わが子の命名に後悔していることはありますか?ママたちの失敗したと感じることは……
わが子が誕生し、最初のプレゼントともいえる「名づけ」。皆さんにはどんな思い出がありますか? 出産前から何日も何カ月もかけて考えたというお宅もあるかもしれませんね。ママスタコミュニティには、そんなわが子の「命名」について投稿が寄せられました。
『子どもの名前、後悔したなぁ、と思ったことありますか? 私は最後まで2択で悩んだ結果、2番目の名前をつけてしまって……。なんだか、ずっとモヤモヤしながらこれからも生きていくんだ、と思うと子どもにも申し訳ない』
投稿者さんは、お子さんの名づけを最後まで悩んだ結果、第2希望の名前をつけたようです。そのことに、モヤモヤするばかりか「後悔している。子どもに申し訳ない」とまで思いつめているようです。先輩ママたちはどう答えたのでしょうか。
旧漢字・字画の多さには失敗した、と感じる
投稿者さんと同じように、少々の後悔を覚えているママたちもいるようです。その理由は「難解な漢字の使用」にあるようで……。
『旧漢字にして大学受験時に面倒くさいことになってしまった……。1番のショックは入学時の名簿でその漢字が抜けていて「この人誰よ」の名前になってしまったこと』
本人や家族、親しい友人にしか読めない&書けない「漢字」では、少し不便かもしれませんね。入学名簿が空欄だったことには、本人もママも相当ショックだったことでしょう。
『私も画数が多すぎて後悔してる。名字があっさりしてたから、あえて画数多めで良いや! と思ってたんだけど、離婚して苗字を戻したら苗字も名前も多くなってしまった。私でも書くの面倒くさいレベルになっちゃったよ……』
『漢字の画数が多くて後悔。まだ子どもは2歳だけど大きくなったら「テストのとき大変なんだけど!」って絶対言われるんだろうな~』
『うちの子、画数で19あるから申し訳ない。習字で小筆だと潰れちゃう。私自身がひらがなの名前だったから漢字に憧れてて。ちょっと飛びすぎた。パッと見、中国語レベル』
『後悔してる。もっと画数の少ない名前にすればよかった』
姓名判断で画数を気にして命名した、という話はよく耳にしますが、それゆえに「画数が多すぎた」という後悔もあるのかもしれませんね。「パット見、中国語レベル」とはさぞ難解な漢字を使用しているのでしょう。「離婚して苗字を戻したら姓名ともに多くなった」というのは想定外だったことでしょう。少々、お気の毒な感じもしますね。
男女の区別がつかない……
『男女どちらも使える名前にしたけど、電話で名前を言うと高確率で○○君ですか? って言われてしまう。なんか複雑な気持ちになる』
『中学生の長女の名前が1発で読めない、男か女かも分かりにくい』
たしかに「音」だけ聞くと男女の違いが分からない名前がありますよね。小学生の息子のクラスメイトにも「あおいちゃん」に「あおいくん」、「ひかるちゃん」に「ひかるくん」が存在します。息子の塾の先生も「未就学児の生徒の名前はひらがな表記にしているだけに、間違いがないか神経を使う」とおっしゃっていたことを思い出しました。
同じ名前の子が多すぎる!
名づけてみたら、流行りの名前だったという例もあるようです。
『私も、後悔してます。同じ名前が多すぎるから!』
『同じ名前の多さに後悔。まさか流行るとは思わなくてつけたのに。子どもが通っていた塾に同じ名前の子がいて、その子がめちゃくちゃ賢いから「頭いい方の○○」って言われてるのを聞いて、すぐに塾を辞めた』
『悩みに悩んで決めたけど、名づけた後に「人気の名前のベスト5」に入っていることを知ってショックを受けました。同じ名前の子が多いし、親戚にも「流行ってるからつけたんでしょ」と言われて辛かった。子どもに申し訳ないし後悔している』
塾の先生や親せきの不要な一言に傷ついた経験のあるママもいるようです。クラスメイトに同じ名前のお友達がいると、大人は「ややこしい」「分かりにくい」と思いがちですが、子ども自身は「同じ名前の〇〇くんとお友達になったよ」とか「もう1人の〇〇ちゃんは楽しい子なんだよ」などと、親しく感じることもあるようですよ。
本人は気に入っているから安心して
『私もモヤモヤしてるけど、何かのきっかけで名前の話になったとき、子どもがすごく気に入って「他の名前なんて考えられない!」と言ったから、それなら良いか、と少しほっとした』
『母としては後悔してるけど、子どもがメチャクチャ気に入ってるし、子どもの友達から呼びやすいと言われたからオールOK』
『名づけのときに義母にケチつけられてモヤモヤしてた。でも、娘が年長のときに名前の由来を説明したら「この名前とってもお気に入りだから、そんな素敵な理由ですごく嬉しい!」って言ってくれて、この子がそう思ってくれるならこれ以上の名前はないと思えるようになったよ』
親としてはモヤモヤした気持ちを抱えつつも、当の本人は「大好き」「メチャクチャ気に入っている」というポジティブなお子さんも少なくないようです。命名したのは親でも、その名前と一緒に生きていくのはお子さん本人です。本人が喜んでいるのであれば、その名前は十分に価値のある「良い名前」なのではないでしょうか。
子どもが「自分の名前」として堂々と歩んでいければそれで良し
『凝った名前をつけたかったんだけど、産まれてきた息子の顔を見たら「なんか違う。名前負けしそう」と夫婦で意見が一致して太郎って名前になった。本人は気に入ってるけど、名前の由来学習のときに本当の由来(名前負けしそうだから太郎にした)とは言えなかった(笑)』
『「〇〇かな……いや、〇〇かな……。うーん、やっぱり△△にしよう」と散々迷って、最後に出てきた名前で妥協した感じがある……。でも今はすごく可愛くていい名前だと思ってる』
『16年もすれば、この子にはこの名前以外考えられないって思うように育ってくれるから大丈夫よ』
名前とは不思議なもので、生まれたばかりのわが子をその名で呼んでも何となく違和感を覚えていたはずなのに、何度も何度も呼びかけているうちに、その名前こそぴったり! と感じた経験はありませんか? ママやパパだけでなく、祖父母や叔父叔母、近所の人など、たくさんの人にその子の名前を呼んでもらうことで、子ども自身と名前が馴染んでいくのかもしれませんね。
投稿者さんも悩みに悩んでつけた名前です。そのことを誇りに思い、お子さんが「自分の名前」をもって、堂々と歩んでいくことを応援してあげられると良いですね。
文・すずらん 編集・山内ウェンディ イラスト・天城ヨリ子
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