白米しか食べない子ども、成長したらおかずを食べるようになるの?子どもの好き嫌いのワケは? #産後カルタ
ママは毎日、栄養バランスを考えに考えた食事を作っていることでしょう。特に離乳食期の子どもに作っている場合、子どもが食べるかどうかヤキモキしますよね。ただ親の心子知らずとはよく言ったものでママの気持ちなど置いてけぼりにして子どもたちは好きなものを好きなように食べているのかもしれません。
『1歳5ヶ月、白米しか食べません。肉も野菜も魚も一度は口に入れるものの、ベーッと出してしまいます。焼いても、蒸しても、煮ても、味付けを変えてもダメです。刻んだ物も嫌がります。体重は少しずつではありますが増えています。ギリギリ標準です。スティックパン、くだもの、ヨーグルトは好きで食べるので頼みの綱みたいになってます。あと母乳を飲んでます。栄養面での不安と献立を考えるので疲れてしまいました』
離乳食も終わりに差しかかっている子どもが、白米しか食べてくれないことに悩むママ。先輩ママたちは子どもの偏食にどう立ち向かったのでしょうか?
うちの子も白米を愛していました!ママたちの”偏食体験記”
『うちの長男も離乳食には苦労した。まず10ヶ月まで離乳食を食べなかった。10ヶ月過ぎた頃に白米だけを食べだした。それが1歳半くらいまで白米ばっかり』
『うちの息子も離乳食からずっと白米にふりかけしか食べなかった。幼稚園入園してからもずっと白米と麦茶しか飲めなくて、お菓子もパンもジュースもフルーツも嫌いだった』
白米を愛する子どもは少なくないようです。ママたちの悲鳴が聞こえてきました。白米しか食べてくれないとなるとママは子どもの身体の健康状態が気になってしまいますね。不安なことがあれば自治体の保健センターなどに相談するといいかもしれません。
「いつか食べるようになるよ」その”いつか”はいつだったのか
子どもの偏食に悩むママたちは保健師さんや先輩ママ相談したことがあるのではないでしょうか。その時「いつかは食べるようになるよ!」と励まされたかもしれません。しかし、”今”偏食に悩むママにとってその”いつか”がいつ来るのかを知りたいでしょう。偏食を経て食事を食べるようになった子どもをもつママたちからコメントが寄せられました。
『2歳8ヶ月 先月から急に葉物野菜を食べる様になったよ。びっくり。ごはんも丼物はお代わりするようになった』
あるときから急に野菜を食べるようになった、という子どもをもつママがいました。ママにも何がきっかけなのかわからない様子。その日の野菜は子どもにとって食欲を掻き立てられるほど美味しそうに見えたのかもしれません。
『3歳10ヶ月。家では相変わらず偏食だけど、幼稚園の給食は完食してるよ。煮物も食べててビックリした。その影響で、興味をもったおかずを家でも少し食べるようになったよ』
幼稚園に通うようになって、自宅での食事は偏食のままだけれど給食は完食している子どもをもつママ。給食を完食できていることで子どもも自信が持てたのかもしれません。自宅でも偏食傾向が減ってきたとのことです。
『年長さん(早生まれだから5歳)ぐらいのお泊まり保育から急にいろいろ食べ始めました。朝、昼とお友達と一緒に食べたのがきっかけみたい』
園のお泊まり保育を終えたら急に食べるようになった、という子どももいるようです。お友達と過ごした1日が子どもにとってはかけがえのないほど楽しかったのでしょう。食事を楽しく食べることで楽しかった思い出をなぞっているのかもしれませんね。
『4歳3ヶ月になりますが、最近自発的に「あれ食べてみようかなぁ」とか言うようになり、意欲は出てきました』
こちらは特にきっかけはないものの、子どもが自主的に食べるようになった、というママがいました。成長するまであまり食に興味が湧かなかったのかもしれません。子どもによって食に興味を持つ年齢は個人差があるようです。
白米を愛し続けた子どもはどう成長したのか?
『1歳半くらいまで白米ばっかり。無理強いせずに子どもの食べるペースにあわせて2歳くらいまでは食べられるものだけ食べさせてた。2歳を過ぎた頃からいろんな食べ物に興味を持ちだして食べるようになったよ。今は好き嫌いのない立派な20歳に育ちました』
『小学生になってから少しずついろいろ食べられるようになって、いま中3で健康体で身長180cmあるよ』
白米を愛していた子どもたちは、健康に成長したのでしょうか? 今まさに子どもの偏食に悩んでいるママたちにはひとつの朗報ともいえるコメントが届きました。コメントをくれたママたちの偏食だった子どもは、成長するにしたがって食に興味を持つようになり、健康な身体を持つ子ども・大人となったようです。
偏食ではなく”食わず嫌い”かも?強制はしないが出し続けて
親は栄養バランスなどを考えて食事を作ってだしますが、子どもは食べ慣れたものや見慣れたものを好むのかもしれません。食べられないのではなく単なる”食わず嫌い”と考えることもできるのではないでしょうか。子どものころは食べられなかった食材が成長するにしたがって食べられるようになった経験を持つママも少なくないでしょう。食べることを無理強いされた食べ物は大人になっても食べられないままになってしまうかもしれません。親ができることは子どもが食べない食材でも「美味しい!」といって食べてみせ続けることでしょう。子どもの”食わず嫌い”を尊重しつつも、いつかその食材に箸をつける日を信じて食卓に出し続けるチャレンジをしてはいかがでしょうか。
文・しのむ 編集・しらたまよ イラスト(産後カルタ)・おんたま