マイナンバーカード、みんなは作った?作る理由・作らない理由を徹底調査!
平成28年1月から交付が開始された「マイナンバーカード」。取得すれば公的な身分証明書として利用ができたり、さまざまな行政サービスが受けられたりなどのメリットがあるようですね。しかし実際の所、どれぐらいの人がマイナンバーカードを所有しているのでしょう。
『マイナンバーカードをまだ作っていない人っている?』
令和3年7月1日に総務省が発表したデータによると、マイナンバーカードの交付率は全国民の34.2%という結果になっています。令和2年の3月時点では15.5%だったことを考えると、1年で倍近くにはなっています。倍近くになっても少ない印象は否めませんね。もしかすると交付率の数字から、ママたちのマイナンバーカード事情が見えてくるかも……?
ママたちのマイナンバーカード事情。作っている人はかなり少ない?
『作っていないよ』
『作っていない。忘れていたよ』
投稿者さんの質問に対し、ママたちからの解答は、「作っていない」が圧倒的な結果となりました。すでにマイナンバーカードを作っているママもいましたが、大半が「作っていない」という結果を見ると、交付率の低さにも納得してしまいそうになりますね。
なぜママたちはマイナンバーカードを作っていないのでしょう。その理由に迫ります!
ママたちがマイナンバーカードを作らない理由
マイナンバーカードを作らないと答えたママたちの声を見ると
・必要性を感じない
・通知カードで間に合う
・作ることに抵抗がある
このような内容が目立ちました。3つの理由について、もう少し詳しく見てみましょう。
マイナンバーカードの必要性を感じない
『今のところまったく必要性を感じていないから』
『作らなくても別に困っていないんだよねぇ』
『強制になるまで作るつもりはない』
『作っていないし、作る気もない。通知カードすら出番がないのに、マイナンバーカードを作る意味がまったくわからない』
マイナンバーカードを作っていないという声の大半が、マイナンバーカードに必要性を感じないからでした。たしかに日常生活をおくるなかで、マイナンバーがないと困ったという経験は少ないかもしれませんね。そう考えると「今じゃなくてもいいかな」となり、保留状態になっているようです。
通知カードで間に合う
『マイナンバーカードにメリットというメリットがない。通知カードで問題ないしね』
『職場の書類なんかも通知カードの番号があれば大丈夫だった』
『運転免許証を更新しなければ無免許運転になって困るけど、マイナンバーカードをわざわざ作るメリットがあるかどうかでしょ。自営業の人ならメリットはありそうだけど、普通の会社員だとあまりメリットはないよ。通知カードで済んじゃう』
マイナンバーカードを交付してもらうために各家庭へ発送された「通知カード」。通知カードには住所・氏名・生年月日・性別などと一緒にマイナンバーの番号が記載されています。マイナンバーカードのように公的な身分証明書としての役割は果たせませんが、マイナンバーが必要なときには通知カードがあれば間に合うこともあるようです。
作ることに抵抗がある
『今のところ別になくても困らないっていうこともあるけど、情報漏えいのリスクが高そうだから作りたくないかな』
『今後、銀行預金の紐づけとかがはじまるんだよね。いろいろなものが紐づけられてしまうから作るつもりはないかな』
『マイナンバーカードを作ることで、情報漏えいへの不安も出てくるし、いろいろなことが紐づけられてしまうことがイヤなんだよね』
個人情報の漏えいや、行政・民間問わず、いろいろなデータがマイナンバーカードに集約されてしまうことに不安を感じる声もありました。大切なデータですので、うっかり漏えいした……では済まされたくないですよね。
マイナンバーを作ったママの声
『写真つきの身分証がない学生の子どもたちの分だけ作った』
『免許証がないから作ったよ』
マイナンバーカードがあれば、写真つき公的身分証明書の役割をはたしてくれます。運転免許証をもっていない人や、写真つきの学生証を持っていないお子さんなどには重宝されるのでしょう。身分証明書代わりに作る人は結構多いかもしれませんね。
『ふるさと納税のワンストップ特例の書類作りに便利だから作ったよ。マイナポイントもしっかり貰った』
『作るつもりはなかったけど、確定申告をするから作った』
マイナンバーカードを作るともらえる「マイナポイント」が目当てという声も。他にはふるさと納税のワンストップ特例の書類作りで便利だったとか、確定申告の電子申請に便利だから作ったという声も寄せられました。
交付申請はしたけれどまだ受け取れていないという声も
『あとは受け取りだけなんだけど、小学生の子どもたちも一緒に取りに行かなきゃダメなんだって。完全予約でなかなか希望する日に予約が取れなくて、受け取りはいつになることやら』
『体が動かないとかよほどな理由がないと代理で受け取ることもダメなんだよね。旦那とかに頼むにしても平日はムリだし、土日で受け取れる日程はいつも予約が取れないし。どうやって受け取るのって感じ』
『マイナポイントが貰える締切ギリギリで作ったけど、まだ受け取りに行っていない。受け取りに行くのに予約をしなきゃいけないから面倒で』
なんとか交付の申請はしたものの、受け取りにいけないので手元にはないという声もいくつか寄せられていました。
マイナンバーカードは、交付申請後1カ月程度で住んでいるエリアの市区町村から「交付通知書」のハガキが届きます。交付通知書に記載されている期日までに窓口へ本人が受け取りに行けばいいそうです。
マイナンバーカードの公式サイトには、受け取りに予約が必要との記載はありません。しかしママたちの声からは予約が必要であることがわかりました。市区町村によって対応がことなるのかもしれませんね。小さい子どもでも本人が受け取る必要があるとなれば、連れて行くママもかなり大変ですよね。
必要性を感じるときが来るまで「保留」が今のママたちのリアルな声
マイナンバーカードを持っていないことで起こった「リアル」なデメリットについてもママたちは話してくれました。
『旦那が作っていないせいで大規模感染症の給付金10万円が1カ月遅れになった』
『学校関係でもマイナンバーカードが必須になってきていない? マイナンバーカードがない人は、年度はじめとかに基礎番号付きの住民票をとらなくちゃいけないし、超面倒くさいよね』
『高校になるといるし、ふるさと納税でもいる。引っ越ししたから通知カードじゃ不可だった。その都度役所へ行くことが面倒だから交付申請書をもらってきた』
しかしデメリットを聞いても、今はまだ保留にしたいと考えるママたちが多いのかもしれませんね。マイナンバーカードをもつことで、なにか劇的に生活が便利になることでも起こればいいのですが……。
メリット・デメリットを再確認してから再検討する?
申請から受け取りまで手間暇がかかってしまうことも課題になっているマイナンバーカード。しかしもつことで得られるメリットは生活を豊かにしてくれるかもしれません。
マイナンバーカードは公的な写真つき身分証明書になる以外にもメリットはあり、
・政府運営の「マイナポータル」で子育て情報の取得ができる
・コンビニなどで住民票や印鑑登録証明書などの公的な証明書が取れる「コンビニ交付サービス」が利用できる
・地域の商店街や特産品などの購入や公共施設の利用料に使える「自治体ポイント」がもらえる
このようなメリットを受けることで、ご自身の生活がどのように変化をするのかをあらためて考えてみてはいかがでしょう。その上で今はまだ保留にするのか、思い切って交付申請をするのかを再確認してもいいかもしれませんね。
文・櫻宮ヨウ 編集・山内ウェンディ
関連記事
※義実家 に関する記事一覧- 参考トピ (by ママスタコミュニティ)
- マイナンバーカードまだ作ってない人いる?