<30歳のおばあちゃん!?>「年上とのセレブ婚!」いきなり男子高校生の母に……?【第1話まんが】
これは数年前の話です。私は28歳のユウナ。とある地方で働く会社員です。この度、数年ぶりに彼氏ができました。彼の名前はジン。仕事は、高級ダイニングバーの経営者をしています。一回り年上ということもあり、いろいろな世界を知っているジン。デート中のリードもすごくスマートです。私はあっという間にジンに夢中になり、次第に結婚を意識するようになります。そしてついにジンからプロポーズを受けたのですが……。
交際半年になる彼、ジンから感動的なプロポーズを受けたとき、舞い上がるほど嬉しかったのです。しかしそれと同時にジンからは思いもよらぬ告白を受けました。なんと彼には息子(アスカ)がいて、いまも一緒に暮らしているというのです。
ジンの話によると、別れた奥さんが引き取りを拒んだため、アスカの親権はジンへ。アスカはジンのお母さん(アスカにとってはおばあちゃん)がほとんど親代わりのように育ててくれていたそうです。ジンは仕事が忙しかったこともあり、ほとんど別居に近い親子関係だったのだとか。けれど2年前、ジンのお母さんが亡くなったことと、アスカの高校入学が重なり、はじめての父子ふたり暮らしが始まったといいます。私は平然を装いましたが、正直かなりショックでした。
プロポーズを受けて以降、何度かアスカに会わせてもらいましたが、まったく打ち解けられませんでした。
私が一生懸命に話しかけてもなかなか会話すらしてもらえませんでした。こんなことでこれから一緒に暮らしていけるのか、不安で仕方ありませんでした。
それに、私が何か話しかけようとしても、フイッとどこかへ行ってしまうのです。父親であるジンは「高校生男子なんてあれくらいそっけないものだから心配いらないよ」と言うけれど。
「こんなに歳の近い私が継母になるなんて、そりゃあ、いやだよね……」と、ジンくんが私を避ける気持ちもよくわかります。そして私の実家でもこの結婚は反対されていて……。
普段から厳格な父。そして常に父の顔色を伺って亭主関白な夫をたてているような母です。「12歳も年上なんてやめなさい!」「17歳の息子がいるなんて聞いてない!」「ユウナはまだ若いんだから!」と案の定、両親もこの結婚には猛反対でした。
私はいままで両親のおかげで何不自由なく裕福に育ってきました。就活のときも父を頼って、苦労を知らずここまで生きてきました。両親はこの結婚をあきらめるように私を説得してきました。
父には世間知らずと罵倒されました。しかしジンとの結婚を運命だと信じていた私は「これが私の幸せなの!」と、必死に伝えます。しかし両親は最後まで、私の結婚を許してはくれませんでした。
私は、家出同然でジンのマンションに転がり込み、そのまま結婚。そして忙しいジンのサポートをしたいと考え、結婚と同時に仕事も辞め、専業主婦になったのです。そのとき私は、これから私の身に起こる驚くべき出来事を想像すらしていませんでした。いまから考えると私は父の言う通り、本当に世間知らずな娘だったのです。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・大島さくら 作画・まゆか! 編集・横内みか