子どもへの仕送り金額、“3万円”の旦那VS“7万円”の妻。仕送り金額はどうやって決めるの?
子どもにいくらの仕送りをするかは、子どもが住む地域や家庭の事情によって違いはあるでしょう。学業に専念させたいか自立してほしいかによって仕送りの金額が変わることもあるかもしれません。もし仕送りをしてあげたい金額が夫婦で異なった場合、一体どうすればいいのでしょうか? ある投稿者さんは娘への仕送りの金額で旦那さんと喧嘩になったと相談しています。
『娘の仕送りで旦那と喧嘩しています。大学に行っている娘に最初7万円の仕送りをしていました。家賃・光熱費・学食代別です。
そのうち、旦那から「3万円で足りる」と言われ仕送りを3万円にしました。娘はバイトもしていますが、忙しくあまり稼げなくてやはり足りないみたいで、私が7万円仕送りをしました。
それが旦那にバレてしまい、めちゃくちゃ文句をいわれました。「私が仕事を増やせばいいでしょ」と言えば、「そんな問題じゃない」といわれました。3万円で我慢させるか、旦那に従うべきか、仕送りをするため説得するか皆さんならどうしますか?』
「家賃・光熱費・学食代別なのだからお小遣い分の仕送りは3万円で足りる」という旦那さんですが、ママさんは足りないと思い7万円を仕送りしたそうです。それが旦那さんにバレてしまい夫婦喧嘩に……。旦那さんに従うべきか、もしくは旦那さんを説得する良い方法はあるかと相談する投稿者さんに270件を超えるコメントが集まっているので見てきましょう。
仕送り金額は3万円or7万円?
旦那さんが提示した3万円という金額と、投稿者さんが提示した7万円という金額について、ママたちはどちらを“妥当”だと感じたのでしょうか。
3万円では少ないというコメント
『仕送りが足りないと時給の高い夜のお店で働いて稼ぐようになるんだよね。3万は可哀想』
『大学生の息子に家賃別、光熱費込みで8万円仕送りしている。バイトで月に4~5万円は収入あるみたい。カツカツではなさそうだけど、贅沢している感じもしない。サークルやら合宿、お付き合いやらで結構かかると思うよ。3万円なんて絶対無理だと思う』
『さすがに3万円は少な過ぎる。旦那さんは男性だから足りるかもしれないけど、女の子は足りないと思うよ。化粧品や生理用品とかかかる物も男性より必然的に多い』
旦那さんは「仕送りは3万円で十分」だといったようですが、ママスタコミュニティでは「3万円では足りないと思う」といったコメントが少なくありませんでした。娘さんということもあり「女の子は男の子よりも化粧品や生理用品などに費用がかかる」と具体的なコメントをしてくれた方も。また、サークルなどのお付き合いなどでかかる金額を考慮してくれた方もいました。
7万円は多いというコメント
『7万円もいらないでしょ。苦労させた方がいい』
『7万円はまるっとお小遣いってこと? むしろ多すぎない? しかもバイトもしているのなら、旦那さんの言う通り3万円で十分すぎるほど足りるよ』
『足りないからって言い値を払うの? ある中でやるもんじゃないの? 7万円は多いよ』
旦那さんと投稿者さんの提案金額を”妥当”だと判断するコメントよりも、旦那さんが提案した3万円は少なすぎ、投稿者さんが提案している7万円は多すぎるというコメントが大半でした。
お小遣いは多くても少なくても、子どもに悪影響の可能性がある
『足りないと夜のお店とかで働くようになると言ったら?』
『本当に忙しい学部だとバイトあまりできないよね。すごい真面目な同級生が、「研究が忙しくて普通の飲食店とかのバイトはなかなか採用されなくて……キャバクラかホステスなら時間の都合つくし真剣に考えた」と言った時は本当にびっくりした、結局やらなかったらしいけど』
『コンパばっかり行っていたり、男に貢いでいるかもよ。ギリギリがいいって』
『お金なんてあればあるだけ付き合いも派手になるから、足りなくなるものだよ』
お小遣いは少なすぎても多すぎても子どもに悪影響となる恐れがあるというコメントも少なからず寄せられています。お小遣いが少なすぎては、子どもが親に内緒で時給が高い夜のお店などで働く可能性があり、お小遣いが多すぎると付き合いが派手になるといったコメントでした。そのため、少なすぎず多すぎずの金額の仕送りを心がけているという方が多いようですね。
子どものお小遣いの使い道を明らかにする
『何ヶ月分か細かく収支をつけてもらってちょっと夫婦で見てみたら? 足りないからいきなりドンと渡すのは違うと思う』
『今後就職するとして、一人暮らしする社会人が家賃食費光熱費抜きで月7万円(バイトしているとのことなので実際はそれ以上)も自由にできないよね。身の丈に合った生活を送ることを教えるのも親の務めだと思うから、私ならまず7万円の用途を明らかにさせてから話し合う』
『3万円以上必要なら何故必要なのか細かく聞いて旦那に言って、投稿者じゃなくてお金送ってもらう娘がちゃんと説得するべきなんじゃないの?』
仕送り金額を決めるにあたってまず大切なのは、両親で金額を設定することではなく子どもがどんなことにお小遣いを使っているか把握するこではないかというコメントが届いています。必要経費に3万円を使うとどのくらい足りないのか、無駄使いはしていないのかなど夫婦で子どもの収支をチェックしてから仕送り額を決めるという方法がアドバイスされました。
学生生活にはどのくらいお金がかかるのか。調査結果から必要な仕送りを考える
独立行政法人日本学生支援機構では、短期大学や大学院を含めた大学生の生活状況を調査しています。その中で1年間にかかる昼間の4年生大学に通う学生の生活費は、合計で約69万円となっていました。1ヶ月分では5.75万円となります。
投稿者さんのご家庭では、家賃や光熱費、学食代は別とのことなので、旦那さんが主張する3万円もそれほど無茶な金額ではないとも言えますね。逆に投稿者さんの7万円はおよそ2倍の金額ということになってしまいます。地域によって生活に必要な額が異なることを考えても投稿者さんの仕送りは決して適正な金額とはいえなさそうです。
子どもが住んでいる環境や学業・バイトなどの都合から「仕送りはいくらがいい」とは一概にはいえません。両親で仕送りをしたい金額がそれぞれ異なる場合は、まずどのくらいの仕送りが子どもにとってベストなのか見極める必要があるでしょう。子どもに収支を明らかにしてもらい、月に必要な金額を試算してみるのです。そのうえでさらに調査の結果を踏まえて必要とおもえる仕送りとの差が大きすぎないか、家族みんなで仕送り金額を相談してはいかがでしょうか。
文・物江窓香 編集・しのむ
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