて、ありがとう!!!!という回があります。

「わたしだって仕事だけやりたい」

「もうイヤだよ!!がんばれないよ」

このページを見ただけで涙腺崩壊しちゃう状況のママ、きっといると思います。我が子はかわいい。こんなに愛おしい存在を初めて知って、どんなことでもしてあげたい。してあげる!と思ってママになったけど…。ママだって完璧な人間ではないから、時々糸が切れてしまうことがあるんです。

産後、自分の体調も回復する前から、ひと時も目を離せない存在を必死に守っているんです。ずーっと神経を張りつめて、睡眠を削り、母乳を与え、寝不足の中で哺乳瓶を消毒し、ミルクの温度を調整しながら何度も夜中に起きる日々。

そんな中で、「おかあさんやめたーい!」となる気持ち、わかります。

「子育てで悩んだことはないし、辛いと思ったこともない」というママさんもいるかもしれません。どちらも、間違っていません。どちらも正しいんだと筆者は思います。

“おかあさん”をやっていく中で、その人の性格とか、感じ方とかってママの数だけあって当然。だから、こういう気持ちを感じた自分を責める必要はなくて、むしろそういう自分の気持ちを受け止めながら、おかあさんとして成長していけたら良いな、と ちずるさんの四コマ漫画を見ていると勇気と元気をもらえます。(アンパンマンみたいですね!)

ちずるさんの四コマには、上手なストレス発散法や、気分転換法、気持ちをポジティブになれるヒントがたくさん詰まっています。

「こんな風に泣いた日々があったなぁ」という気持ちで、筆者はこの本を読んでいますが、これから出産を控えているプレママや、まさに!乳首の痛みに耐えているママ、頑張ってるのにー!という気持ちが溢れそうなママにおススメしたい一冊です。

赤ちゃんが昼寝をしている時間に、美味しいお茶を飲みながらこの本を読むだけで、「おかあさん」のパワーが回復すること間違いなしです!

ライター 鈴木じゅん子

『むすメモ! 妊娠中~2歳』※画像をクリックしてamazon商品ページへ

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著者:つかさ ちずる

出版社: 株式会社メタモル出版