<夫婦のカタチ>ダンナへの「ありがとう」、恥ずかしくて言えない。距離が近すぎるのがネック?
「ありがとう」という言葉の大切さを、よくよく知っている人は多いでしょう。わが子にもそう伝えている、相手にちゃんと言うことを心がけている、という人もいそうです。ただ、一番身近な存在であるダンナさんに対してはどうでしょう? あまりに距離が近すぎて、なかなか言いづらくなってはいませんか?
「ありがとう」は言いたいけれど、なかなか言えない言葉
『ダンナに対して、素直に「ありがとう」って言える? 言いたいんだけど恥ずかしくて、なかなか素直になれない』
ママスタコミュニティにあった、トピックです。言ったほうがよいのはわかっているし、言いたい。ただ、どうにも気恥ずかしさが先に立ってしまうようです。
「ありがとう」は言われた側がうれしいのはもちろん、言った側も心がほっこりする素敵な言葉です。集まったコメントも、「日常的に言っているよ」という人からのものが目立ちました。
『何かしてもらったら、口から自然に「ありがとう」って出ない? 恥ずかしいとか考える前に、勝手に出ている。そういうものじゃないの?』
「息をするのと同じように言える」「普通に、あいさつみたいな感じ」などのコメントもありました。家のなかにたくさんの「ありがとう」が飛び交う家庭は円満で、よい空気が流れているイメージですよね。
『わかるよ。家族に対しては恥ずかしいっていう気持ち、あるよね』
投稿者さんに共感してくれた人もいます。同じ家族でもわが子なら、しつけの意味も込めて「ありがとう」を言うよう心がける場合が多そうです。また家族以外の少し距離がある人なら、相手への思いやりも込めた「ありがとう」が素直に出るかもしれません。それがダンナさんにできないのは、あまりにも”いて当たり前”の存在になっているからでしょうか?
『ダンナもよく言うし、私も言うよ。夫婦は家族だけど、他人だから。親兄弟や子どもより、そこは気を遣うようにしている』
ダンナさんは家族ではあるけれど、血の繋がりのない関係です。「言葉にしなくたって、わかるよね?」という甘えが、もしかしたら通用しない相手かもしれません。
片方が言わない夫婦は、どちらも口にしないようになる?
「言っているよ」というコメントで目についたのが、「言っているし、言われる」というものです。「夫がよく言うから、私も言う」「向こうに言ってほしいから、私も言う」などの声も。やはり夫婦は合わせ鏡なのだなと感じますね。では、片方しか言わない場合はどうなのかというと……?
『以前は言っていたけど、ダンナがまったく言わないから言わなくなった。当たり前の言葉を当たり前に言えるダンナさんがうらやましい』
『私は言っているけど、言われたことないな。「あーとっす!」とか「さーせん!」とか返される。ムカつくな。恥ずかしいのかな』
「あーとっす」は「ありがとうございます」、「さーせん」は「すみません」と解釈できますが、なんだか軽いイメージです。この方が想像するように、きっとダンナさんは「ありがとう」の言葉が照れくさいのでしょう。
補足を加えると投稿者さんも「ありがとう」は言えないものの、何かしてもらったときは「サンキュー!」と言っているとか。ちょっと冗談めかした感じで、感謝の気持ちを伝えているようです。
『ダンナがたまにご飯を作ったり洗濯したりすると、”お礼しろ”って感じの雰囲気を出してくるけど、こっちは炊事洗濯掃除を毎日やっているのに「ありがとう」なんて言われたことがない。私も絶対に言わない』
同じように感じている人もいて、「私も言いたくないから、たまに洗濯物を干したときは、お疲れと言っている」とか。もはや「意地でも言うもんか」という、強い意志が感じられます。
『言うべきときは言っているけど、なかなかその機会がない。迷惑をかけられてばかりだし。私の頼みごとはどんなにささいでも、とにかく拒否するのがクセになっているみたい』
「ありがとう」が循環すれば家庭は円満になり、「ありがとう」がストップすると隙間風が吹く。たった5文字の簡単な言葉ですが、そこから家庭の雰囲気が二極化することがよくわかりますね。
冗談めかして?敬語を使って?大切なのは慣れ!
素直に「ありがとう」が言えない投稿者さんには、アドバイスもありました。
『1回言ってみ? 突破口みたいになって、どんどん言いやすくなるよ』
まず一番最初の「ありがとう」が難しそうですが、たしかにハードルを乗り越えてしまえば習慣づけできそうです。
『横に揺れながら「ありがとうオリゴ糖」って言うと、言いやすいよ』
あの芸人さんでおなじみのフレーズですね。ちょっと茶化した雰囲気になりそうですが、照れくささは半減するかも? 投稿者さんが使っている「サンキュー」とどちらがよいかは、微妙ですが……(笑)。
『何かの呪文だと思って、言ってみたら?』
家庭円満になる魔法の呪文だと思えば、使わない手はありません。
『私も「ありがとう」は言えない。「ありがとうございました」と言っている。なぜか敬語だと言いやすくなる』
敬語を使ってちょっと距離を置くことで、照れくささが半減するのかも?
あらたまって言うのが恥ずかしいのなら、最初は早口から始めてもよさそうです。日常的に使っている人たちは「ごく当たり前に言う」そうなので、慣れてくれば考える前に口から出てくるようになるでしょう。
それでもどうしても難しいなら、わが子のパワーを借りてみるのもおすすめです。照れくさい「ありがとう」も、わが子と声を合わせればサラリと言えてしまうのではないでしょうか?
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