乳がんを早期発見するためのマンモグラフィ検査。超貧乳だから痛いし恥ずかしい……
乳がん検診では、基本的に問診と乳房エックス線検査が行われます。この「乳房エックス線検査」とはマンモグラフィのこと。マンモグラフィは検査の際に乳房を固定させて圧迫しながら撮影をするため、なかには痛みを感じる人も。ママスタコミュニティでもあるママが、マンモグラフィ検査による痛みについて心配をしています。
『超貧乳でマンモグラフィ検査を受けたことがある人はいる? どうだった? マンモグラフィ検査のクーポンが市から送られてきたけれど、あの激痛が忘れられず迷っている……。両手で何度も引っ張られたけれど、貧乳すぎて上手く挟めず……。それも恥ずかしいな』
投稿者さんは胸の膨らみが少ないため、過去に受けた乳がん検診が大変だったようですね。
この機械に挟まれる際や、挟むために胸を引っ張る作業に痛みを感じる人は少なからずいます。とはいえ乳がん検診はからだの大切なメンテナンスのひとつ、受けたほうがいいことが理解できるだけに、なにかしら安心できる要素がほしいものですよね? まずは投稿者さんと同じような経験をもつママの話から見てみましょう。
投稿者さんと同じ経験をもつママたちとそうでないママ
『貧乳の上に寄せるものもない貧相な体をしてますが、大丈夫でしたよ~。技師さんが四苦八苦して一生懸命やってくれて、「挟むものがなくてすみません」と謝りました(笑)』
『貧乳代表の私です。すごく痛かった。痛すぎて脇汗がたくさん出た。背中から肉をかき集めて一生懸命やってくれたけれど、痩せているから大して肉も集まらず……』
『私も貧乳。脇や背中から無理矢理持ってきて挟んでもらったけれど、大変そうだった。すごく押された。痛いよね~』
コメントを読んでみると、投稿者さんと同じような経験をもつママは意外といるようですね。痛みを感じたり、申し訳ないと思ったり……このような経験をもつのが投稿者さんだけでないことがよくわかりました。しかし痛いと感じたママがいる一方で、「平気だった」と話すコメントもありました。
『何回かやっているけれど、技師さんによるよ。下手な人は何回もやり直すけれど、ベテランの職人さんはさっと挟んで全然痛くなかった』
胸を挟む人によって、痛みが違うこともあるようですね。もちろん痛みを感じる場所や、我慢できる痛みのレベルは人それぞれ。もしかしたら挟む側と挟まれる側の相性になってくるのかもしれませんが、このような話を聞くとどうしても「相性のいい技師さんだといいな」と願わずにはいられませんね。
痛みよりも申し訳なさのほうが強いママも
『貧乳だけれど我慢できる痛さだったよ。挟むものがなさすぎて申し訳なかったわ』
『痩せて乳が平らになったけれど、一生懸命集めて挟むから「すみません、すみません、すみません!」という感じ。痛みより申し訳なさが勝つ』
『一緒ですわ。たぶんこんな乳を見たことや触ったことなかっただろうと、恥ずかしさを通り越して気の毒に思っちゃったくらい』
「痛みよりも申し訳なさのほうが大きい」という意見も少なくありませんでした。痛みは自身が耐えれば解決できるところになってきますが、脇や背中から一生懸命肉を寄せ集めることは自分ひとりでは解決できません。技師さんの一生懸命さを申し訳なく感じたり、頑張る姿を見て気の毒に思ったり、さまざまな感情があるようです。しかしこのようなコメントを読むことで、投稿者さんも「恥ずかしく感じていたのは自分だけではない」と心強く思えたのではないでしょうか?
ちなみに……マンモグラフィと胸の大きさの関係は?
『私はやったことがないけれど、男の人もマンモグラフィの検査をすることがあるから、膨らみがなくても大丈夫だと聞いて安心していた』
『男性もマンモグラフィの検査を受けるから可能』
乳がんは女性だけの病気ではなく、男性でもかかることのある病気です。そのため男性でも検査を受けられるようになっています。下記サイトにもマンモグラフィと胸のサイズについて、
『胸の大きさが撮影に影響することは全くありません。男性の胸でも撮影することができるくらいですから心配いりません。』
とあります。サイズが必ずしも関係してくるとは限らないことが知れただけで、事前に感じる恐怖心の大きさも多少は変わってきそうですね。
どうしても心配ならエコー検査という手も
『エコー検査がいいよ』
『同じく超貧乳の友達は、マンモグラフィー検査をしたけれど、「エコーでいい」と言われたらしい』
もしもマンモグラフィの検査に対しての不安が拭えないのであれば、エコー検査という手もあります。別名超音波検査とも呼ばれており、超音波でしこりの内部や表面の状態を写すことで、良性・悪性の識別を可能にしています。そのため痛みを伴うこともなく、マンモグラフィに対してあったような不安は解消できそうです。
早い時期に乳がんを発見するのは大切なこと!自分や家族のためにも受けておこう
『貧乳だけれど毎年受けていますよ。すごく痛い。「ここまで痛くしないで!」と思うほどいつも痛い。けれど見落としがないよう限りなくペッタンコにしてくれていると思うと、耐えるしかないといつも我慢』
『病気になって手遅れになったら困るから検査しておこう。貧乳とか気にしている場合じゃないよ』
筆者もマンモグラフィ検査を受けたことがありますが、初めてのときはやはり抵抗がありました。それに投稿者さんと同じく痛みを感じたこともあります。しかしこれから先の人生を考えれば、痛みや恥ずかしさはほんの一瞬のこと。万が一のことがあったときには、それどころの話では終わりません。
マンモグラフィの検査を行う目的は、できるだけ早く乳がんになり得るものを発見すること。この痛みと恥ずかしさに耐えることで自分の健康をチェックできるのだと思えば、決して我慢できない痛みではありませんよね? もしかしたら「これから先の自分や、これからも一緒にいたい家族のために検査を受けるのだ」と考えてみると、少しだけ勇気がわいてくるのかもしれませんよ。
文・こもも 編集・古川純奈
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