【第一夜】わたしを睨むおばさん。あなたは誰……? #身の毛もよだつ恐怖の体験
お盆の時期の話です。当時、私は高校生。実家にお墓はなく、納骨堂にお骨を納めています。
その年のお盆のお参りは親戚2家族も来て、15人近い大人数でした。わが家の納骨壇にお供えとお参りをすますと、次は納骨堂の祭壇でお坊さんにお経をあげてもらいます。祭壇の前には椅子がいくつかありましたが人数が多かったため、祖父母と小さな子どもが椅子に座り私はその後ろと納骨壇の間に立ち、壁際に両親や叔父叔母が立ちました。
目を閉じて「ひまだな~」と思いつつ手を合わせてお経を聞いていたら、突然私の後ろの納骨壇の開いた扉がカタカタ音を立てて揺れ始めました。体がぶつかっちゃったのかと慌てて手で押さえたのですが……。
我に返ってみると、にらんでいたおばさんの顔もよく思い出せません。
なのにどうして親戚のおばさんだと思っていたのでしょう。
本当に誰だったのでしょう……?
次の年のお盆は怖くて納骨堂にお参りに行けなかったのですが、そのことを父に叱られて納得いかない私だったのでした。
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