<男女差はある?>高校生ぐらいの子どもと親とのコミュニケーション。距離感や密度は性別で違うもの?
高校生ぐらいになると、親との関わり方に変化が出てくる子もいますよね。何歳になっても変わらない子もいるようで、一概には言えませんが……。今回ママスタコミュニティに寄せられたのは、高校生になる親子のコミュニケーションの変化に、男女差は関係あるのかどうかを問うものでした。
『高校生ぐらいになると親子のコミュニケーションに男女の差は出てきますか? 女の子は帰りが遅くなるときとかきちんと連絡をくれたり、学校であったことなどを話したりしてくれる。男の子は帰りが遅くなるときでも連絡のひとつもないし、こちらから連絡しても返信がこない。日々あったことも自分からは話してくれない。
こういうイメージがあるんだけど、実際どうなんでしょう? 男女差があるものなのか、それとも小さいときから母親がしっかり親子での会話をしていたら違うものなのでしょうか』
子どもそれぞれに性格や個性がありますので、性別だけで親子のコミュニケーションの差を判断できるものでもありませんよね。しかし実際のところ、思春期の子どもと親の距離感やコミュニケーションの密度には、性別の違いやこれまでの親からの関わり方などで変化はあるものなのでしょうか。ママたちの意見を聞いてみましょう。
男女差より個人差を感じるママたち
『男女差っていうか個人差だと思う』
『男女関係なく、その子の性格によると思うよ』
女の子はまめに連絡をくれる、男の子はあまり連絡をしないと考えていた投稿者さん。しかしママたちいわく、親子の距離感やコミュニケーションの密度については、性別ではなく個人差が大きいのではないかということでした。
コミュニケーションを取るタイプの男の子たち
『高3になる息子がいるけど、LINEもしてくるし自分から話もしてくれるよ』
『高1の息子はいろいろ話してくれる。LINEなんて、どうでもいい画像とかを見せるためだけに連絡してくることもある』
こまめに連絡を入れてくれたり、何気ない会話のなかに日々のできごとや感じたことなどを語ってくれたりする男の子たち。筆者の子どもも高3男子ですが、連絡もこまめにくれますし、日常的に親子の会話もあります。同じ男の子でもいろいろなんでしょうね。
コミュニケーションをあまり取らない女の子たち
『うちの娘はこちらから聞かないとなにも話さないよ』
『うちは息子の方がきちんと連絡をくれる。娘はLINEを見もしない』
こまめに連絡をしたりコミュニケーションを取ったりする男の子たちもいれば、親とのコミュニケーションには消極的なタイプの女の子たちもいるようです。このような経験談を見ていると、思春期の子どもと親の関わり方や距離感は、男女で違いがあるのではなく性格などの個人差が大きいのかもしれませんね。
同性でも異なるケースも
『高3の息子は今日あったこととかをこと細かに教えてくれるし、帰るLINEとかも毎日入れてくれるタイプ。高1の息子は帰るLINE自体はしてくれるけど、業務連絡的なシンプルな対応で、学校の教科選択とか、こちらに相談もせずサッサと決めてしまうようなタイプ。同性でも性格で異なると思うよ』
高校生の男の子2人のママから寄せられた声。高3のお子さんはちょっとした連絡でもかなりの長文になるのに、高1のお子さんはいたってシンプルな短文。こまめに連絡をしてくれるという共通点はあるものの、同性きょうだいでもこれほどまでに対応の仕方が異なるんですね。
性別によるコミュニケーションの差を感じる理由
『うちは息子と娘ではまったく違う。娘は学校であったことを1から10……いや、12ぐらいまで自分から話してくれるけど、息子は何も言わないし、聞いても一言返事がくる程度。同じように育ててきたのにね』
『息子はわりと話す方だけど、それでも娘のほうがいろいろ話してくれる。息子の話の内容は、どうでもいい話とか頼みごととか困りごととかだけ。娘は学校でのことや身の回りの友だちの話とか、趣味の話題や悩みなんかも話してくれるし教えてくれる。性格もあると思うけど、異性だと感覚も違うだろうし仕方ないかな』
個人差もあるかもしれないけれど、それでも性別の違いは大きいかもしれないと考えさせられる体験談。コメントを寄せてくれたのは、異性のきょうだいを育てているママたちでした。娘と息子の対応の差に違いを感じると、性別によるコミュニケーションの差を感じやすいのかもしれませんね。
親子の関係性も影響はあるが個人差や個性が大きい
親が子にどのような関わり方をしてきたかは、子どもとの関係性に親子のミュニケーションに影響を与えるのかもしれません。話しやすい親子関係を築けてきていると、子どももそれが当たり前だと肌で感じるのではないでしょうか。だからこそ、大事な話から雑談まで違和感なく話せるのだと思います。
しかしママたちが話しているように、ベースとなるのは子ども自身の性格や個性からくる個人差なのかもしれません。そう考えると、育て方が悪かったとか関わり方が悪かったなんていう決めつけは、何気なく行動しているだけの子どもたちがかわいそうですよね。とくに悪気なんてなく、話さない・連絡しないだけの可能性も大きいですし。性差や個人差が大きいことを理解し、「うちの子はあまり話さない性格の子なだけ」とか、「なんでも話す性格の子なんだな」という風に、きっぱりと割り切ったほうがいいのかもしれませんね。
大事な連絡だけは必ずいれてもらえるように伝え、あとはわが子の「個」の部分を尊重してあげればいいのではないでしょうか。距離が近い子もいれば、ドライな付き合い方をする子もいる。みんな違ってみんないい、そのように考えれば親子の関係も違って見えてくるかもしれませんよ。
文・櫻宮ヨウ 編集・荻野実紀子 イラスト・Ponko
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