散らかして片づけない子どもに片づけをさせる、保育士さんの技
おもちゃ箱をひっくり返しておもちゃをザーっと散らかす遊びを、息子(3歳)はときどきやりたがります。結構大きな音がするので、マンションのお隣のご迷惑になっていないかとヒヤヒヤします。
とっさに代案が思いつく気持ちの余裕も、発想力もない私は「音が大きいからやめて!」「おもちゃが落とされて痛がってるよ! かわいそう!」とただ制止するだけ、息子は叱られるばかり。私に叱られて息子が素直にやめることはなく、かえって反発し、わざとくり返していたこともありました。
息子は保育園でも同じ「散らかし遊び」をしたのですが……先生の対応がこれがまた、スマートな方法だったのです。
大きな音に周りはビックリ。けれど息子は散らかし遊びを繰り返し、周りを気にする様子はなかったようです。そんな息子に先生は「ショベルカーさんの次はブルドーザーさんになってくれるかな?」と声をかけてくれたのです。
散らかし遊びを息子の大好きな”はたらくくるま”に見立てて、決して否定はせずに、別の建機を連想させて誘導する。嬉しくなった息子はすんなりと提案を受け入れて、ブルドーザーになり、せっせと散らかしたおもちゃを集めたりして遊びだしたそうです。
遊び方が静かになり周りは一安心。息子も、叱られたわけではないので、反発することなく平和的解決ができていました。
振り返ると……。
先生は「つい禁止の言葉かけのみになりやすいですが、代案を出すと子どももすんなり対応してくれることもありますから」「保育園でも”ダメ”という言葉に頼りすぎないよう気をつけています」と言われていました。私も見習おうと思います。
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