<家族のカタチ>理解できない関係だとしても家族は承諾。受け入れるしかない?【第2話まんが】
前回からの続き。これは1年前くらいのお話です。臨月を迎えた私(咲)は、里帰り出産の準備を考え始めます。実家には父(弘)と祖父母、それと最近離婚したばかりの妹・マキとマキの娘ユイがいます。幼い頃に母を亡くした私にとって祖母は母親がわり、里帰り出産の話をしてみたところ、実家の複雑な現状を聞くことに。なんと妹の元旦那、涼介くんが頻繁に出入りしているというのです。翌日実家を訪問すると、そこにはやはり涼介くんの姿が。しかしその理由は「妹に呼ばれたから」だとか。私はこのおかしな状況をどうにかしなければと決意しました。
たしかにこの家は父親名義。祖父母は、父に呼び寄せられてこの家で暮らしています。母が亡くなった当時、まだ小学生だった私たちの世話のためです。私の出産前後、おばあちゃんにわが家へ来てもらおうかとも思いましたが、おじいちゃんの膝が悪いので1人にしたくない様子。私が里帰りするのもすでに諦めているようです。
もう! 第1子はちゃんと里帰りをして産みたかったのに!
養育費は思いつきの話で、父が妹たちと険悪になりたくないから何も言いたがらないのかもしれません……。これなら父の発言も納得できます。
どんなかたちであれ、保たれているものを無責任に壊すことはできない。同居していない私の立場ならなおさらのこと。私は里帰りできない焦りから、責任のない立場で実家をかき乱そうとしてしまったことを反省しました。
楽しみにしていた里帰りでしたが、今回は諦めて旦那と2人で乗り切ろうと思います。とはいえはじめての出産、2人だけでちゃんと乗り越えられるのかわかりません。頼みごとをするのは心苦しかったのですが、義両親に「困ったときには頼らせてほしい」と話すと、義母は「もちろんよ!」と快く受け入れてくれました。ひと波乱あった私の臨月、ひとまずなんとか乗り越えられそうです。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・rollingdell 作画・りますけ 編集・荻野実紀子