<30歳のおばあちゃん!?>高2息子のカノジョが……妊娠!新婚なのに同居スタート【第2話まんが】
前回からの続き。これは数年前の話です。私は28歳のユウナ。数年ぶりに彼氏ができました。
彼の名前はジン。私より一回り年上で、仕事は高級ダイニングバーの経営をしています。そしてついにジンからプロポーズを受けました。舞い上がるほど嬉しかった私は、ジンとの結婚を快諾。しかしそれと同時にジンからは思いもよらぬ告白を受けました。なんと彼には息子(アスカ)がいて、いまも一緒に暮らしているというのです。両親には猛反対をされましたが、私はジンとの幸せな未来を信じて結婚しました。
ジンが一回り年上なことや17歳になる大きな息子がいることなどを理由に、ジンとの結婚は私の両親に反対されていました。私の結婚は親から祝福されることなく、半ば強引に、家出するようなかたちで始まったのです。
ジンは仕事が忙しく、帰りも遅いです。ジンの息子のアスカともなかなか距離が縮まらない毎日を過ごしていました。そしてアスカは、外泊が続くようになり、ほとんど家に寄り付かなくなりました。しかし「高校生の男なんてあんなもんだよ」とジンが言うので、私もあまり深く考えないことにしました。
私のせいで、アスカが家に居づらくなってしまったのかも、という罪悪感がありました。せめて私とジンとの間に赤ちゃんができたら「私もこの家にいてもいい」という存在意義を感じられるんじゃないかなと思っていました。だから私は早くジンとの赤ちゃんが欲しかったのです。それなのに、まさかこんなことが起きるなんて……。
なんと、アスカの交際相手であるカリンが妊娠したというのです。カリンもアスカと同じ高校2年生、17歳です。
カリンはだいぶ前から身体の異変に気が付いていたようです。しかし本当のことを知るのが怖くて、放置しているうちにお腹が目立ってきたというのです。
アスカの話によると、カリンはすでに妊娠5ヶ月。ジンは冷静に、そして即座に行動を始めます。とにかくお腹の子どもをどうするのかを考えるために、カリンの親も交えて話し合いの場をもつことに。
カリンの母親は、自分の家は団地暮らしの母子家庭であり、娘夫婦を同居させるのは現実的でないと主張してきました。
カリンの強い希望もあり、カリンは高校を中退して子どもを産むことになりました。それとともにアスカたち夫婦は、当分のあいだジンの家で同居をしながら自立を目指す、と決まったのでした。
ジンは、アスカはこれからのことを考えて高校は辞めずに卒業させることやアスカとカリンの生活の面倒をみることをカリンの母に約束しました。これはすべてジン一人で決めたことです。私たちの子どもが欲しいという私の望みはどうなるのでしょうか?
アスカはまるで「ユウナが一緒に面倒みてくれるならラッキー」とでも言わんばかりなセリフを吐いたのです。ジンも私の意見なんてまるで聞かずにどんどん話を進めていきます。
「こっちだって新婚なのに、突然アスカくんたちと同居なんて!」と激しく抵抗しましたが「息子たちのために協力してくれ。ユウナは優しくて素敵な女性だからきっと聞いてくれるだろ?」とジンに丸め込まれてしまい、渋々ながらも承諾してしまいました。
「私たちだって子どもがほしいのに……それどころじゃなくなっちゃった」 私とジン。それからアスカとカリン。それに生まれてくる子ども。みんな、これからどうなってしまうのでしょう。私は何とも言えない不安に包まれました。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・大島さくら 作画・まゆか! 編集・横内みか