小1の子どもが下校途中に頻繁にウンチをおもらししてしまう。”朝に快便”を習慣にしたいけれど何かいい方法はある?
皆さんのお子さんは、毎日快便派でしょうか? 幼稚園や学校のトイレでウンチをすることに抵抗を持っていたりしませんか?
筆者の長男(小2)は幼稚園生の頃は便秘気味、その理由のひとつに「幼稚園のトイレを使いたくないから」というのがありました。小学生になり、今ではほぼ快便派となりましたが、それでもウンチは学校のトイレではない場所でと決めているようです。コンビニやレストランのトイレを利用することには抵抗がないようなので、おそらく使わないのは、学校のトイレに限ったことのようです。
ママスタコミュニティに筆者の長男同様、学校ではウンチができず、しかも自宅でもしないというお子さんのお悩みが届けられました。
『どうにかして朝タイプにしたいのですが、どうしたらいいですか? 本当に困っています。下校中におもらしをしてしまい、そのまま帰ってくることが多々あります。しかも大量に。学校から家まで徒歩35分。途中でトイレに行きたくなっても、どうしようもできず、走ると出てしまいそうになるし、ゆっくり歩いても間に合わず、結局……。
帰りの挨拶をした後にトイレに行っても出ないので、仕方なく下校するとやはりその途中で……というパターンです。本人には「給食を食べる量を減らす」と言うけれど、それも違うしなぁと思っています。
朝は6時に起床しています。朝ごはんの後にヨーグルトも食べています。でも前日に大量に出ているからか、朝は出なくて……。1年生なので、よくわかっていないのか、学校のトイレを使うことが恥ずかしいという気持ちはまだないみたいです』
なるほど、どうもウンチをしたくなるのがいつも、下校途中のようですね。学校のトイレを使うことに抵抗がなくても、出ないのでは仕方ないですもんね。お子さん自身で、下校前にトイレに寄っておこうとする行動は1年生にしてはとても立派ですが、さて、どうしたものでしょう。
下校途中に便意をもよおすのは学校での緊張感が解けた証拠では?
『学校が終わって気が緩むから、便意が起きるんじゃないかな。便意って緊張があると起きないものだから。夜寝る時間を1時間早めて、朝、1時間早く起こしてあげ、学校へ行くまでにリラックスできる時間作ってあげたらどうかな?』
こういった声が寄せらせましたが、1年生だけに限らず、家から一歩出たら、子どもでも無意識下で緊張感が解けないままというのは、たしかにそうかもしれません。楽しそうにお友達と遊びまわっていても、外は外、家は家、ですものね。いつも学校が終わるタイミングでウンチをしたくなるというリズムを思うと、寄せられたこのご意見、筆者はわかる気がします。
『そういえば、途中まで友達や兄と帰る時には漏らすことはないかも。学校から家までひとりの時ばかりかも……?』
これは投稿者さんの追記ですが、この内容を読んでも、リラックスの表れだという先ほどのご意見、合っている可能性が出てきましたね。もしそうだと仮定するならば、先ほどの「登校前にリラックスタイムを作ってあげる」という作戦は有効かもしれません。試してみてはどうでしょうか?
基本のき、「出なくてもいいからトイレに座ってみる」を繰り返す
ところで、日々下校時に……ということからすると、一定のリズムはあるようですから、快便派ではあるわけですよね、きっと。そのタイミングを朝にずらす手はないものでしょうか?
筆者の長男の場合、ある時期から自然と、「たくさん食べるとしたくなることもある」という不定期リズムができたので、最近は朝食後あるいは夕食後にトイレに駆け込むことが多いです。
『とりあえず出なくても、朝食後にゆっくりトイレに座る習慣を作るといいと聞いたことがある』
『私は小さい時、「出なくてもいいから」って朝トイレに座らされていた。そのうち、朝出るようになったから、とりあえず、朝早めに起こして何回かトイレに行かせる時間作るようにしてみたら?』
『夜にゆっくり湯船につかる→夕食後に少しのヨーグルト→早めに寝る→朝起きたら1杯の水→朝食をしっかり食べさせ、一緒に牛乳を飲ませる→少しリラックスさせる→出る、出ないにかかわらず、トイレに行って座る』
各ご家庭からいろいろなアイディアが届きましたね。わが家でも夫が、「出なくてもいいから座ってみて」という声がけはいまだにしていますね。特に本人が熱中しているスポーツの大会や練習試合の朝には、「試合中にウンチをしたくなって途中抜けることになると、皆に迷惑がかかるし、自分もプレー中にいやだろう」と説いています。結果、トイレに座ると、「出た」と言いながら、トイレから出てくることがほとんどです。
もちろんまだ低学年ですし、おもらしをしてしまうことは何ら恥ずかしいことではありませんから、おもらしばかりを指摘する必要はないでしょう。でももしお子さん自身が、「下校途中に我慢できないのはいやだなぁ」と感じているようであれば、「今しておくと、下校途中におもらしをしないで、お家に帰ってこられるかもしれないよ」と話してあげながら、毎朝、トイレに座るのを促してもいいかもしれません。
また前夜から翌朝までの過ごし方についてのアイディアは、前述の朝のリラックスタイム作戦に近いですよね。今後、学年が上がるにつれ、宿題や習い事、友達との時間が増え、子どもなりに忙しくなっていくことが予想されますから、いまのうちに、自宅でゆっくりと癒しの時間を過ごし、気持ちのいい朝を迎えるとともに快便! というリズムを作ってあげられるといいですね。
万が一に備え、下校途中にトイレを借りられる場所を見つけておく
そういえば筆者自身は、我流の「のの字」作戦なるものを施していた時期がありました。お子さんとのスキンシップの時間にもなるのでご紹介しますね。
布団やベッドの上にお子さんに横になってもらい、おなかを出してもらいます。そうしたら、おへそを起点にひらがなの「の」という文字を描くようにおなかを何度かさすってあげてください。「のの字」、「のの字」と唱えながら……。腸をゆっくり刺激するための自作マッサージだったのですが、これをされると「ウンチをしなさい」の合図だとわかっていたので、長男は「のの字、や~だ~」と身をよじって笑いながら逃げようとし、私がまたそれをつかまえて……と楽しい母子タイムになりましたよ。
さて、相談者さんのお子さんの件について、もうひとつ。下校途中に小さなスーパーマーケットがあるとのこと。ご提案するならば、機会を見つけ、共に下校しながら、「間に合いそうにない場合はここでトイレを貸してもらう」という練習をしてはどうでしょう? 店長さんにはその旨、ご相談し、親子共々店員さんらとも顔見知りになっておけば、お子さんも立ち寄りやすいのではないでしょうか? もちろん万が一の寄り道について、学校の先生にも承諾をいただいたうえで。
タイミングやリズム、理由はお子さん、それぞれ。無理せず、焦らせずに、ペースが整っていくといいですね。
文・blackcat 編集・しらたまよ
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