いくら起こしても起きないわが子。集団登校に間に合わない問題をどうすればいい?
みなさんのお子さんは、寝起きはいいほうですか? 夜ふかししようが、早寝しようが、いつもどおりふとんに入ろうが、眠い朝は眠い! そのお気持ちよ~くわかります。眠くて眠くて仕方ない子どもたちを、遅刻しないようにママたちは毎朝必死で起こすわけです。しかしそのようなママの思いはうまく伝わらず、起きてくれないお子さんに手を焼いているママからママスタコミュニティに投稿が寄せられました。
『小4のわが子は、毎日学校へ行く時間の20分前にキレながら起き、集団登校の時間を数分すぎてから家を出ます。遅刻しないようにと起こしても起きません。起きてもゆっくり準備をして間に合わなくなりそうだから「早くして」と私が言うとまたキレます。どうしたらいい?』
毎朝頑張ってお子さんを起こそうと努力している投稿者さん。しかしお子さんは起こしてもなかなか起きない上に、起こしにきたことについて怒ってキレてしまうのだそうです。そのせいでいつも登校班の集合時刻に間に合わない……。遅刻せず登校班で学校へ行かせるために、ママは何ができるのでしょう?
子どもを起こすことに苦戦するママたち
『うちもだよ~。朝起きてご飯食べてトイレ行って、ギリギリまで寝ている。家を出るときは機嫌悪いし。毎朝嫌になっちゃうよね。なんかいい方法ないかねぇ』
『うちの娘もすぐキレるよ。起こしてもキレる、宿題しろと言ってもキレる。私が本気で怒っても逆ギレするし』
朝眠いのは大人も子どもも同じなのかもしれませんね。何も言われなくても自分で目覚まし時計をかけて、間に合うように起きて身支度を整えられるようになるには、もう少し時間がかかるのでしょうか。ママたちの声からも毎朝の苦労が垣間見えてきます。
起きない子どもを登校班に間に合わせるためのアドバイス
起こしても起きてくれないため、連日のように登校班の集合時刻に間に合わない投稿者さんのお子さん。集団登校の集合時刻に間に合わせるために、どのように改善していけばいいのでしょう? ママたちの声を元に改善策を紹介します。
寝る時間が遅いのでは?
『寝る時間は何時ごろ? 起きないなら毎日20時には寝かせるとか。嫌でも目が覚めるよ』
『寝るのが遅いとか? うちの子の登校班でも毎朝遅れてくる子がいて迷惑していた。キレても何でもいいから、約束の時間は守らせようよ』
一番わかりやすい理由として、睡眠時間に関係する原因があげられました。夜寝る時間が遅ければおのずと朝起きる時間も遅くなってしまうこともあるでしょう。十分な睡眠時間が確保できていないと、時間が来ても動き出せないこともありますよね。また睡眠不足になってしまうと、イライラしてママに当たり散らすこともあるかもしれません。
ちなみに投稿者さんのお子さんは21時頃には就寝するそうですが、あまりにも朝起きられないのであれば、もう少し早めてみてもいいかもしれません。また小・中・高校生いずれも、寝る前にテレビやゲーム、スマホなどに接触することがよくあるほど、ふとんから出るのがつらいと感じる割合が高いようです。寝る前のテレビやゲームなどの目や脳への刺激が強いものを控えめにして、寝る少し前から徐々に寝る体制にもっていくこともいいかもしれません。
間に合うように起こす時間を早める
『起こす時間をもっと早くしないと! 起きて準備までに時間がかかるなら、家を出る1時間前には起こしたら?』
『もっと早く起こしなよ。集合場所に遅れるのは本当に迷惑』
ギリギリまで寝てしまい起きてくれない子どもには、起こしはじめる時間を早めるというアイデアも寄せられました。もう起きないと遅刻する時間に起こすのではなく、余裕を持った起床時間に起こしはじめることがポイントのようです。親も朝はバタバタしますので、なかなか余裕を持って行動できないこともありますよね。だからこそあえて余裕のある時間帯から声がけをはじめることで、起こすほうの心の余裕もできるかもしれません。
『家中の時計を10分進めよう!』
思い切って家のなかにある時計を進めてしまっては? という声も寄せられました。10分時計を進めることで、空白の10分が誕生し余裕が生まれそうですよね! 強硬手段としてやってみてもいいかもしれません。
登校班に間に合わないことに対する対応も大事
『超迷惑です。他人の時間を何だと思っているんですか? 子どものせいじゃなくて親の責任ですよ』
『集団登校が一緒の子たち、投稿者さんのお子さんを待っての出発なら超迷惑』
投稿者さんのお子さんが集合時刻に来ないことで、登校班が一緒の子どもたちは少なからず待っている時間をロスしています。集合時間に遅れることについて厳しい声も寄せられていました。お子さんをきちんと間に合うように起こすことも大切ですが、すぐに解決しないようであれば登校班の子どもたちへの配慮も必要ではないでしょうか。
『登校班には遅刻したら置いて行ってほしいと伝える。待っているほうの迷惑を考えなきゃ』
登校班の班長さんなどに、いつも待たせてしまって申し訳ないことと、これからは間に合わなければ先に出発して欲しいことを伝えてみてはいかがでしょう。病気や仕方ない事情で遅れるのであればともかく、毎日寝坊で……となると、お子さんの印象も悪くなる一方ですよね。
ひとまず登校班に迷惑をかけている問題から解決して、その後にお子さんを起こす方法を考えてもいいかもしれません。
なぜ起きられないのかを子どもに聞いてみて!
起こしても起きられない理由はなぜか。夜ふかしをしているからという理由もあるかもしれませんが、お子さん自身はどのように考えているのでしょう? もしかしたら他にも原因があるかもしれませんので、余裕のあるときにお子さんに聞いてみることもオススメです。
もしかすると睡眠障害や起立性調節障害などのトラブルを抱えているケースもありますので、その場合は専門家の手助けが必要になる可能性も出てきます。さまざまな角度からお子さんの様子をみたり、話を聞いたりしながら、親子で問題解決に向けて考えてみてください。
文・櫻宮ヨウ 編集・山内ウェンディ イラスト・春野さくら
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