【第4話】夫が不倫!?問題を解決させるため奮闘した結果、残ったものは……?――不倫相手との対峙
【第3話】からの続き。
不倫を認めて謝罪、離婚もしないと言った夫。不倫相手のAにも謝罪と慰謝料を求めるべく、3人で話すことになりました。
怯えた表情で現れたAは20代半ばだそうですが、まるで学生のようでした。
夫が「不倫がバレた。話し合いたい」とAに言うと、何度か拒否したそうですが、ちゃんと時間通りに現れました。
A:「申し訳ありませんでした」と開口一番言いました。
最初から謝るつもりだったようです。
もちろん200万なんて払えるとは思っていませんでした。
払うという誠意が見たくて提示したのです。
私:「なんであんたが入ってくんの? 私とAさんとの話し合いだから」
夫:「おまえ鬼みたいだな」
私:「どの口が言ってるのよ。反省してんの?」
その後もぐだぐだとやりとりが続き、最終的には120万で合意して念書も書いてもらいました。
Aは少し考え「分割でもいいですか……」とつぶやきました。
Aの名前で毎月私の口座に振り込まれるのは、その度に今回のことを思い出しそうで嫌だったので一括にして欲しかったのですが、お金がないのなら仕方ありません。
話し合いはなんとか終わりましたが、話し合い中終始狼狽し、Aを庇おうとする夫を見て、なんだかAが気の毒にも思えてきました。
Aのこと、夫の不倫相手としてもちろん腹も立ちますが、「最初の男性がこんな身勝手なうちの旦那だなんて……」とAへの同情の気持ちが湧くほど夫の様子は頼りなくうつったのです。
帰宅後、夫はまだ慰謝料の件で食い下がります。
夫:「やっぱり120万でも高いと思う、いや100万でも高いな。念書に訂正印押して減額してやってくれよ」
私:「もう話はまとまったじゃない。どうしてAを庇うの? まだ好きなの?」
夫:「そうじゃないけど、俺も原因だからさ……」
そう話す夫を見て、思いました。
かつて私が好きだった夫はもうそこにはありません。
この日までの夫の言動は反省の色もなく失望の一途です。
しかし、私が思うように問題は解決することができています。息子のためにも家族で再スタートを切らねばなりません。
はたして夫婦の、家族の、再構築はできるのでしょうか……?
原案・ママスタコミュニティ 脚本・rollingdell 作画・Ponko