「遊ぶからお金ちょうだい」と簡単に言うわが子に呆れた。何もせず1万円が手に入ると思ってほしくない
子どもが中学生くらいになると、友達との付き合いも増えてきますよね。長期休みや土日には友達と一緒に出かけることもあるのでは? そのようなとき、ママが気がかりなのがお金のことではないでしょうか。ママスタコミュニティのあるママから、こんな相談が寄せられています。
『中学の息子が、友達と映画とプールに行きたいからお小遣いをせがんできました。しかも市民プールなどではなく、遊園地の料金が高いプールです。映画とプールでもしかしたら1万円ほど使うかもしれません。わが家は節約をしているので、簡単にお金がもらえると思って欲しくないです。よそはよそ、うちはうちの精神で我慢するよう話しました。将来浪費家になったら困るので、我慢もしっかり覚えてほしいです』
中学生のお子さんが友達と映画とプールに行きたいのだそう。でもそれらの料金や食事代などで1万円ほどになりそうで、普段から節約をしている投稿者さんとしては首を縦に振ることができずにいます。子どもの頃からお金に厳しくしたい投稿者さんの気持ちはわかりますが、他のママたちは賛成しかねるようです。
今しかできないことかも。子どもの気持ちも考えて
『思い出作りに行かせてあげたら? 来年は行けないかも知れないし。それに行く友達がいるのは、それだけで喜ばしいことだよ』
友達と遊びに行くのは、子どもにとってもワクワクすることですよね。どうしてもずらせない予定が入るなどの理由で断るのは仕方ないですが、お金がないという家庭の事情を理由にするのは子どもが不憫ではないでしょうか。今回断ってしまったら友達と思い出が作れませんし、今後誘われなくなるかもしれません。お金は大切ですが、それ以上に子どもの楽しみや交友関係も考えてあげたいですね。
我慢させる方が、後々浪費してしまうかもしれない
『みんなと一緒のことができないのは、思春期の子どもにはかなり辛いことだと思う。一生恨まれかねないよ。締め付けた方が浪費家になる気がする』
『お金の大切さは、自分がバイトや就職をして働き出して初めてきちんと理解できるんじゃないかな』
投稿者さんがお金の面で子どもに厳しくするのは、簡単にお金が手に入ると思われたくないという理由もあるようです。親に頼めばお金がもらえる、お金はすぐに手に入るという勘違いをすると将来お金をどんどん使ってしまうかもしれません。それを防ぎたいというのは親心ですよね。でも我慢ばかりでは、お金が手に入ったときの反動も大きいのではないでしょうか。我慢も必要ですが、適度にお金を使うことで不満を解消させた方がかえって浪費しないのではとの意見も見られました。
子どもの望みをかなえるためにはどうする?
出すかどうかはともかくまずは計算から
『中学生なんだから自分で計算させなよ。1万円くらいですよね? とあなたが決めるのではなくて、チケットや交通費がいくらかかるのか、ご飯、おやつを食べるならいくらか。単純に我慢させるのではなくて、計算させるの。そういう計算ができないような子が、浪費家になるのではないの?』
友達と映画とプールに行く場合、具体的にいくらかかるのかをきちんと計算させてみてはいかがでしょう。投稿者さんは1万円くらいと考えていますが、実はもっと金額が少ないかもしれません。逆に金額が多くなったら減らせる部分を見つけるなど、工夫ができますよね。浪費というのは、節約の努力をしなかったり、本来使わなくてもよい部分にお金を使ったりすることとも考えられるのではないでしょうか。最低限かかる金額と、使わなくてもよいお金を区別して、自分なりに考えてお金を使えば浪費にはならないかもしれません。
お年玉を使う
『お年玉は貯めていないの?』
『お年玉は、子どもがもらったお金だよ。滅多にない映画とプールなんだから、こういうときに使わせてあげなさいよ』
中学生のお子さんは、お正月にお年玉をもらっていることでしょう。毎月のお小遣いとは別として、このような臨時の出費に使うこともできますね。お年玉は本来は子どもがもらったお金ですから、自由に使ってよいのではないでしょうか。普段は貯金しているとしても、今回のような子どもの楽しみのために使うのもよいかもしれませんね。
今後につながるお金の教育のチャンス
『お金に厳しくするのは賛成だけれど、最初からダメと言わずに来年からは夏休み用に計画的にお小遣い貯めさせるとか、急な出費の場合どう対応するかなど、いろいろな教育につなげていくとよいんじゃないかな』
中学生のお子さんにとって友達と一緒に出かけるのは、とても楽しいことです。しかも友達付き合いという、とても大切な要素も含んでいることでしょう。一方で親からすれば、遊びのために大きな金額のお金を使われるのは困ってしまう部分もありますね。しかも日々節約に勤しんでいるなら、なおさらその気持ちは強くなってしまうもの。
でも、子どもの思い出作りや経験を考えると、今回はお金を出してあげてもよいのではないでしょうか。そして、このような臨時の出費のために、毎月少しずつ貯金をすることを教えるのもよさそうですね。今回のお金の問題は、子どもがお金の管理や使い方を学ぶよい機会とも考えられます。せっかくのチャンスですから、子どもと一緒に普段はなかなかできないお金の話をするのもよいのではないでしょうか。
文・こもも 編集・塚田萌 イラスト・Ponko
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