<ドライブ前の最難関>チャイルドシートを嫌がり抜け出す2歳の子どもに悪戦苦闘。良い方法はない?
自動車乗車時の万が一から子どもを守るチャイルドシート。しかし「親の心子知らず」という言葉があるように、チャイルドシートを断固拒否するお子さん、いますよね……。
出かけるためにはチャイルドシートに乗せないといけない。しかし子どもは必死の抵抗を試みる。悪戦苦闘の末、なんとか乗せられたときにはママがヘトヘト……なんてこともありそうです。
『2歳の息子がチャイルドシートをイヤがって、乗せるのに10分以上かかります。セットできたとしても、最近は抜け出すことを覚えてしまいました。毎日大騒ぎするので滅入っています。みなさんのお子さまはチャイルドシートをイヤがったことはありますか?』
2歳になるお子さんがチャイルドシートをイヤがり、出かけるたびに毎回悪戦苦闘している投稿者さん。あまりにも毎日大騒ぎになるのでなんとかできないかと試行錯誤しているようです。投稿者さんのお悩みに、ママたちはどのような声を寄せるのでしょう。
チャイルドシートは子どもを守る命綱
『気が滅入るのはわかるしツラいだろうけど、何かあったときに絶対後悔するよ。イヤがっても乗せるしかない。それが親の定め』
『どれだけ泣こうが、どれだけ抜け出そうがチャイルドシートはちゃんとした方がいい。乗せるの大変だよね、イラッとするよね。何をしてもイヤがるときもあるよね。でも無理矢理にでも乗せないとダメなんだよ』
悪戦苦闘する投稿者さんの姿、きっとママたちも想像できるのでしょう。大変な気持ちをわかちあい、労いながらも、「それでも」チャイルドシートへ乗せることを決して諦めてはいけないと切々と語ってくれています。
チャイルドシートは子どもに合ったものを
『2歳でブースターシートは早いと思いますか? ブースターシートとシートベルトパッドで乗り切れないかな……』
チャイルドシートに乗せることにあまりにも疲れてしまった投稿者さんからは、車の座面を上げて背の高さを補うブースターシートと、シートベルトパッドで代用できないかという疑問も寄せられました。しかしママたちからは、ブースターシートの基準に子どもの体格や体重があっているかどうかを懸念する声が寄せられたのです。
『ブースターシートって体重15kg以上とかの制限があったよね? 子どもに合わないチャイルドシートは、何かあったときに守ってくれないよ』
国土交通省のページでも紹介されていますが、チャイルドシートには「乳児用」「幼児用」「学童用」の3種類があります。子どもの身長や体重、成長に応じて選択するのですが、座席を上げて背の高さを補い、腰ベルトの位置を子どもの臀部に合わせることで大人用の座席ベルトが使えるようにするものは「学童用」とあります。
体格や体重にもよると思いますが、学童用の場合、体重は15~36kg、身長は135cm以下、年齢は4~10歳くらいと紹介されていますので、一般的な2歳の男の子ではかなりサイズが大きそうです。
子どもの体格と合っていないチャイルドシートを使用していると、事故や万が一のトラブルのときだけでなく、通常の移動中でもケガなどの可能性があるので、やめましょう。
先輩ママたちからのアドバイス
悪戦苦闘している投稿者さんに、先輩ママたちの経験などを元にしたアドバイスが寄せられました。
動画や音楽、おかしやおもちゃで気を紛らわせる
『うちの子も最初はイヤがって大変だったから、助手席のヘッドにiPadを取り付けて動画配信サービスの映像を見られるようにしたよ』
『大好きなお菓子を握らせたり、好きな動画を見せたりして乗ってもらっている』
乗せる段階から悪戦苦闘しているのであれば、乗る前に手におもちゃやお菓子を持たせ、子どもの意識が手に向かっている間にベルトをセットする方法は筆者もよくやりました。スマホやタブレットで動画を見せたり、好きな音楽を流しておいたりすることもオススメです。
イヤがる理由を探す
『チャイルドシートが熱いとかサイズがキツイとか、ベルトを締めすぎていたり体格に合っていなかったりするとか、イヤがる理由があるんじゃないかな』
『ベルトから抜け出せないよう、真んなかで左右のベルトを止められるやつなかったっけ? あとはきちんとベルトを毎回微調整すること。服装とか体型とかの変化でベルトはすぐ合わなくなるよ』
これは筆者もやっていた対策ですが、夏の暑い時期は子どもを乗せる前に車内に風を通し、エアコンをオン。シートは保冷剤などで冷やしておく。金具なども暑くなるのでこちらも確認しておく。冬は重ね着をしているとベルトがきつくなるので、その都度微調整をする。上着を脱がせてから座らせる。
このように季節や気温、状況や子どもの調子などに合わせて、できる限りシートを快適にする対策をしてみてはいかがでしょう。また安全のためにとベルトを締めすぎると肩や首、股関節などが痛くなる可能性もありますので、そのあたりもチェックしてみてください。
子どもによっては皮膚が触れる部分や擦れる部分に不快感を覚えることもありますので、ベルトをタオルやてぬぐいなどでカバーをしたり、シートの上に一枚布を敷いたりしておくなども対応策としてオススメです。
チャイルドシートに乗らないと車は動かないルール
『うちも一時期イヤがった。だから押さえつけてでもベルトをしたし、抜け出したら車を安全な場所に停めて車を動かさないとかいろいろしたよ。何回か続くと、チャイルドシートにキチンと座らないとお出かけできないとわかったのか大人しく乗るようになった』
悪戦苦闘するばかりで解決が見いだせないときは、チャイルドシートに座らないと車が動かないルールを徹底することもいいかもしれません。
抜け出さないようにベルトを締めることが前提ですが、なにかのはずみで抜け出してしまったのなら、すぐに車を停め、チャイルドシートに座らないと出発できないことを子どもに伝えてみてください。
ダメでも何度も繰り返していくうちに、子どものほうが理解してチャイルドシートに座るようになってくれるかもしれませんね。
親は大変だけど絶対に諦めないことが大切
『いつか座れるようになるよ。応援しています』
ママたちも筆者も、1度や2度はわが子のチャイルドシート断固拒否を経験しているからこそ、投稿者さんに諦めないことを勧めています。投稿者さんも、毎日お子さんのために必死でチャイルドシートに座らせようと頑張っているんですよね。毎日10分も頑張れるなんて、子ども思いの素敵なママだなと思います。
だからこそママたちは、楽に乗せられるからと、子どもの身長・体重にあわないシートへ変更することには疑問を感じずにはいられないのでしょう。ここまで頑張ってきたのですから、諦めず、車で出かけるのであれば絶対にチャイルドシートをしなければならないことを、根気強く子どもに伝えていきましょう!
同じように悪戦苦闘し、疲弊しているママもたくさんいます。だからこそ、同じ経験をしてきたママたちも筆者も、頑張っているママたちを心から労い、「諦めないで!」と応援していますよ!
文・櫻宮ヨウ 編集・山内ウェンディ イラスト・水戸さゆこ
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