<夕飯がゴミ箱に>中学生の息子がおかずを捨てて怒り心頭のママ。食べ物を捨てるのはダメだけれど……
みなさんは苦手な食べ物や嫌いな料理はありますか? 苦手なものが出されたときは我慢して食べますか? ママスタコミュニティには、夕ご飯に準備した魚料理を捨てた息子さんについて相談がありました。
『塾に通う中学生の息子の夕ご飯について相談です。仕事の都合で帰宅時間が間に合わないので、塾の日は朝のうちに息子の夕ご飯を作っておきます。今夜はぶり大根。息子は煮魚や焼き魚は嫌いなのですが、肉ばかりも良くないと思い作りました。しかし帰宅してみるとぶり大根はゴミ箱に捨ててありました。今までも「食べ物を捨てるな!」と言ってきたのに、隠れて捨てるときもあります。反省してほしいけれど、どうしたらいいですか?』
息子さんが嫌いな魚料理を捨てるのは、これまでも何度かあったそうです。そのたびに注意してきた投稿者さん。それなのに今夜も捨ててあったとのこと。投稿者さんは息子に反省を促すには「自分で作らせる? それとも1週間魚オンリーの献立にする?」とママスタコミュニティで問いかけました。投稿を読んだママたちからは、どんなアドバイスが届いたのでしょうか。
食べ物を捨てるなんて信じられない行為だけど……
『作ったものを捨てられたら傷つくよね。残しておいてくれたらいいのに』
『嫌いなものがあるのは仕方ないとしても、捨てるのはダメだよね。作ってくれた人への感謝は持つべき。そういった躾や教育が必要だと思うよ』
嫌いなものや食べられないものがあるのは仕方がないとしても、食べ物を捨てる行為は仕方がないでは済まされないのではないでしょうか。躾が悪いといった辛辣な意見もあります。
しかし中学生のわが子が「食べ物を捨てる」のは、躾や教育の問題ではないと考えるママもいました。
食べ物を捨てるのは子どもの責任?
これまでも何度も「食べ物を捨てるな!」と注意してきている投稿者さん。しかし注意されても隠れて捨てる息子さんは、なぜ反省できないのでしょうか? ママたちからはこんな意見も。
『「食べ物を捨ててはいけない」なんて幼児でもわかること。それをしなきゃいけない息子さんはどんな気持ちなんだろうね。喜んで捨てているわけはないと思うんだけれど』
『残すとママはネチネチと文句を言う。怒らなきゃ捨てないでしょ』
『ママが「食べなさい」ってうるさく言うから、隠して捨てるんじゃないの?』
もう中学生なのだから「食べ物を捨ててはいけない」とわかっているハズ。しかしそのわかっているハズの年齢の子どもが、ダメなことをしてしまっている。そうなる理由は、親からの罰や説教があるからではないかと考えるママたち。原因を息子さんの立場になって問いかけるコメントがありました。
塾に行く前の孤食。息子さんの気持ちは?
『学校で勉強して部活して、帰ってきてたった1人で嫌いなぶり大根を食べて、また塾で勉強……。切ないわ』
『塾があって1人で食事をする日に、あえて子どもの嫌いなものを出すって……。お腹すかせたまま塾へ行ったんだよね』
息子さんの胸中を想像してコメントしてくれたママたち。1人ですます食事を指す孤食は大人だって寂しい気持ちになることがあるでしょう。そんな寂しい食卓に嫌いな魚料理が用意されていたら、なおのこと食べる気持ちが萎えてしまうのではないでしょうか。孤食のメニューを「嫌いなもの」にしたことに疑問を感じるママもいました。
嫌いなものは誰にでもある。克服させるべき?
