粉薬が苦手で吐き出してしまう子ども、ママたちの工夫とは?
子どもの病気で受診したとき、お医者さんからお薬を処方されることがあります。大人ならば我慢して飲むこともできるでしょうが、小さな子どもにはどうしても難しい場合もあるよう。ママスタコミュニティにもわが子が粉薬を飲みこめず嫌がってしまうというお悩みが寄せられていました。
『もうすぐ3歳になる子どもがいます。粉薬はこれまでジュースやヨーグルトやゼリーに混入してだましだまし飲ませてきましたが、最近飲みこめなくなってしまいました。もはや「お薬飲もうね」と声をかけただけで拒否……。みなさんはこんな時どのように飲ませていますか?』
トピックには同じように苦労しているママたちから共感のコメントが寄せられていました。特に粉タイプの薬を飲むことが苦手という子どもは多いようです。子どもに吐き出さず薬を飲んでもらうために、ママたちはどのような工夫をしているのでしょうか?
ジャム、チョコ、ココア……大好きな味に混ぜて飲ませるというママたちの声
ママたちから多く寄せられていたのが、粉薬を何かに混ぜて口に入れるという方法です。練乳やジャムなど甘味の強いものに混ぜるほか、薬が入っていることが分からないように食べ物に隠してしまうというコメントもありました。
『うちの子は練乳に混ぜてあげたら、美味しかったみたいでお代わりまで要求された』
『苦い薬は、一口で飲める量のココアを少量のお湯で練って混ぜてるよ』
『うちは薬にもよるけど、いちごやチョコのジャムかアイスで飲ませるよ』
『少量の黒蜜で練ってパクりとさせる。試行錯誤の末、この形でなんとか飲んでくれます』
『ぶどうジュースに混ぜると薬と分からないみたいで好んで飲んでました。オレンジとかりんごだと色が白っぽくなって混ぜているのに気づいたり、苦味が出たりするみたいでダメだった』
『バナナのまん中をくりぬいて、そこに粉薬を入れてくりぬいたバナナを戻す。それを、そのまま食べさせる。小児科の先生が教えてくれた方法です』
一緒に口に入れることでお薬が飲みやすくなるとして、特にママたちから支持を得ていたのが市販の服薬用ゼリーでした。薬が苦手な子どものことを考えて開発されたものなので、より多くの子どもに合いやすいのかもしれませんね。
『全力で拒否されてしまって試行錯誤したけど、最終的には子どもの服薬用ゼリーで飲めました』
『ゼリー、アイス、ジュース、練乳、練る、スポイト、ヨーグルト、いろいろやったけどダメだった。原点に戻って服薬用ゼリーにしたら飲めた』
『次男が本当にお薬ダメな子で、アイスやヨーグルトに混ぜても気づいてその時点でもう体が拒否して吐く子なんだけど、お薬服用ゼリーでなら何とか飲めます』
ちなみに筆者も子どもが薬を飲んでくれず調剤薬局の薬剤師さんに相談したところ、服薬用のゼリーをすすめられました。抗生物質の場合はどうしても苦みを感じてしまうので、それを和らげるチョコレート味が良いそうです。
混ぜる方が苦手な子も。年齢が上がると平気になることも
何かに混ぜる方法をおすすめするママがいる一方、混ぜてしまうと子どもがかえって薬を嫌がるというコメントもありました。甘みや苦みといったさまざまな味が口のなかで混ざってしまい不快感があるのかもしれませんね。水を加えて団子状に練るだけのシンプルな方法が良い子もいるようです。
『小皿に薬とほんの少しの水を入れて、練って団子状に固めたら口の中に押し込んで終わり。一瞬変な顔するけど、吐き出したりはしなかったよ』
『赤ちゃんの頃は米粒くらいの水の量で薬をこねて口の中に入れてたかな。うちは何かに混ぜられたり隠された方が薬に対する嫌悪感が増すみたいだったよ』
『うちもそうだったんだけど、混ぜる方がダメな子もいるみたい。幼稚園のお友達が、粉薬をサラサラと口に入れてもらって水で飲んでたよ。それを見て娘も「あれがいい。チョコとかアイスに混ぜると甘いのに苦いんだもん。苦いだけの方がいい」って言って、それ以来大人のようにサラサラと口に入れてる』
子どもの年齢が上がって薬の重要性を理解できるようになったことで、飲んでくれるようになったという声も。薬を嫌がる子どもに困っているママは、いつかは必ずスムーズに飲んでくれる日が来ると思えば希望が持てそうです。
『4歳過ぎからは「体のなかのばいきんまんがいなくなる薬だよ!」などと言いきかせた。苦いと言いながらも、水に溶かしただけで飲んでくれてる』
『保育園に行くようになってから、そのまま粉薬をサラッと口に入れ、水を飲んで終わり。お友達が飲むのを見てできるようになったみたい』
子どもにお薬を飲ませるときに苦労しているというママは、ぜひトピックに寄せられた方法から合いそうなものを試してみてくださいね。子どもが病気で辛いときはママも大変な思いをすることでしょう。お子さんの症状が一日も早く回復することをお祈りしています。
文・鈴木じゅん子 編集・井伊テレ子