<この金銭感覚は普通?>高校生の甥が誕生日プレゼントに5万円のロードバイクを欲しがる。わがまま?
小学生でも低学年から中学年、高学年。さらに中学生、高校生と子どものステージが上がるたび「これは妥当なの?」と気になることのひとつが、お小遣いの額かもしれません。
ママスタコミュニティには、高校生の金銭感覚について尋ねるトピックがありました。投稿者さんのお子さんではなく義姉の息子、つまり甥っ子についての疑問です。自身の子どもはまだ小さいため一般的な高校生の感覚が知りたいと、トピックをあげてくれました。
家で育てることになった、高校生の甥。金銭感覚がわからない
『事情があり、去年から甥を育てています。少し前までは遠慮もあって控えめでしたが、心を許してくれたのか最近はかなりワガママになってきました。それと同時に、金銭感覚も疑問に思うことが出てきて』
投稿者さんは3つの実例を挙げました。まずはお小遣い。月に1万円をあげているそうですが、買い食いや課金などですべて使い切ってしまうのだとか。また、そのお小遣いを無断で人に貸してしまうようです。先日は1ヶ月分のお小遣いを全額貸していたので投稿者さんが叱ると、「どうせ戻ってくるんだから、別によくね?」。さらに誕生日プレゼントに5万円のロードバイクをねだられたこと。「今どきは、これが普通なのでしょうか?」と、ママたちに尋ねました。
コメント欄にはさまざまな意見がありましたが、ひとつだけ共通していたのは「お金の貸し借りは禁止すべき」という意見です。
『お金の貸し借りはさせない。トラブルの元だからね。ダンナから言ってもらっても、聞かないのかな?』
相手がお財布を忘れたときの小銭程度ならともかく、それ以外は「絶対にダメ」という声が目立ちました。甥っ子は「どうせ戻ってくる」と言ったそうですが、100%ではありません。お金が原因で友情が壊れることだってあり得ます。今後はお小遣いを渡す際のルールとして「貸し借り厳禁」と、伝えたいところです。
お小遣いの額は高校生として平均的。今のやり方がベストでは?
お小遣いの額については、「わが家のお小遣いも1万円」という報告も多くありました。
『うちはそんなに派手に遊ばないタイプだけど、月1万円を使い切っていると思う。メチャクチャな金銭感覚ではないと思うよ』
『うちも月に1万円。お菓子や友達との外食、カラオケやゲームセンター、小説とかで普通に使っているよ』
お友達との交際費やアプリの課金、ゲームなどの使い道が目立ちました。お小遣いは自分が好きに使ってかまわないお金です。「使い道に口は出さない」という声も複数ありました。
『うちは5,000円だけど必要な物はその都度親が買うし、どこかに行くなら追加したりもする。実子じゃなかったら言いにくいだろうから、今のやり方でいいと思う』
「5,000円」「3,000円」などの声もありましたが、そうした子たちは追加金をその都度もらっている場合が多いようです。コメントにもあるように、実の親でなければ「これが欲しい」と言い出しにくい場合もあるでしょう。今のやり方がベストなのではないでしょうか?
「お金の大切さをわからせたいならアルバイトをさせたら?」という提案もありました。たしかに1万円は大金ですよね。
『家の手伝いもしないので「申し訳ないけど、何もしてくれない子に無条件で1万円も渡せないよ?」と話したら、「早くバイトしよー」と言いつつ、もうすぐ1ヶ月くらい経ちます』
投稿者さんのコメントです。今は何もしなくても、1万円がもらえているのですね。どうやら義姉さんからのお小遣いではないよう。投稿者さんたちがあげているのであればなかなか贅沢な環境かもしれません。
何でも買い与えるのは甥っ子のためにもならないかも
さて問題は、プレゼント。こればかりはその子の金銭感覚次第です。投稿者さんによれば甥っ子は、それまであまり高価なプレゼントはもらっていなかったそう。
『義姉はシングルマザーだったので、靴や学校で使う物を”誕生日プレゼント”として渡していたようです』
お小遣いが数千円の子たちが追加で購入してもらうような、必需品の部類に入る物ですね。それがいきなり5万円のロードバイクのリクエストとなったのですから、引っかかるところはあります。
『心を許して高価なものをねだるというより、どこまでなら受け入れてもらえるのかを試しているように思える。家計を開示して、お小遣いには上限があることをきちんと理解してもらったら?』
「この家なら贅沢させてもらえそう」。そんなふうに考えているのかもしれません。また「周りの友達の金遣いが派手で、それに影響されているとか?」という推測もありました。「数万円の誕生日プレゼントを買ってもらった」などの話を聞き、「自分も買ってもらえるかも」と考えた可能性もあります。
『ロードバイクで5万円なら、まったく高くないよ』
「ロードバイクとしては一番安いレベル」という声もありました。同じように誕生日プレゼントとして「通学に使うなら」とロードバイクを買ってもらった子もいます。世間的にはさほど贅沢すぎるおねだりではなさそうですが、お手伝いもしないような子に買ってあげたいかといえば……?
実の親子ではないということで、「私なら『ちょっとは遠慮しろ』って思っちゃうかも」などのコメントもありました。だからこそ投稿者さんも、余計に悩んでいるのでしょう。それほど甥っ子がロードバイクを欲しがるのなら、今後3年間の誕生日プレゼントをまとめた形として買ってあげるのも一案です。もしくは誕生日プレゼントとして現金を2〜3万円、足りない分は家のお手伝いなどでコツコツ貯めさせるのはいかがですか?
義姉さんに代わって血縁関係もない甥っ子を育てている投稿者さん、本当に立派です。「かわいそうだな」と思う気持ちから、つい甘くなってしまうこともあるでしょう。ただ現状はこの先の彼の金銭感覚を形成する、土台にもなるはず。ちょっとした贅沢を当たり前に思わせないように「ここまではOKだけど、ここまではNG」とはっきり示してあげたほうが、今後の甥っ子のためにもなるのではないでしょうか。
文・鈴木麻子 編集・すずらん イラスト・Ponko
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- 高校生の子どもの金銭感覚