自己中で口ごたえばかりのわが子が可愛くない!育児に行き詰まったママが考えたいことは?
おしゃべりも上手になり、お友だちとも楽しく遊ぶようになってくる4、5歳の子どもは、赤ちゃんの頃から比べると大きくなったと成長を実感する年齢かもしれません。ママが何か注意しても、口達者な子どもだと口ごたえをしてきて、大人同士のように言い合いしてしまうなんてこともありますよね。
ママスタには、5歳の女の子の育児がしんどい、と投稿してくれたママがいました。
『子どもは5歳、年中の女の子です。
言われたことを守らず、叱られても言い訳したりごまかしたり逆ギレ。普段から他の子に優しくできない、自分のことしか考えない、すぐに調子に乗って我を忘れるなどがあり、私もイライラして怒ることばかりでした。しかし今日初めて我が子を可愛くない、この子無理と思ってしまいました。
特に自分のことに夢中で、困って泣いているお友達を見て見ぬ振りをし、自分の欲を優先したのが許せませんでした。それから子どもと接するのがすごくしんどいです』
わが子のできない部分がいくつも目につく様子の投稿者さん。わが子がかわいくないと感じたそうです。こんなとき、どのようにわが子と接していけばいいのでしょうか。
幼い頃はできなくて仕方ない?子どもに求めすぎという指摘も
そんな投稿者さんのお悩みに多く集まったのは「5歳児はそういうもの」という声でした。
『5歳の年中なんてそんなもの』
『年中さんなんてそんなものじゃない? 投稿者さんが求め過ぎてるだけだよ。無理しないでね』
『幼稚園児なんてそんなもん。ワガママ、自己中、我が強いのは当たり前だよ。そういうお年ごろ。また変わってくるよ』
『わかる、わかる。
言い訳することも頭が良くなった証拠。万が一にも少し優しさに欠けてる子でも、まだまだほとんど親の関わり方やお友達とのやり取りで変わっていける年齢だよ? だってまだ数年しか生きてないんだよ』
『そりゃ自分がすべて。誰かの顔色なんて見ながら生活できてたら、それもまた怖いよ』
『低学年まではほとんどエゴ優先だよ。
しかもそれをママの前でやらかすなら普通に育ってる証拠だよ』
同じように育児をしているママからすれば、投稿者さんの子どもはいたって普通の子。投稿者さんが求めるような、常にやるべきことをやり、自分のことより周りを気遣うような5歳はいないという声が集まりました。
子どものできないところにイライラしてしまうママたち
とはいえ、子どものできないところばかりに目がいくことは、子育てしているママならよくあることかもしれません、わが子が数年しか生きていない存在とは分かっているものの、ついイライラしてしまうのでしょう。投稿者さんと同じように、子どものことをおおらかに見ることができず、日々反省しているママもたくさんいました。
『うちは年長の娘がいるけど投稿者さんのお子さんと全く一緒だよ。
年少のときの状況も一緒。
だから余計にイライラしちゃうんだよね。 情けないねぇ』
『わが子に対して、子どもなんてそんなものだと笑い飛ばせるようなおおらかなお母さんの元に産まれた方が幸せだったのでは? と思うときがあるよ』
子どもと一緒に考えていく姿勢を
自分の子どもが、泣いているお友達を見て見ぬ振りをしたところが許せないという投稿者さん。親はそんなときどのように対応すればいいのでしょうか? アドバイスが寄せられています。
『困って泣いているお友達が目の前にいても、そういうときはどうしてあげたらいいか、その都度教えてあげたりしてるのかな?
「どうしたの?」って聞いてあげるんだよ、とか。「大丈夫?」って声掛けてあげるんだよ、とか。大人ならすぐわかることだけどその都度教えて、お友達に声を掛けさせるとか。
「自分が泣いているとき、誰も心配してくれなかったらどんな気持ち?」って聞いて、嫌な気持ちとか理解できるなら教えてあげれば、だんだんどう対応したらいいかわかってくるだろうから』
困っている子がいたら、相手がどんな気持ちなのか、自分だったらどう思うか、などを一緒に考えるといいとの声がありました。どういう声かけをしたらいいのかをママが教えてあげると、だんだんと子どもも分かっていくのだそう。
先生に相談する
子どもも家と園では違う面があるかもしれないと指摘してくれたママもいました。
『幼稚園児なんてみんな自己中心的で自分のことしか考えてないよ。
もし心配なら担任の先生に相談してみたら?
