<元夫と暮らす中2息子>冷静に問い詰める現夫に「めんどくせー!」引き下がった元夫【第8話まんが】
前回からの続き。
数年前の話です。私は30代後半のユキエです。結婚は2回目で、数年前に元夫とは離婚しています。元夫との間にはエイジと言う息子が一人います。10年前に元夫シンイチから突然「息子エイジが会いたがっている」と連絡を受け取りました。しかしエイジと会わない数年の間に私は現在の夫マモルと再婚し、今は妊娠しています。思春期のエイジを傷つけるのは避けたいと思い、今になって会いたいと言いだした「理由」を確認しました。すると「エイジが会いたがっている」というのはタダの口実で、私からお金を引き出すための嘘だと判明。さらに元夫は、私が一括で払い終わったはずの養育費の件を持ち出してきました。
不倫をした際に元夫から受け取ったお金は、自分のものと主張する元夫。もうこの時点で話になりません。それどころか、再婚した私を裏切り者呼ばわりするのです。
見かねたマモルが電話を代わってくれました。
マモルは淡々と元夫に対して話し続けます。決して相手を否定せず、エイジのことも気にかけながら、冷静に話すマモルを私は心配そうに見守ります。そんなマモルに元夫は……。
元夫は「めんどくさい」と逃げる仕草を見せました。しかしマモルは電話を切らせません。エイジとの面会の約束を破った夫のことをすかさず追求します。
夫婦が別れても、私とエイジが親子のことは変わらない、会う会わないは親ではなく子ども自身の意思によって決めるべきだ、と言うのです。エイジの意思を確認すべく、マモルはエイジ本人の連絡先を聞きました。そうやって尋ねても、元夫が逃げることは想定内だったのでしょう。続けてこんなことも言ったのでした。
元夫が対応を拒むのであれば、「それ相応の機関に相談します」と。急に焦った様子の元夫。マモルの言葉に焦ったのか、すぐにエイジの連絡先を教えてくれました。
電話の内容がすべて聞こえたわけではないため、私はマモルが不快な思いをしていないか、ただただ心配でなりません。きっと元夫のことだから、酷い言葉をたくさんぶつけたに違いありません。
しかし電話を切ったマモルは大丈夫だよ、といい笑顔でメモを渡してきます。そこには私がずっと会いたかった息子エイジの連絡先が書かれていたのです。
夫の理路整然とした話し方に、元夫はタジタジだったそうです。昔の私にもこれくらいの強さと冷静さがあったら、もしかしたら今とは違った未来があったのかもしれません。エイジの連絡先を受け取ることができたので、私の口から直接エイジに思いを伝えたいと思っています。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子