<元夫と暮らす中2息子>「息子が会いたがっている」は大ウソ!カネ目当てだった元夫【第7話まんが】
前回からの続き。
数年前の話です。私は30代後半のユキエです。結婚は2回目で、数年前に元夫とは離婚しています。元夫との間にはエイジと言う息子が一人います。10年前に元夫シンイチから突然「息子エイジが会いたがっている」と連絡を受け取りました。しかしエイジと会わない数年の間に私は現在の夫マモルと再婚し、今は妊娠しています。思春期のエイジを傷つけるのは避けたいと思い、どうすべきか迷った私はマモルに相談します。するとマモルは、今になって会いたいと言いだした「理由」が気になると言います。私はあらためて、元夫に確認してみました。
元夫に電話をし、会おうと思った経緯について尋ねると、今回の件はエイジから言い出したことではないこと、エイジの気持ちをちゃんと確認してのことではないことが分かりました。メッセージではエイジをキッカケにと言っていたけれど、実際にはそうではないのかもしれません。
電話の流れから、元夫に再婚したことを伝えました。すると元夫の反応は……。
「はぁ? 聞いてねーよ」再婚を伝えると、元夫は怒り出します。それどころか、再婚したことをエイジのことを考えていない行為だ、というのです。
夫の私への文句は止まりません。それどころか、今回連絡をしてきた理由がだんだんと分かってきました。
元夫は再婚した私を「子どもの気持ちを考えていない」と言います。そして今回、エイジの誕生日のお祝いとして家族が会う件ですが……。
「再婚するような女とは会わせない!」と言ってきたのです。なんとなくこうなることを予想していた私は、心の中で「やっぱりな」と思うのでした。そしてついには、離婚する際に一括で支払った養育費についても、追加で払ってほしいというのです。
書面で取り決めして支払ったはずなのに、元夫はそれをなかったことにしてきたのでした。エイジが困っているなら援助するつもりではありますが、私には元夫が使ってしまった気がしてなりません。
最初は本当にエイジが私を求めてくれているのかもしれないと、淡い期待を抱いていました。しかしふたを開けてみれば、結局は元夫が今後の進学費用のことについて、私と話したかっただけなのでしょう。元夫はこういう自分勝手な人だったということが、記憶から薄れていた自分のバカさ加減にも呆れてしまいました。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子