コロナ禍での友達作りはハードルが高い!?友達が少ない、高校生のわが子が心配
高校時代といえば青春まっただ中! 仲間との熱い友情や、甘酸っぱい恋愛を経験しながら、充実した毎日を送ってほしいところですが……わが子の高校生活について、あるママから投稿がありました。
『高校生の子どもがいる方、お子さんは友達多いですか?』
投稿者さんのお子さんは、どうやら友人が少ない様子。「中学からの友達が1人。高校で仲良くなれそうな子が1人。新型コロナウイルスのこともあるし、遠出とか控えてるので、なかなか友情も深まらないみたいで……」とのこと。
投稿者さんと同じように、感染症の影響を受けながら学校生活を送る子どもたちの姿に、心を痛めている親御さんは多いことでしょう。
ではママスタコミュニティに集うママたちのお子さんの様子はどうなのでしょうか?
少ないけれど、本人的には問題なし?
高校という新しい世界で友人関係も広がるかと思いきや!? そうスムーズにはいかない場合もありますよね。
『高校2年生男子。全然いない。学校帰りにうどんを食べてくる友達1人は確認できた』
『いない。気が合わない人と一緒にいるより、妹たちといるほうがいいって』
『少ないです。元々1人が好きなタイプなので、友達が多くてうるさく言われるのはストレスらしい。学校に行けば話す友達はいるし、必要ならLINEなどで……と無理せずにって感じみたい』
親は「友達が少ないと寂しいのでは?」と考えがちですが、少ないほうが心地いいと感じるお子さんもいるようです。当然のことですが、高校が同じだからといって、気が合う人ばかりとは限りませんよね。
コミュ力高し、友達いっぱい!
なかには交友関係をどんどん広げ、夜になるまで家に帰ってこない(笑)お子さんもいます。
『高校2年生男子、かなり多い。クラスの友達、部活の友達たくさん。誘いが多すぎて、部活がオフの日は家にいない。遅くまで遊んで帰宅して勉強して、超ハードな生活。でも楽しそうだし好きにさせてる』
『部活やってて先輩にもかわいがられてるし、同級生の友達も多いから、休みの日も部活してそのまま夜までどっか行ってる(笑)。家では絶賛反抗期中だし成績も悪いが、いい友達に囲まれてるのはヤツの人徳だと思う』
『多いと思う。小学生の頃からクラス替えが楽しみで、知っている人が1人もいなくても、友達たくさんできるから楽しみという子』
筆者にも高校生の息子がいますが、このタイプ。クラスも部活も違う友達の名前が次々に出てくるので「それってどういう繋がり?」と聞くと、「友達の友達」と答えます。好きな音楽など共通項がひとつでもあると、すぐに仲よくなれるのだとか。一方、中学生の娘は同じクラスの子たちであっても仲良くなるのに時間がかかるタイプ。本人の性格によって違うものだなと実感しています。
友達が多ければいい、というものでもない
わが子が多くの友達に囲まれていると嬉しい反面、不安を抱えてしまうママもいます。
『少なくはないと思う。ただ自分発信の子じゃないから、流されないか心配』
『多いと思う。でも変な子も惹きつけるからなんとも言えない』
お子さんの性格をよくわかっているからこそ、心配になってしまうのでしょう。
『上の子は少ない。おとなしいし目立たないんだと思う。自分でも「陰キャだから友達少ない」と言ってる。でも本当は友達と楽しく過ごしたいんだろうな。下の子は多い。性格が明るいし積極的に誰にでも話すから。でも誘われすぎて疲れてるときもあった。“普通”とか“適度に”とかが一番難しいね』
”適度“に”楽しい“交友関係……これって大人でもなかなか難しいのではないでしょうか。しかも”適度“がどれくらいなのかは人それぞれ。親が思う”適度“と、子が思う”適度“もまた違っているかもしれませんね。
このご時世で友情を深めるのは難しい!?
新型コロナウイルスの流行が長引き、高校生活の多くをマスク姿で過ごしてきている子どもたち。友達付き合いに影響がないはずがありません。
『多くはないと思う。部活仲間とクラスに数人。今2年生で入学時からコロナ禍だから、部活仲間以外と遊びに行ったことない。仲良しの子だったら互いの家を行き来したりお泊まりしたりとかしたいと思うけど、それもナシ』
『高校1年生。高校でクラスでも部活でもたくさん友達できたけど、感染症のせいで全然遊べないし、夏休みの部活もなくなったからずっと家にいた』
『感染症が影響してるのか、私が思うような友達付き合いとは違うかも。学校以外に休日約束して遊ぶとかはほとんどない』
学校でお弁当を食べるときは「黙食」、部活動も思うようにできず、友達の家に行くにも気を遣う……私たち親世代が当たり前にしていたことができない日々を送る子どもたち。そんな姿に「可哀想」と思っているママも多いことでしょう。不完全燃焼な学生生活に不満を感じている子もいるはずです。直接友達と会えない代わりに、家でオンラインゲームをずっとやっていたという声もありました。
楽しい学校生活の基準は子ども自身が決めること
一方でこのような状況がすでに“日常”になり、それなりに毎日の学校生活を楽しんでいる子たちも結構いるのかもしれません。大人数で集まるのが難しいぶん、少ない人数で友情を深めるのもいいですよね。友達の多い少ないが、高校生活の充実度と必ずしも連動するとは限りません。なかには一人でいるほうが落ち着く子もいるでしょう。また無理して友達付き合いを広げてしまうと、トラブルに巻き込まれたり、精神的に疲れてしまったりする恐れもあります。
親はつい、たくさんの友達と楽しそうにしている子どもの姿を求めてしまいがちですが、“楽しい学生生活”の基準は子ども自身が決めること。たとえ友達が少なかろうと、わが子がそれを気にしてないのであれば親は大らかに見守っていきたいものです。
文・千永美 編集・すずらん イラスト・春野さくら
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