クラスメイトが休んだことを喜ぶ小1のわが子。これは悪口?それとも……
もしも自分の子どもがクラスメイトの悪口を言っていたらあなたはどうしますか? 共感するという人もいれば、叱るという人、どうするべきか悩んでしまうという人もいますよね。そんなお悩みを持つママからの投稿がママスタコミュニティに寄せられました。
『私の子どもは1年生。いつも後ろから押す子がいるらしく、「やめて!」と言ってもやめてくれない。昨日はお休みをしたらしく「今日はその子が休みだったからよかった。ずっと休みだったらいいのに……」と言っていた。「そんなこと言ったらダメだよ」と叱る? それとも共感する?』
投稿者さんのお子さんは、相手の子に「やめて」と伝えているにもかかわらずいつも後ろから押されてしまい、嫌な思いをしているようです。そんなある日、たまたま相手の子がお休みだったことを喜び、「ずっとお休みだったらいいのに……」と投稿者さんに気持ちを吐き出しました。大人の私たちですら、嫌なことをされたらムッとしてしまいますよね。
この相談には、お子さんに共感する派のママたちの意見と、「悪口はダメだ」と伝えた上でアドバイスをする派のママたちの意見が集まりました。「ずっとお休みだったらいいのに」という言葉にどう答えるべきか、一緒に考えてみましょう。
子どもに共感する派のママたちの意見
『私なら共感するかな。「嫌なことをされたら嫌だよね」って』
『容姿や病気をけなすような悪口なら叱るけど、そういうことならラッキーじゃん! と思ってしまうかな。でも他の子に言っちゃダメだよとは言うかも。どこかで愚痴をはける場を作ってあげないとね』
容姿や病気であることをけなすような言葉は、どんな理由があったとしても絶対にダメです。ただ今回の場合は嫌がらせをされていたということで、つい親として、お子さんの言葉に共感してしまう気持ちを抱いてしまいますね。その上でこんな意見も。
『低学年なら「そっか」と言って別の話題に振るかな。高学年だったら外では言わないようにって注意はするけれど、家の中では悪口を言ってもOKにして発散させるかな』
愚痴をはける場所を作ってあげることが大切だと感じているママたち。お子さん自身は外では言わないようにしているのかもしれませんし、言えないことをはき出せる場として親を頼ってくれているのならば、受け止めてあげたいですよね。
悪口はダメだと伝えた上でアドバイスをする派のママの意見
『悪口は絶対にダメ。「やめてくれないなら先生にきちんと言いなさい」って言う』
『「それは嫌だね。でもそんなことを言ったらだめだよ。はっきりやめてと言ってもそれでもやめてくれなかったら先生に言いなさい」かな』
悪口を注意する場合は、ママ自身の体験を交えてどうしてダメなのか、相手の子がどう感じるのかをよりわかりやすくたとえてみることもいいのかもしれませんね。またコメントの中には何がダメなのかを伝えた上で先生を頼るという意見もありました。
『「その子にも何か理由があるのかもしれないね。お母さんはその現場を見ていないから一方的に”あなたが正しい”とは言えないよ。どの程度の力で押されているのかも分からないから、先生に話してみようか?」かな』
学校で起きたこととなると、お子さんの話を聞いただけでは詳細がわからないこともありますよね。とくに低学年のうちは、子ども自身が明確には理解できていないケースもあります。お友だちとのトラブルは先生に介入してもらうことで解決できることもあるでしょう。先生も交えながら改善点を一緒に探せるようアドバイスしてみてはいかがですか?
年齢や状況によっても違う、わが子にとっての「最適」を考えよう
お子さんに共感するママたちの意見と悪口はダメだと伝えた上でアドバイスをするママたちの意見をご紹介しましたが、なかには「お子さんの発言は、悪口ではないのでは?」と感じたママもいたようです。
『悪口とはちょっと違う気がする。幼稚園や学校で何か被害を受けたときや困ってるときは報告してくれた方がよくない?』
お子さんの意見も聞かず「それは悪口だ」と決めつけてしまうと、子どもの気持ちを傷つけてしまうかもしれませんね。お子さんの言葉に違和感を感じたとしてもすぐに悪口だと決めるのではなく、愚痴や訴えの可能性を排除しないのも大事なことです。
ママたちの意見には、どれもお子さんのことをとても大切に思っているからこその思いが込められていました。子どもの言葉使いに敏感になってしまうのは、どのママにも言えることでしょう。特にお友だちに向けての言葉は気をつけてもらいたいと感じるかもしれませんね。
叱るにしても共感するにしても、いずれにしてもまずは自分の作業の手を止めて、子どもの話をしっかりと聞くことが一番だと筆者は感じます。もし叱るのであれば、何がどうしてダメなのかをママ自身の感想や体験を交えて明確にしてみてはいかがでしょうか。ママ自身も深く考えられますし、お子さん自身も相手との関わり方について考えるいいきっかけになると思います。また親子で一緒に考えることによって、親子の信頼関係を築くことにもつながるはずです。
解決策はお子さんの年齢や状況、家庭の考え方によっても違うことでしょう。よく話し合いながら、その子にとっての「最適」を見つけてみてくださいね。
文・ゆきまろ 編集・荻野実紀子 イラスト・Ponko
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