<私はアッシー?>「安全面は節約NG!」わが身を守るため、義弟に……「告げ口」?【第4話まんが】
前回からの続き。これは数年前の話です。私の名前はフミ。夫カイトと1歳になる娘のサナと、とある地方で暮らしています。実家と義実家も同じ市内にあり、どちらも車で20分ほどの距離。
この度、夫の弟リクくんの結婚式に参列することになりました。娘がまだ小さいということもあり、東京都内の式場まで車で行くことにした私たち。しかし義母から、「エミコ姉さん(夫の伯母)の家族も乗せてあげて」と頼まれます。モヤモヤした気持ちを抱えながらも、運転する夫が了承したので、反対はしませんでした。しかしその後、義父もお酒を飲みたいとの理由から、夫は義実家の車を運転することに……。代わりにウチの車は私が運転するよう言われてしまったのです。私は自宅近くでしか運転ができませんし、高速も乗れません。「絶対ムリ!」と夫に猛抗議したのですが、まったく聞いてくれず……。そこで私は、リクくんに直接相談することにしました。
とある休日の午前中。私は意を決して、リクくんにメッセージを送りました。
メッセージを送ると、すぐにスマホが鳴り響きました。リクくんが慌てた様子で、音声通話をかけてきてくれたのです。リクくんには、こちらの状況がまったく伝わっていなかったのです。
「リクくんの結婚式という晴れの日になにかあったら大変と思って……」と私は少しおおげさ感を出しながら話してみました。すると「本当にごめんなさい! 僕から母と兄さんに『フミさんには絶対送迎させないで』って言います!」リクくんは私の気持ちをよく理解してこう言ってくれました。まさかこんなにうまくいくなんて……! 私はほっと胸を撫でおろしました。
リクくんと電話で話した日の夜、義父からもお詫びの電話がありました。それに、義母にもちゃんと話したから安心してくれという内容でした。
義母は義父にしっかり絞られたようです。
義父がエミコさんたちにも「できれば新幹線で」とお願いしたら、「車で送ってもらうのは申し訳ないなって思っていたの。新幹線のほうがいいわ」とエミコさんたちの気持ちも聞けました。「いろいろ話がごちゃごちゃして申し訳ない」と、義父は何度も私に謝ってくれました。
リクくんに告げ口したことについて、義母に後からイヤミを言われるかもしれませんが、それでも事故を起こしてしまうより良いです。
話はここで終わりません。今度はわが家で、夫をしっかりと絞る番です。
「これからは相談なしに勝手に決めないで。次こんなことがあったら実家に帰るからね!」頭を下げながら謝る夫を見て、少しだけスッキリしました。
今回は無事に車送迎を回避できましたが、このことをきっかけに、義母には安全にかかわる部分の節約はやめてもらいたいです。遠距離移動をするのなら、運転に慣れている人、もしくはプロにお願いするべきです。それこそバスをチャーターするなど、いろいろ方法はあったはずなのに、ムリヤリ身内にやらせようとしたのはよくなかったですよね。結果、多方面に混乱を招いてしまいました。今後私も同じようなことがあったなら、節約のしすぎで安全への配慮を損ねていないかしっかり注意したいと思います。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・大島さくら 作画・Ponko 編集・横内みか