意外と幼稚園ではお友達を思いやるいい子かもしれないよ』
心配な部分があれば先生に相談してみることを勧めてくれたママもいました。いつもよく見てくれている先生に、幼稚園での様子を聞くと、意外なわが子の一面を発見できるかもしれません。
スキンシップをとる
5歳で口達者な女の子だと、親も大人のように接してしまいがちですが、相手はまだ5年しか生きていない子ども。スキンシップがまだまだ必要な時期だということを教えてくれたママもいました。
『スキンシップしてる? 毎日いっぱいぎゅってするとか、なんか娘さん寂しいのかなって思った』
短所に見えるところは、実は長所であることも
親だと子どもの短所に見えてしまうところも、違った角度から見れば長所であるかもしれません。
『空気読みまくる幼稚園児なんて、ないない。
投稿者さんは気遣いさんだから同じように子どもに求めてしまうんだろうね。
でも自分で考え、自分の意志をはっきり言えるのは娘さんの長所だよ』
『どうしてもできないところに目がいっちゃうよね。成長したから反抗する気持ちが勝ってやらないこともあると思うよ。他の子ができなくても娘さんができていることはたくさんあるはず』
親は子どものできないことに目を向けて子どもを正そうとするのではなく、今できることに目を向けて長所を伸ばそうとすることを心がけたいですね。
子どもの成長を見守る
親が求めることを常に伝え続けていると、子どもも聞く耳を持たなくなるかもしれないとコメントしてくれたママもいました。子どもはゆっくり成長していきますが、できないことを指摘し続けて叱るのではなく、見守っていくことの大切さを教えてくれています。
『こんなにいつも上からガンガン言われてたら、子どもも素直に聞く耳を持たなくなるよ。また何か言ってるって感じで』
『まだ5歳。産まれてたったの5年だよ。
イライラするのすごくわかる! わかるけど、グッと我慢しよう!
「相手はたった5歳の子ども、たった5歳の子ども、たった5歳の子ども……」と念じる。冷静にね!』
『今は自我が強く出てるだけだよ。
それから友だちとの関わりの中で、譲り合いとか我慢することを学んでいく。
その途中なんだから辛抱強く接していくしかないよ』
『私も、子どもは育てたようにしか育たないからと思って、今は反抗期だと思って試行錯誤して育ててるよ』
『まぁ落ち着け。成長しない子はいないから』
最後のコメントの「成長しない子はいない」という言葉には勇気づけられますね。今できないからと言って悲観せず、子どもは常に成長過程であることを肝に銘じておきたいものです。
子どものありのままの姿を認める
子どもが今できないことを叱るより、今ある姿を認めてあげることが大切だと熱心にアドバイスしてくれたママもいました。
『本気でコメントします。
人からの目とか気にしない。全部愛してやって。
他の子に優しくできなくてもいい。いつかできる、いや、一生無理だとしても、その子のそのまんま、人からどう言われてもいいから、認めてやって』
親は子どもの未熟な部分を早いうちから直したいと考えてしまいがちですが、幼い頃からできない部分を指摘され、叱られてばかりいる子は、もしかすると「自分は愛されていない」と感じるかもしれません。自分が愛されていないと感じれば、人にやさしくすることも難しいでしょう。まだ幼いわが子のあるがままの姿を、存分に認めてあげる大切さを教えてくれたママもいました。
多くのママたちからのコメントに、投稿者さんもこのように返信しています。
『なんか私が凝り固まってたみたいですね。反省しました。
もっと大らかな気持ちで見守っていこうと思います』
親は子どものできない部分が気になり、さまざまなことを言ってしまうものでしょうが、子どもの人生はまだまだこの先何十年と続きます。今は欠点のように見える部分も、子どもが成長して気づいたときに直るのかもしれませんよね。子どものありのままの姿を認めて、「あなたが大切だ」ということを伝え続けていくことが、親ができる最も大切なことかもしれません。
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