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<上の子可愛くない症候群>【前編】上の子が赤ちゃんに意地悪をするのがつらい……私も優しくなれない

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家族が増えるのはとても喜ばしいものですよね。お子さんにとっても弟や妹ができるのは大きな変化があることでしょう。しかし時には、その変化が上のお子さんにあまりよくない影響をもたらしてしまうこともあるようです。

『3歳の娘と6ヶ月の赤ちゃんを育ててます。嫉妬からだと思うのですが、赤ちゃんへの娘の当たりが強すぎて戸惑ってます』

3歳の娘さんと6ヶ月の赤ちゃんのママである投稿者さん。2人のお子さんを授かって幸せの絶頂……と思いきや、あるお悩みを抱えているようです。それは上の子が赤ちゃんに嫉妬して意地悪な態度をとること。具体的にはどのような行動をとっているのでしょうか?

押したりつねったり、閉じ込めたり……

投稿者さんは上の子の様子を詳しく話してくれました。

『押したりつねったりするだけでなく、赤ちゃんがハイハイして別の部屋に行こうとした隙に戸を閉めて閉じ込めるようなことも時々するようになりました。私は上の子をそのように叱ったことがないので、なぜこんな陰湿なやり方を覚えたのか、不思議で仕方ありません。まだ3歳ですが、本能でそうすることってあるんでしょうか』

上の子は赤ちゃんを押したりつねったりすることが日常化してしまっているのだそう。時にはハイハイで移動する赤ちゃんをお部屋に閉じ込めてしまうことも……。投稿者さん自身はそのような行為を娘さんにしたことがないため、なぜこんなことをするのか理解に苦しんでいるようですね。

『上の子にももちろん愛情はありますが、今まで1人っ子で可愛いがりすぎてたせいもあり、我慢させることが増えたのは否めないです。どっちも可愛いわが子ですが、最近は上の子が赤ちゃんにまた何かしないかなという心配から若干嫌悪感を抱くときもあります。こんな感情を持ってしまった自分にも切なくて苦しいです』

今までは大人たちの愛情をひとり占めしていた上の子。大好きなパパやママがかいがいしく赤ちゃんのお世話をしているのを目の当たりにして、嫉妬してしまっているのかもしれませんね。その気持ちを理解しつつも、赤ちゃんのことも守らねばならない投稿者さんは上の子にいい感情を抱かないことも……。そんな自分の気持ちにも苦しい思いをしているのでしょう。

ママたちは見た!下の子に嫉妬する子どもたち

困惑する投稿者さんに対して、「自分の周りにも同じように意地悪をしちゃう子どもがいる!」と共感の声が寄せられました。

『同じような子が幼稚園にいる。ママは上の子優先の生活を心がけているし、下の子を実家に預けて2人だけの時間も相当とっているそうだけれど、上の子は下の子のことを「いらない、捨ててきて」と言っている。そして下の子とママ2人きりで家にいるのが許せないらしくて登園拒否。申し訳ないけど、他人事ながら下の子が可哀想で仕方ない』

『うちも上の子優先にしてたつもりだけど、上の子が3才のときに赤ちゃんのお腹を踏んづけたよ……』

ママたちからの話を聞く限り、下の子に嫉妬する子どもたちは少なくないのでしょう。ママたちがどんなに上の子に気を遣っていたとしても、嫉妬の気持ちがなくなることはないのかもしれません。ちょっとした意地悪ならばまだしも、ヤキモチから登園拒否を起こしたり赤ちゃんのお腹を踏んづけたり……となってはママとしてはヤキモキしてしまうことでしょう。

「嫉妬」では片付けられない言動も……?

さてかなりショッキングなシーンを目撃してしまったママもいたようですよ。

『ママが見てないほんの隙に3歳くらいのお姉ちゃんが赤ちゃんを全力で赤ちゃんをグーで殴る現場をショッピングモールで目撃。赤ちゃんが泣いてママが見たら、お姉ちゃんは平然と赤ちゃんをあやしてた。私が見てる短時間でそれを何度か繰り返してた。余計なお世話だろうから見て見ぬふりをしたけどママさんに伝えたくなった』

ショッピングモールにて思わず二度見してしまいそうな光景を目にした、こちらのママさん。赤ちゃんをグーで殴る様子にも驚きですが、その後ママがこちらを見たら何事もなかったかのように赤ちゃんをあやすという狡猾さにも唖然としてしまったのでしょう。しかも一度ならばいざ知らず、それを短時間に何度も繰り返しているとなると「家では一体どんなことをしているのだろう……」と不審に思ってしまっても仕方がないかもしれません。

「上の子が下の子に意地悪をするのがつらい」と考えている投稿者さん。ヤキモチを焼いていると頭で理解しているとはいえ、赤ちゃんが心配だからやめてほしいというのはママとしても当然の感情でしょう。投稿者さんは上の子の行動を心配しているようですが、ママたちから共感の声が寄せられたことを考えると、下の子に嫉妬して意地悪してしまうのは珍しいことではないようです。ヤキモチが行き過ぎて暴力を振るってしまうのは考えものですが、「意地悪をしたい」と考えるのはよくあることなのでしょう。

「嫉妬」では片付けられない言動が日常になる前に、まずはどんなタイミングで上の子が意地悪をしてしまうかを知る必要がありそうです。お子さんたちの様子をみて、今の状況を把握してみることが解決への一歩になるのかもしれません。

後編へ続く。

文・motte 編集・荻野実紀子 イラスト・もっちもちふっわふわ

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