PTAは高校にもある。もし役員を引き受けたら大変?気になる親の負担は
子どもたちが新しい学年に進級すると、ママたちにはPTAの役員決めが待ち構えています。積極的にやりたいと手をあげる人もいれば、あまりやりたくないと難色を示すママもいることでしょう。そのPTAは、子どもが高校生になってもあるということをご存じでしょうか。
今回ママスタコミュニティに投稿されたのは、高校生になるお子さんを持つママからのPTA役員に関する質問でした。
『高校でPTA役員やってる人いますか?』
高校にもPTAはある
『高校のPTA役員は大変ですか?』
小学校や中学校と同じく、高校も学校ですのでPTAがあるのは当然かもしれません。しかし、親の手を離れつつある高校生ともなると、あまり親の出番はないようなイメージがありませんか?
でも高校にもPTAは存在し、恒例のPTA役員決めもばっちりあるのだそうです。筆者も子どもがまだ中学生ですので未知の世界です。高校のPTA役員とはどのような感じなのでしょう?
高校のPTAと小中学校のPTAの違いに迫る
地元の公立小中学校にお子さんを通わせているご家庭の場合、PTAの集まりや行事などで学校にいくことも、さほど苦になる距離ではない方が多いでしょう。しかし高校はご自宅から近くにあるとは限りません。
私立でも公立でも家から徒歩で行ける学校もあれば、電車で1時間以上かかるケースも珍しくはありません。高校でPTA役員になると学校までのアクセスが大変そうです。
交通費が支給される場合がある
『年に4回、正確には顔合わせ含めて5回学校に行ったかな。お昼のお弁当も出たし、交通費も一部補助だったよ』
『高校は交通費でるところは多いし月に何回も行かないよ』
高校のPTA役員では、定例会などで学校に足を運ぶときに発生する交通費が支給されるという声が寄せられました。確かに、学校までの距離があるご家庭の場合、交通費もばかになりませんよね。
すべての学校が交通費を支給するかどうかは分かりませんが、支給される、または一部支給となるという声はいくつかありました。もしそうであれば少し負担が軽減されて助かりますね。
高校のPTAは3年間通しておこなう
『3年間役員は長いよね』
『くじで当たっちゃったから引き受けたけど、後から3年間よろしくお願いしますって言われるまで知らされてなくてビックリした』
交通費が支給されるのよりも驚いたのは、高校のPTA役員は3年間……つまり子どもが卒業する年度まで務めることがあるようです。小中学校の場合は、1年ごとにPTA役員を入れ替えることが一般的ですよね。
1年でも長いなと思うのに3年と聞かされると、やる前から憂鬱な気持ちになる方も出てきそうです。
高校のPTA役員、引き受けると大変?
『小中に比べたら断然楽。学校のことを知れていいし私は苦ではないよ』
『あみだくじで当たってしてしまいましたが、先生いわく、各家庭事情もあるから無理はしなくていいと。名前をお借りするみたいな感じだと言われたけど本当かなー』
『小、中学校に比べるとやることはほぼないって言われたから立候補しといた! 結果何もなかったよ』
学校のスタイルや考え方、方針で違ってくるとは思いますが、本部役員などではなく、一役員であればあまり負担はないという声が多数よせられていました。せいぜい一年のうち4~5回程度学校へ足を運ぶぐらいのようです。
それでも遠方の方は大変かもしれません。筆者の知人の話では遠方の方に配慮し、できるだけ学校に近い方にお願いするよう声掛けをしているというケースもありました。
事前にやるかやらないかを確認されるところも多い
『うちの子の学校は新学期に役員が「できる」「できない」の二択アンケートが配布され、できないを選択した人からは絶対に選出しないようになっている。理由とか書かなくても良いから気が楽』
『私立に通わせてます。PTAは全員参加(強制っぽかった)だけど、役員はやるかやらないかのアンケート用紙が配られて、できませんに丸をして出したら3年間免除されました』
『うちの子の高校は、本部・監査は無理ですって丸つける欄があった』
小中学校のPTA役員決めでもアンケートを取るところは多いと思いますが、できないという選択肢はあまりみかけませんよね。
妊娠中や生後間もないお子さんがいる、ご両親の介護をしている、ご本人に持病がある……などの場合でも免除されないケースも珍しくありません。その点でみると、ある程度こちら側の希望を確認し考慮してくれるのは有難いですね。
あまり見ることができない高校生活が垣間見られる
『普通ならなかなか足を運ばなくなる高校の雰囲気も分かるし情報交換できるし楽しいよ! 最後の子育てと思って楽しんでます』
『高校のことよくわかるし、楽しいよ』
『学校の情報もいろいろ入手できたし、小中学校の役員とは全く違った』
高校でもPTA役員があると落ち込むママもいましたが、3年間の任期なんてあっという間で楽しかったという声も多く寄せられていました。
高校になると親が干渉できる部分が減るせいか、学校に関することでも分からないことが多くなるようです。PTA役員をやることで、普通なら分からない、見えない部分を知ることができるのは大きなメリットでしょう。
学校に通う子どもにPTA役員として関われるラストチャンス
高校のPTA役員をやるとなると、学校に行くだけでも一苦労な方も多いでしょう。交通費の問題もあれば、体力面や拘束時間など、考えると大変なことばかりに感じるかもしれません。
でもママたちの声の中にもあるように、PTA役員として子どもに関われる最後のチャンスです。そう考えると、高校でのPTA役員を引き受けるのは、いい思い出づくりにもなるかもしれません。学校のことを知ることができれば、子どもと共通の話題を持つこともできますよね。
小中学校とはまた違った雰囲気を持つ高校のPTA役員、マイナスに考えず前向きに考えてみてもいいのではないでしょうか?
文・櫻宮ヨウ 編集・山内ウェンディ
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