<アリ?ナシ?>【前編】親戚の子が「お年玉はキャッシュレス決済にして」と言う。みんなは賛成?
現金がなくてもスマホやICカードで決済ができる「電子マネー」。細かいお金を出す必要もなく簡単に清算ができるので便利なツールとして、活用しているママも多いでしょう。電子マネーで決済するとポイントが貯まるなどのメリットもありますね。年々、電子マネーの利用者は増えているようです。
そんな電子マネーをめぐる話題がママスタコミュニティにあがりました。
『義姉の高校生の息子から、来年のお年玉からキャッシュレス決済にして欲しいって言われた。私は賛成できないんだけど、電子マネーのお年玉ってアリ? ナシ?』
こんな質問を投げかけた投稿者さんは、甥っ子からの「来年のお年玉は電子マネーにして」の申し出に、少しモヤモヤしているようです。とはいえ若い世代の感覚が分からず、イマドキはこれが「普通」なのかな? という疑問ももっている様子。ママスタコミュニティに集うママたちはどう考えるのでしょうか……。
こういう時代だし、柔軟に考えて「アリ」なのかな……?
『まあでも、時代よね。キャッシュレスでもいいと思う。甥っ子との仲の良さにもよるけれど』
『すぐ送れる電子マネーであれば特に異論はないかも』
少数派ではありましたが、お年玉やお祝い事のお金を電子マネーで渡す手段も柔軟に考えても良い、というママたちです。電子マネーの「送金」システムの中には、お金を贈る用途に合わせたデザインが用意されているものもあります。送ったお金の目的が相手に明確に伝わるのであれば、これからの時代は「電子マネー」でお年玉を贈るというのもアリなのかもしれませんね。
絶対に「ナシ」でしょ
『「おばちゃんそういうの分からないから今回からなしにするねー」で、あげない』
『それはないわー。でも「ない」って言ったら老害って言われる世の中なのかなぁ』
ママスタコミュニティに集まったママたちは「ナシ」と考える人が多数派でした。時代遅れと言われればそれまでかもしれませんが、やはり「お年玉」はしっかりと「現金をポチ袋」に入れて渡したいと考えているママが多いようですね。そもそも電子マネーを使いこなせていないママからすれば、「電子マネーでお年玉」という言葉自体が未知の世界なのかもしれませんが……(苦笑)。
『自分でチャージしに行けば? って言う』
現金でもらったお年玉を自分でチャージしに行けば良いだけなのに、どうしてその手間を渡す側に委ねるのか? と考えるママたちも少なくありません。叔母(伯母)と甥っ子という、親しい間柄とはいえ、そんなに礼儀知らずなことをするな! とママたちはお怒りモードです。
お年玉を来年ももらえると思っている……?
『毎年もらう気満々の図々しさを感じるから、来年からあげたくない』
『もらえるのが当たり前なところがムカつくね。もうあげたくない』
投稿者さんは甥っ子から「来年のお年玉から~」と頼まれました。その「来年」という言葉に引っかかるママもいました。当たり前のように来年もお年玉をもらえると思っている図々しさに呆れている様子です。その気持ちも分からなくもありませんね。
『冗談気味に「来年からはあげないつもりだけど?」と言って様子を見る』
こう言われたときの甥っ子さんの反応はどうでしょう。「キャッシュレスでお願い! はマズかったかな?」と多少なりとも反省が見られるようであれば、今回ばかりは大目にみようかなと考えるママもいるかもしれません。けれど何も響かないようであれば、「ちょっとそこに座って話そうか……」とお説教が始まってしまいそうですね。
投稿者さんの甥っ子は、高校生です。お年玉をもらう年齢に「何歳まで」という決まりはもちろんありません。けれど高校生になればアルバイトもできる年齢です。これまでの一方的に「もらう」立場から、誰かに「あげる」立場へ近づいている年代ともいえるでしょう。そう考えると、この甥っ子さんの「お年玉をもらえるのは当然の権利」という態度は少々幼すぎるような気もします。お年玉を現金でもらうか、電子マネーでもらうかを語る以前に、いただく立場であることを今一度、考えられる高校生になってほしいものです。
文・渡辺多絵 編集・すずらん イラスト・Ponko