<お母さんが2人>血が繋がっている母と再会。顔がそっくり……続く交流【第4話まんが:娘の気持ち】
前回からの続き。これは数年前のお話です。私(マナ)は現在23歳。母(ユウ)は35歳、父(タカユキ)は43歳です。私が4歳のとき、父と実母(キミカ)が離婚しました。父が実母と離婚してからいまの母と再婚するまで、私は父と父方の祖父母と暮らしていました。その後、私が10歳のときに父はいまの母と再婚し、3人の生活がスタートし今に至ります。父と実母の離婚の原因はハッキリとはわかりませんが、父や祖母の口ぶりから実母側のウワキが原因だと思っています。
しかし私が20歳になった頃、実の母親から「会いたい」と連絡があります。(え? どうしていまさら?)とは感じたけれど、特に恨むような気持ちもありません。
聞けば、キミカさんは父との離婚後、2回再婚し、2回とも離婚したそうです。現在は小学生の子ども2人をひとりで育てているといいます。キミカさんは日々の大変さに少し疲れた様子でしたが、私と会えたことが本当に嬉しいのだと言ってくれました。
それから数ヶ月に一度会うようになりました。一緒においしいものを食べたりショッピングを楽しんだり……。キミカさんとは会話の呼吸が合い、話しやすくて気持ちが落ち着きます。実の母親と過ごす時間に、どこかしら心の穴を埋められるような感覚もありました。……だから自分の結婚が決まったとき、思いきって伝えました。「キミカさんも結婚式に出てよ」「え……、いいの?」キミカさんは驚いていましたが、どこか嬉しそうでもありました。
結婚式に席を用意するけれど、「目立たない席」であることを先に伝えました。
20歳のとき、キミカさんに会ってよかったです。別れてから、15年以上経っていたのに、気を使わず話せるなんて、血のつながりってすごいなと思いました。それに楽しそうに話してくれるキミカさんを見ると私も嬉しくなります。これまで一緒にいられなかったぶん、キミカさんが喜ぶことをしたいと思い「結婚式に来てほしい」とお願いしました。すると、キミカさんは快諾してくれたのです。結婚式に2人のお母さんがいるのはなかなかない話だとは思います。でもキミカさんもお母さんも、どちらも私の人生に欠かせない人たちです。私の人生の大きな節目に、ぜひ2人に出席してほしいと思っています。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・rollingdell 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子