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おもちゃをママの判断で捨てるのはNG?親子で納得のおもちゃとの別れ方とは

子どもが成長するにつれて、おもちゃも増えていきます。しかし残念ながら家のスペースには限りがあります。使わなくなったおもちゃを残しておくと、収納スペースが足りなくなりませんか?「最近遊んでいる様子もないし」と思い、子どもに「捨てる?」と聞くと、「まだ使う」と言われてしまって片付かない……。そんなとき、使わなくなったおもちゃはママの判断で捨ててしまいますか? それとも子どもの意思を尊重して取っておきますか?

NPO法人 親子コミュニケーションラボ 代表理事である天野ひかりさんに、子どものおもちゃとの別れ方において大切なことを伺いました。

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親がおもちゃの捨て時を判断すると子どもが自分で判断できない大人になる!?

――使わないおもちゃをこっそり捨てるのはいけないのでしょうか?
親の判断で“こっそり”捨ててしまう、というのは日常生活において仕方がないことだと思います。問題なのは、親のほうで「そろそろこのおもちゃ捨てない?」と「捨てる」ことが“正解”と決めて子ども自身に問いかけることです。子どもは親の顔色を伺いながら答えることが多いので、「捨てる」などと返事してくるかもしれませんが、それは子どもが判断しているとは言えません。

――親の判断でおもちゃを捨てると、子どもにどういった影響があるのでしょうか?
親の顔色や考えを見抜いて「忖度」する子に育つ可能性があります。親が「おもちゃの整理をしよう」と決める、あるいは「ここのスペースに入らなくなったら捨てる」というような決め事をつくることは、その親が決めた“正解”に沿って子どもに解決方法を決めさせているので、あまり良くないと考えています。たとえば親に怒られないためにはいつ捨てるか、親が用意したスペースにどう入れれば入るか、などといったように、決められた正解の中でしか先々のことを考えられなくなると悲しいですね。
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――では、どのように声掛けをするのがいいのでしょうか?
大切なことは、親の考えに左右されず、子ども自身が「そろそろ片付けよう」「使わないものを整理しよう」と考えられるようになることです。親としては「おもちゃが箱に入らないくらい多くなってきたね」「このおもちゃは、ずいぶん遊んでないね」などの“事実を伝える”声がけをしてみると子どものほうで判断するようになりますよ。親としては子どもの中にある思いを言葉にして表現する力を育むのが大事だと思います。

子どもは「なぜ」を答えるのが難しい!「4W1H」の声かけが大切

――どうしたら子どもの中の思いを言葉にしてもらえますか?
お子さんの感情と事実を分けて考えられるように整理することが大切です。まずは、気持ち「いやだ」「好き」「嬉しい」などを受け止めて認める言葉をかけられるといいですね。そのあとで、事実を1つ1つ聞いていきましょう。「4W1H」で整理していけるといいのですが、この時、「Why」は聞きません。子どもにとって一番難しい質問が「なぜ(Why)」なんです。まだ言語能力が乏しい子どもにとって、「なぜ」を明確に答えさせるのは難易度の高いことなのですよ。子どもの頭の中にあるモヤモヤを明確にするために、親が残りの「4W1H」を使ってコミュニケーションを取ることで、最終的に「なぜ」が出てくるようになりますよ。
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――おもちゃの片付けのシーンでいうと、「4W1H」でどのようにコミュニケーションをとるのがいいですか?
まずは「おもちゃが全部入らなくなってきちゃったね」などの声がけをしてみてください。「誰に買ってもらった(Who)」「どこで遊んだ(Where)」「いつ買ってもらった(When)」など聞いていくと、子どもは「なぜ好きか」「なぜ取っておきたいか」がわかるようになっていきます。子どもは「なぜ」がわかると、好きな物、それ以外の物を分けることができるようになります。

重要なのはおもちゃとお別れしたあとのゴールを見せること

――矛盾してしまうのですが、親としてはあまり簡単に「捨てる」選択肢を見せると「ものを大切にしない子」になってしまうのではないかと心配です。
おもちゃは活用してはじめて大切にしていることになります。なので、「いらない」と判断したときに「捨てる」だけでなく、「リサイクル」や「リユース」する選択肢を教えてあげることもオススメです。「もういらなくなった自分のものが、別のところで役に立つんだ」と理解すると、子どもも納得しておもちゃを手放せるのではないでしょうか。
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大事なことは子ども自身が「考えることができる」ようになるコミュニケーションのとり方。親が片付けのタイミングなどを決めたほうが早いように思いますが、それでは子どもの「判断する力」「考える力」が育まれず、大人になってから「指示されないと動けない」人になってしまう可能性があります。子どものためにも丁寧なコミュニケーションを心がけていきたいですね。
天野先生、ありがとうございました!

マクドナルド「マックでおもちゃリサイクル」キャンペーン

子どもが「これはもう遊ばない」と決めたおもちゃを手放すとき、できることならおもちゃへの「ありがとう」の気持ちを感じて欲しいですよね。そんなときに親として提案できる方法のひとつとして「リサイクル」がおすすめ!そこで利用したいのが「マックでおもちゃリサイクル」キャンペーンです。

使わなくなったおもちゃをリサイクル

世界でも大きな問題として注目されているプラスチックごみの環境問題に取り組むべく、マクドナルドは「マックでおもちゃリサイクル」キャンペーンを展開しています。
リサイクルキャンペーンへの参加の方法は簡単! 店舗に設置してある「おもちゃ回収BOX」に、持ってきたおもちゃを入れるだけです(*)。

* マクドナルドで回収できるのは、ハッピーセットのおもちゃのみです。

2019年の「マックでおもちゃリサイクル」キャンペーンは3回! 1回目ではお別れできなかったおもちゃも、もしかしたら2回目のキャンペーンでは子どもが決めてお別れできるかもしれませんね。

第1回:【春休み】3/15(金)~5/9(木)
第2回:【夏休み】7/12(金)~9/5(木)
第3回:【冬休み】12/6(金)~2020年1/23(木)

“おもちゃを捨てる”のではなく、リサイクルで“自分の行動が役立ったことがわかる”

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このキャンペーンのいいところはゴールが見えるところ。回収されたおもちゃは、店舗で使用する「緑のリサイクルトレイ」に生まれ変わるんです。店舗に行けば、お別れしたおもちゃが生まれ変わった緑のトレイでまた食事をできるかもしれません。自分がお別れしたおもちゃが形を変えて目の前で活躍している様子を見ることは「リサイクル」の本質を体験できます。「マックでおもちゃリサイクル」は、子どもの自主性や成長に繋がるキャンペーンになりそうです。

3月15日から始まるマクドナルドの「マックでおもちゃリサイクル」キャンペーン。親子で上手におもちゃとお別れしてみてはいかがでしょうか?

「マックでおもちゃリサイクル」キャンペーンの参加方法って?

提供:マクドナルド