パパが単身赴任でワンオペ育児。心が折れそうなママへ先輩ママたちが掛けた言葉は?
お子さんが赤ちゃんだったり意思の疎通がうまくいかない幼児だったころ、「もう頑張れない」とつらい思いをした経験はありませんか? 今がまさにその時期というママもたくさんいるでしょう。あるママも育児に追われる中で些細な出来事がきっかけで「心が折れそう」と話しています。
『夫は単身赴任、実母は毒親、子どもたちにビーズを床中まかれて心が折れました。今泣きながら寝かしつけをしています。ニュースにでたら私と思ってください』
21時過ぎにママスタコミュニティに投稿を寄せてくれたママは1歳2か月と7歳のお子さんがいるそうです。旦那さんは単身赴任中、実母にも頼れない状況で一人で育児をしています。就寝直前に下の子がビーズを床にばら撒いてしまったことで、投稿者さんの頑張ってきた気持ちが一気にくじけてしまいました。「ニュースにでたら私と思って」とまで追い詰められた苦しい気持ちが伝わってきます……。子育てには病気やケガへの不安、時間に追い立てられる感覚、自分の時間が作れないことへの苛立ちほか悩みが尽きないものです。2人の幼い子どもを一人で面倒見ているなんて、その大変さは計り知ることができません。先輩ママたちが投稿者さんへ温かい声を掛けています。
ママたちは「子育ての同志」先輩ママからの優しい励まし
『投稿者さん、お疲れさま。泣きたいときあるよ、うんうん、わかる……』
『今日は温かい飲み物でも飲んで早く寝ちゃおう』
『ここにSOS出すってことは、どうにかしたい! って自分自身で思えているときだよ。だからまだ大丈夫だよ。今踏ん張っていたら絶対楽になるときがくるから。子どもが寝たら、いっぱい泣いてここで吐き出したらいい。ここで聞いてくれる人たちいっぱいいるから』
子育てで大変なときはこのつらい状況がいつまで続くのかと不安になりますよね。わが子が小さいころ筆者にも苦しい時期がありました。「いつか成長するから」と自分に言い聞かせながら踏ん張り続けたら、いつの間にか楽になっていたことを後になって気づきました。希望を持ち続けたことがよかったのかなと今となっては思います。
投稿者さんへのねぎらいの言葉と共に、他のママからもつらい状況を吐露する声が寄せられました。
『お疲れさま。落ち着くまでゆっくりしたらいいよ。無理しないで。明けない夜はない。まぁ私も今、心の骨折しているけど。どんまい』
『ここは優しい人たちが多いなぁ。私も今日プツンと糸切れてしんどくて、どうにかなりそうだったけど落ち着けた』
育児はママの努力だけではどうにもならないこともあるでしょう。ママたちは「子育ての同志」としてその苦労をよく知っているからこそ、投稿者さんの気持ちに共感し「優しい言葉」を贈れるのですよね。
外部の力を借りることも検討してみて
投稿者のママさんの旦那さんは単身赴任中で、ママは小さなお子さんたちを一人でお世話している状況だそう。家事代行やベビーシッターを利用するのもママの気持ちをリフレッシュさせる方法かもしれません。
たとえば、「ファミリー・サポート・センター」があります。この取り組みは、子どもの送迎や預かりなど子育ての援助を受けたい人と援助を行いたい人とを結ぶ相互援助の仕組みで成り立っています(援助を受けたい人も援助を行いたい人も、共に事前登録が必要)。援助する側はプロではありませんが、お子さんを預かるため安全・事故対策を含めた講習を受けており、活動前に事前に顔合わせすることになっているのでママも安心して子どもを預けられるのではないでしょうか。
周囲に頼れる人がいなければ外部の力を利用し、ママの心身の負担を軽減できればいいですね。
ママ一人で育児のつらさを抱え込まないで
『みなさん本当に優しいお言葉、共感、ご意見ありがとうございます。ひと通り泣いたので腫れた目で片付けを始めます!』
ママたちにつらさを共感してもらい、思い切り涙を流したことでスッキリした気持ちになれたのかもしれませんね。最初は張りつめた糸が切れたような心境だったママでしたが、最後は晴れやかな気持ちになったようです。ママたちのエールのおかげもあるでしょうし、投稿者さん自身の「つらいけれど誰かに気持ちを聞いてもらおう」という前向きな気持ちも大きかったのではないでしょうか。
『手抜きしながらやっていこー!』
家事の手を抜いたり人につらい気持ちを聞いてもらったり、大変な育児中だからこそ心に余裕を持ちたいもの。でも小さな子どものお世話に追われていると、リフレッシュどころか自分のことは後回しなってしまいがちなのではないでしょうか? 筆者は自分の心に潤いをもたらせてくれる“小さなこと”を見つけ、毎日を過ごしました。たとえば、子どものお昼寝中にちょっとリッチなスイーツをゆっくり味わったり、手で握ってぷよぷよした感覚を楽しむストレス解消グッズで遊んだり。少しの時間でも自分の楽しみを持つことが心の余裕につながっていたのかもしれません。
自分で自分をケアすることのほかに誰か大人と気兼ねなくグチを言い合ったり、つらい状況に共感してもらうなどコミュニケーションも癒しになりますよね。ただ幼い子どもを抱えているとなかなかゆっくり話せない場面も多いかもしれませんね。そんなときは投稿者さんのように、ママたちが集うママスタコミュニティが心の癒しになってくれたらと願います。
文・ななみや 編集・横内みか イラスト・はなめがね
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