<バツイチ同士の再婚>「バカにしないで」優しい年上彼。裏でこぼした愚痴とは【第4話まんが】
前回からの続き。3年前の話です。私・アヤカは3歳の息子を育てるシングルマザーです。最近付き合いはじめたシュウイチは同じバツイチ。彼が前妻との子どもたちのことを嬉しそうに話すたび、私は複雑な気持ちになりました。彼が子どもたちと一緒にテーマパークへ遊びに行くと聞き「私と息子も行きたい」とお願いしましたが「無関係な人は遠慮してほしい」と断られてしまいました。
結局シュウイチは「来ないでほしい」との意見を変えず、私が一緒に行くことはできませんでした。シュウイチのなかの「実子と過ごした楽しい記憶」を、「私や息子とのもっと楽しい記憶」で忘れさせたい……。そう思った私は、週末になるとすぐ息子のヒナトを連れてシュウイチの家を訪れました。シュウイチのご両親とはすでに親しくさせてもらっており、その日もシュウイチのお母さんがにこやかに出迎えてくれました。
私がリビングを出て行くと、階段の上からシュウイチとお母さんの話し声が聞こえてきました。
シュウイチの母「再婚して、あのヒナトって子と養子縁組するの? 私、シュウちゃんと血の繋がっていない子を孫なんて呼びたくないわ」
息が止まりそうなくらい、衝撃を受けてしまいます。いつも上品で優しいお母さんからは想像できないようなキツい言い方です。
シュウイチ「結婚なんてしないよ、ただ付き合ってるだけ。アヤカはいろいろ勘違いしているみたいだけどさ」
シュウイチも私のことをバカにするように笑っています。今までに聞いたことのないような底意地の悪そうな声……。もしかしたら元の奥さんもこんな仕打ちを受けて離婚に至ったのでしょうか。聞き続けるうちに、あまりのショックに視界が歪んでいきます。
シュウイチとお母さんは、まさか話を聞かれているとは思わなかったようで唖然とした表情です。私はヒナトの手を取り、そのまま彼の家を後にしました。私はシュウイチが好きで本気で再婚したかったのです。
泣きながら家に帰ると、何事かと心配した母が寄り添って話を聞いてくれました。
それっきりシュウイチからの連絡は途絶えました。悲しかったけれど「再婚する前に本性を知ることができてよかった」と思うことにしました。私はこれからも母の言葉通り、胸を張って生きていこうと思います。そして頑張って生きるその先に、いつか私とヒナトが幸せになれるパートナーと出会えたらいいな……そう思っています。
そして冷静になった今ではシュウイチの前妻との子どもたちに、私の勝手な気持ちから嫉妬してしまったことは反省しています。もし、次にお付き合いする人に子どもがいたら、今度こそおおらかな心で温かく接していきたいです。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・大島さくら 作画・なかやまねこ 編集・井伊テレ子
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