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感情的に怒るママに小学生娘から異議あり!ケンカのあとは……

毎日のように子どもを叱るママは多いと思います。私もなるべく心穏やかに子育てをしようと心がけてはいましたが、2歳を過ぎてしつけが増えたあたりから、叱ることが増えました。

「叱ると怒るは違うので、怒らずに叱りましょう」と書いてある育児書もありますが、親も生身の人間。なかなか冷静に必要最低限の言葉で叱るのが難しい日もあり、つい感情的に怒ってしまった日は、あとで自己嫌悪に陥りました。
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叱ったのではなく怒ってしまった日のことを、娘は「ママとケンカした」と言います。娘の表現はある意味、正しいのかもしれません。躾のつもりが冷静さを失っているのですから……。

ママとケンカした日の想い出

「昔、ママとケンカしたとき、ケンカのあとにベランダで影絵をしたでしょ。あれがすごく嬉しくて、楽しくて……」

と現在8歳の娘が言いました。

娘が5歳だったある日、何が原因だったかは忘れてしまいましたが、かなり感情的になってしまって「ケンカ」状態になり、どう収集していいかわからなくなりました。そして理由はさておき、夜のベランダに出て、椅子に抱っこして、壁に影絵をつくって遊んだのです。憶えていたんだ……。そして、そんなに楽しかったんだ。思いもよりませんでした。
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娘「あの日からね、わたし、素直にごめんなさいっていうようにしたんだよ」
そう、娘はとても頑固。「ごめんなさい」ということは全否定されて負けることのように思って、ガンとして謝らない子だったのです。それが、ある日急に「ごめんなさい」と謝るようになったと感じていました。まさか、あの影絵がきっかけだったとは……。
娘「ケンカしたあとに、楽しい時間があって、そのとき、これからはごめんなさいって言えるかなって思えて、言うようにしたの」
5歳の子がそんなことを考えて自分の行動を変えていたとは。8歳になっての告白に驚きました。

ケンカ自体について議論できる今

娘「でもね、今はケンカしたあと、ごめんなさいっていっても、パパやママに、本当に悪いと思ってるの? と聞かれるときがあって、それがとても悲しいの。信じてくれないのが悲しいの。あの頃と違う」
確かに、「本当に悪いと思って謝ってるの? 言ってるだけじゃないの?」と言ってしまった日もありました。ありがちです。でも娘は当時から悲しい気持ちは持っていたんですね。
私「わかった。謝ったときに、本当にそう思ってるの? と聞くのはやめるね」

ケンカについて話ができる今。もはや単なる不毛なケンカとはならないようです。むしろ娘の方が冷静かも。

嫌な気持ちのまま寝るのはやめることに

娘「それから、ケンカの最後にまた影絵みたいなことをしてから寝たい。悲しい気持ちのまま寝たくない」
そんな提案がありました。他のご家庭でもある「黙って抱きしめる」「大好き大好きと100回言う」といった強く叱ったあとのフォロー。娘に最も有効な方法は、影絵だったようです。しかし今は引っ越してしまい、ベランダには影絵ができるほどのスペースがありません。

そこで、私と娘は感情的にバトルしてしまった日、ベランダからしゃぼん玉をすることにしました。しゃぼん玉の良いところは、嫌な気持ちが空に飛んで消える、という視覚イメージがあること。そして無意識に、息を長く吐くという行動が深く息を吸うことにつながり、深呼吸となって落ち着けるところです。
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ケンカの後の嫌な気持ちを発散させる方法はご家庭によっていろんなやり方があると思いますが、しゃぼん玉もなかなかいいですよ。

文・yuki イラスト・ちうね

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