<元妻のウソ>娘から絶縁宣言、長年待ちわびた復讐劇「ざまぁみろ」【第7話まんが:元妻の気持ち】
前回からの続き。私は高校生の娘ルミを育てるレイカです。元夫は十数年前、ルミが3才になった頃に家を出て行きました。私はヨウタが離婚したがった理由は「サークル仲間の女と不倫していたからに違いない」と確信したのです。
離婚してからしばらくしてヨウタから再婚するとの連絡がありました。相手は例のマラソンサークルの女のようです。内心憤る私を尻目に、ヨウタはのんきに話を続けました。ルミに関することは再婚しても今までと同じだと。定期的に会う、養育費も払う、父親としての役割は変わらないと言ってきます。その言葉を聞いて、私はこぶしを握り締めました。勝手に家を出ていき、別居中に不倫をしておいて、何が父親としての役割は変わらないでしょう。父親なら家を出ず、他に好きな人も作らず、家族を大切にすべきではないでしょうか。
「本当は不倫してたんでしょ!」とヨウタを罵ってやりたかったです。でもグッとこらえました。よくよく考えてみれば、ヨウタが不倫をしていた証拠は何もありません。問い詰めても誤魔化されてしまう気がしました。どうしたらヨウタに復讐できるか。ハッと私の頭にあるアイディアが浮かびました。復讐するのは今ではない、もっと時間が経ってから。ルミが大きくなって、娘から不倫を責められるのはどうだろうと。
月日は流れ、ルミは高校1年生になっていました。これまで大きな問題を起こすこともなく良い子に育ってくれています。明日、ルミはヨウタと会う予定。ルミは父親に会えるのが楽しみで、一緒に何を食べようかとウキウキしていました。今がルミに真実を告げるいい時期かもしれません。高校生になり不倫がどういうことか理解しているはずです。満を持して私はヨウタと離婚した理由をルミに告げました。
ヨウタと離婚した理由を告げると、ルミはショックを受けたようでした。かわいそうでしたが、これも仕方ありません。ルミは真実を知る権利があるのですから。ヨウタと離婚した十数年前、私が「不倫していたんでしょ!?」と罵倒してもよかったのです。でも私はそれよりも効果的な復讐劇を思いつき、実行しました。私の計画通り、ルミは不倫をしたヨウタを非難したようです。愛する娘に自らの不倫を知られて罵られ、さぞショックだったことでしょう。私を捨てたヨウタにはやっと天罰が下ったと思っています。
【第8話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子