2021/02/10

【後編】旦那が出張中に不倫していた。証拠を突きつけて追及したら開き直って信じられない暴言を……！

256_旦那_加藤みちか

旦那さんの不倫が発覚し、証拠を突きつけて問いつめたという投稿者さん。それに対して旦那さんは不倫を認めた上で開き直り、投稿者さんに子どもを連れて家を出ていけと迫ってきたそうです。これまで家族のためを思って節約に勤しむなど、努力を重ねてきたという投稿者さん。それなのに旦那さんが不倫相手と高級レストランに食事に行っていたことまで発覚し、悔しくてたまらない様子です。すべてを捨てて出ていきたいものの、それもなんだか悔しいと、ママスタコミュニティの他のママたちに意見を求めています。あるママが「その悔しさは裏切られたことからだけくるものではなく、投稿者さんのこれまでの努力にも関係しているのでは？」と指摘しています。

これまでの我慢が踏みにじられたことが悔しい

『家族のために我慢してきた気持ちはよく分かる！！　だからバカバカしくなるよね』

投稿者さんはいずれ家族で旅行に行くために……など、つねに「家族のため」を思い、例えば欲しいものを我慢する、豪華なランチを我慢するなど節約に励んできたのだそうです。でも旦那さんは家族よりも不倫相手を優先し、下手をすると一度で数万円にもなりそうな高級レストランで食事をしたことに後ろめたさすら感じておらず、反省の色を見せることもしていません。そんな態度をされたら、「これまでの努力はなんだったんだろう」と虚しくなるでしょうし、まるで旦那さんにバカにされたような気持ちにもなったとしても不思議はありません。そういった気持ちに後押しされたのか、投稿者さんはすぐさま離婚の二文字を頭に浮かべているようですが、そんな投稿者さんにママたちからはどんなアドバイスが届いているのでしょう？

離婚をするならもらえるものはもらえるようにしなくては……

『養育費と慰謝料は必ず取ること』

『お金をもらえるだけ搾り取って離婚だね』

投稿者さんの頭に咄嗟に浮かんだように、離婚という選択肢もないわけではありません。でも、ただ旦那さんの顔が見たくないから距離を置きたい、というようなことだけに突き動かされては、いい結果にはつながりづらいようにも思えます。万が一、離婚を選択せざるを得ないことになるとしても、子どもたちのことも考え、慰謝料や養育費についてきちんと話し合うことが必要になるのではないでしょうか。
慰謝料とは、相手の不法行為によってこちらがこうむった精神的苦痛に対する損害賠償のことを差します。相手の行為によって離婚せざるを得なくなったような場合などに請求することができるようですから、今回の旦那さんの不倫はそれに該当する可能性もありそうです。

参考：裁判所「慰謝料請求調停」

また養育費は子どもを守り、育て、教育を受けさせていく上で必要な費用です。一般的には子どもが経済的、社会的に自立するまでの期間、必要となる費用といえます。養育費には衣食住にまつわる経費や医療費なども含まれ、子どもを養育している親がもう一方の親から受け取ることができるようです。また、一方が離婚によって親権を持たなくなった場合でも、親であることに変わりはなく、養育費の支払い義務を負わなければならないとされていますから、金額や支払い期間、支払い時期、振り込み先などを具体的にパパママでしっかりと話し合いましょう。話し合いがまとまりそうにない場合には、子を養育する親からもう一方の親に対して、家庭裁判所に調停の申立てをして、養育費の支払いを求めることもできるようです。

参考：法務省「養育費」

参考：裁判所「養育費調停」

離婚はしないという「仕返し」もアリでは？

『離婚なんて一番バカを見るよ。今は離婚せずに（旦那を）ATMがわりにして、お金を貯めておきなよ。女に使っていることわかったから、（これからは）財布の紐をもっと締めて。その分貯金ね』

今すぐに離婚はしないで、まずは今後の計画を立ててからというのも一手かもしれません。たとえ慰謝料や養育費を払ってもらえる算段が整うとしても、ママと子どもだけでの生活に不安はつきまとうものですよね。お金の問題は大きいものですから、ある程度、まとまったお金ができてから、あるいはもしもママが今働いていないのであれば、就職先を見つけてから離婚に踏み切るのもいいでしょう。

『今追い出したら、旦那は不倫女のところに行くでしょ？　それもムカつくよね』

『辛いし悔しいだろうけれど、私なら離婚しない。だって離婚して結局大変なのは投稿者さんじゃん。旦那は離婚して金も自由になって、不倫女と自由に遊んで許せない！！』

旦那さんの不倫によって大変な思いをしている投稿者さんですから、仕返しを考えてもいいのではないかとは筆者も思いました。敢えて離婚をしないでおくことが、旦那さんへの仕返しになるという意見にも共感できる部分があります。離婚をしてしまったら、旦那さんの思うつぼというパターンもあるのでは。自由の身になれたと、不倫相手と再婚をする道を選ばれてしまうかもしれません。筆者だったら、それこそ悔しいです。気持ちの整理が必要かもしれませんが、あえて離婚をしないのも選択肢の1つになってくるのではないでしょうか。

文・こもも　イラスト・加藤みちか　編集・blackcat