<トゲトゲ義母を介護!>必要とされたい。在宅介護の経験から得たもの。私たちの関係【第3話まんが】
前回からの続き。私は都内に住んでいる主婦のゆか(55歳)です。会社経営をしている夫のだいき(58歳)と2人暮らし。2人の息子たちは、自立し家を出ています。子育て中も子育てから手が離れてきたころも私が一番大変だったのは意地悪な義母への対応でした。そんな義母も数年前亡くなり、介護も終わりました。
義母がいなくなった今、これからの人生明るい穏やかなものにしていきたいと思っていました。だけど、ずっと待ち望んでいたはずの平穏な日々のはずが、どこか物足りない気持ちに駆られてしまったのです……。
そんなある日、近くの公民館に行ったときのこと。
自分でもこんな考えに至るとはびっくりでした。義母と気を使わずに何でも言い合える関係が、知らず知らずのうちに私にとってもかけがえのない日々になっていたのでしょう……。「また誰かに必要とされる日々を送りたい」と、そう思うようになってきたのです。「働く必要なんかないよ」と夫は私を心配してくれましたが、私の熱意に根負けし働くことを理解してくれました。働き出した私は、この仕事に生きがいを見つけ出していました。前向きに仕事に向き合うことができている毎日。私がしたことに感謝してくれる方、ケンカ腰の方、いろんな方々との刺激的な日々はこれからの私の人生に明るい光を照らしてくれるはずです。
私はお義母さんと仲良く過ごしたいと思っていましたが、簡単な相手ではありませんでした。はたから見れば、私とお義母さんの関係は最期まで険悪のように見えたことでしょう。だけどお互いに嫌なところは言い合える関係は、私たちにとっては「良い関係」だったのです。
でも! これは特殊な関係だということも理解しています。お義母さんと私のように特殊な仲の良さにならないよう、息子のお嫁さんとは本当に仲良い関係を築けるように頑張りたいと思います。
【第4話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・たろむらこわか 作画・加藤みちか 編集・荻野実紀子