<夫が急逝>半年後、義母に同居を迫られた……心休まらぬ日々の中、ついに【前編まんが】
これは数年前の出来事です。ある日突然、夫が職場で倒れてなくなりました。
死因は心筋梗塞でした。当日の朝、いつも通り出勤したのに帰らぬ人になるなんて……。
葬儀が終わり、「あぁ、夫は本当にいなくなってしまったんだ」と悲しみがじわじわと押し寄せてきました。近くに住む義母も一人息子を失い途方もない悲しみに暮れています。義母と悲しみを分かち合えれば、お互い心にできた傷を癒やし合うことができたかもしれません。
しかし夫の死後、義母にとんでもないことを言われました。
「私の大切な一人息子が亡くなったのはお前のせいだ。私の息子を返してちょうだい!!」
義母の悲しみは相当なものだと想像はできます。正気ではいられないでしょう。でも私や娘だって悲しみの底なんです。私は義母の発言に傷つき、何も言い返せませんでした。もともとそれほど仲が良いわけでもなかった義母です。その日以降、義母とは必要なとき以外は会わないことにしました。
保険のおかげで、一人娘が仮に大学に進学しても大丈夫なだけの資金が手元にあります。しかし私にだってこの先何があるかわかりません。娘が生まれてからはずっと非正規で働いていましたがフルタイムで働くことにしました。私は親と絶縁していて、両親には頼れません。不安もありましたが、前を向かなければと気持ちを奮い立たせ新たな生活に向けて動き出しました。「悲しみから少しずつ立ち直りたい」という気持ちも強かったです。
できるだけ固定費は抑えようと引っ越しもしました。今まで住んでいた賃貸マンションを引き払い、娘が転校しなくてすむよう、今までと同じ学区内で二人暮らし用のアパートを借りたのです。夫の突然死から半年が経ち、少しずつ生活のリズムが整ってきたころ、義母から連絡が。
義母とは一定の距離を置きたい気持ちを、私は淡々と答えます。
義母:「そんな狭いところでユミちゃん(孫)がかわいそうだとは思わないの? アパート名で不動産屋に調べさせたら45平米だっていうじゃないの!」
(勝手に調べたんだ……)相変わらず攻撃的な物言いに反論する気力もなく、適当に返事をしてやり過ごしました。
義母は息子に先立たれた悲しみを、唯一の拠りどころである孫で紛らわしたいのでしょうか……? だからといって私もすんなり納得できません。
後編へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・rollingdell 作画・上野りゅうじん 編集・秋澄乃