食べ物の好き嫌いは、できればないほうが良いでしょう。しかし自分自身を振り返ってみて「私はなんでも食べられます」と胸を張って言えるママは何人いるのでしょうか。幾人かのママからは、「嫌いなものを無理に食べさせなくても良い」との意見がありました。
『息子さんの気持ちはよくわかる。私が子どものころ言われたのは「出されたものは全部食べなさい」「嫌いなものは克服しなさい」。食事そのものが嫌いになった』
『嫌いなものは誰でもある。うちは親が肉がダメ、子どもは魚がダメ、私は特定の野菜がダメ。献立を立てるのが大変だけれど、無理に食べさせないよ。嫌いなものでも大人になったら食べられるようになる場合もあるしね』
『私の弟は子どものころ野菜がダメだった。でも風邪もひかなかったし、大人になったらなんでも食べている。偏食って今の時期だけかもよ』
嫌いなものを頑張って克服させるのも大事なことでしょう。しかし捨ててしまうほど嫌いなのならば、敢えて食べさせないというのも選択肢の1つなのかもしれませんね。人によっては大人になり自然になんでも食べられるようになる場合もあります。息子さんの年齢が、小さな子どもではなくもう自分の意志や考えが持てる年頃だからこその意見かもしれませんね。
無理強いはしたくない。けれども苦手なものは少ない方が良い
嫌いな食べ物との向き合い方について、さまざまな意見が飛び交った今回の投稿。嫌いなものは嫌いなままでも良いとの意見もありますが、できれば少しは食べられるようになってほしいと考えるママもいます。ママたちは、どんな工夫をしてお子さんの好き嫌いと関わっているのでしょうか。
料理方法を工夫する
魚料理といっても、煮魚、焼き魚以外にも魚を美味しく食べる料理はありますよね。子どもにも食べやすかったり、若い男の子がガッツリ食べた気持ちになれる魚料理といったら、どんな料理があるのでしょう。
『フィッシュバーガーは食べられる? 食べられるのなら、白身魚のフライはどう? あとツナ缶でツナサンドやツナパスタ』
『うちは魚の竜田揚げは食べるよ』
『つくねとか魚肉ハンバーグとか。シラスみたいに小さい魚なら料理に混ぜられるよ』
『ブリなら照り煮はどう? 臭みをとって味つけを濃くしたら? うちの息子も魚はダメだけれど、フライとブリ照りは食べられる』
揚げ物やツナなどの缶詰を使った料理や、味つけを濃くすればご飯をたくさん食べたくなりますよね。育ち盛りの男の子は「肉が食べたい!」という子もいるでしょう。しかし魚も工夫しだいで旺盛な食欲を刺激する料理ができそうですね。
親が一緒に食べるときに
塾へ行く日の孤食に「嫌いなものだと可哀想」との意見は複数人からありました。孤食のときは好物の肉料理にして、魚料理は親がいるときにするのもアリではないでしょうか。
『親が一緒に食べるときに魚料理にして「一口食べな」と言うだけ。それでOKにしたら?』
『味付けとか工夫するとして、魚の美味しさを伝えながら家族で食卓を囲めるときに魚にしたらどうかな』
料理方法や味付けを考え、無理強いをしないことなどママの接し方を変えることで、お子さんの気持ちにも変化が出てくるかもしれないですよね。「食べ物を捨ててはいけない」ともう理解している年齢の子どもには、残すことを叱るよりも、少しだけ挑戦してみようと子ども自身が思える食卓の雰囲気作りが大切なのではないでしょうか。
食べ物をいただく感謝の気持ち
さらにはママ自身が親から教わった食育を伝えてくれるコメントも。
『母は私が嫌いなものを残しても怒らなかった。ただ「人前で残すのは良くない」とか「食べられなくてもきちんと敬意を払って感謝をしなさい」と言ったよ。嫌いなものを食べるか食べないかよりも「何を感じて、どう思っているか」という価値観が大切だと思う』
コメントからは「嫌いなものを食べる」ことよりも「食べ物への感謝」を大切にしていることが伝わってきますね。感謝を忘れなければ、いつか食べられるようになるかもしれない。子どもの好き嫌いと関わることは、簡単に解決できないこともあるでしょう。しかし何が何でも食べさせようとするよりも、ママが食べられる方法を工夫したり、叱らずに食べ物への感謝を伝えたりしてみると、こども自身の食事への向き合いかたも変わるかもしれません。ママが息子さんに少し歩み寄ることで、互いに納得のいく解決方法が見つかるといいですね。
【つぎ】の記事:<同居で「夫」が「息子」になった話>家事や育児をしなくなった夫にモヤモヤする……【第1話まんが】
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