<お母さんが2人>「若い時期すべて捧げました」育ての母の重い決意……【第5話まんが:娘の気持ち】
前回からの続き。これは数年前のお話です。私(マナ)は現在23歳。母(ユウ)は35歳、父(タカユキ)は43歳です。私が4歳のとき、父と実母(キミカ)が離婚しました。父が実母と離婚してからいまの母と再婚するまで、私は父と父方の祖父母と暮らしていました。その後、私が10歳のときに父はいまの母と再婚し、3人の生活がスタートし今に至ります。実母キミカさんとは4歳のときから一度も会っていませんでしたが、私が20歳になったときに向こうから「会いたい」と連絡がありました。その後、定期的に会うようになりました。
お母さんの気持ちが重いと感じるのは、一度や二度じゃありませんでした。「私のために」がんばってくれる様子が、ありがたくも「そこまでしなくてもいいのに」と思っていました。……でも幼かった私を想ってくれたからこそ、がんばってくれたのだと感じ、今では感謝の気持ちでいっぱいです。今のお母さんの話をしていると、キミカさんは静かになりました。思うところがあったのかもしれません。私は明るく話題を変えました。
私は結婚と同時にA市を離れ、キミカさんの近くに住むことを思いついたのです。われながら名案だと思いました。別にB市だったらいつでも実家に立ち寄れる距離です。キミカさんとお母さん、そして私のこの先の生活を考え、それぞれにとってメリットがあると思ったのです。結婚相手の彼も承諾してくれました。B市の物件をすぐに探す協力的な様子を見て幸せな気持ちになったのです。しかし……。
これからは、お母さんに「娘のため」ではなく、「自分のため」に人生を楽しんでほしいと思っています。それにいずれは子どもを持ちたい私にとって、子育て経験のあるキミカさんの存在はとても心強いです。もちろんこちらも大変そうなキミカさんを手助けしたいです。さらに、私がキミカさんの近くに住むことで、私も両親も新たな人生を経験できそうな気がしています! 反対されたとしても、これから説得していきたいと思います。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・rollingdell 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子