【わが家の子育て奮闘記】赤ちゃんへの効果的な(!?)風邪薬の飲ませ方
子どもが病気のとき、お薬をどうやって飲ませようかとアレコレ奮闘しているママも多いのではないでしょうか?
今回はわが家の長男・次男に有効だった風邪薬の飲ませ方についてお話いたします。
薬のベストな飲ませ方が兄弟で違う!?粉薬とシロップは、どちらが飲ませやすいの?〜長男の場合〜
先日も、2歳の長男&0歳の次男2人を小児科に連れていき、薬を処方してもらった筆者。
子どもたちが受診している小児科では、一歳未満の赤ちゃんには基本的に「シロップ」が処方され、一歳以上は「シロップ」か「粉薬」かを選ばせてもらえます。
長男が生後6ヶ月を過ぎた頃、初めてシロップを飲ませようとしたら、スプーンで飲ませようとしても口を開けない、もしくは吐き出してしまってダメ。薬と一緒にもらったスポイトを使っても同じ。
当時の長男はストロー飲みやコップ飲みが上手にできなかったので、ジュースと一緒に飲ませるのもダメ……。「いったいどうやったら飲んでくれるの!?(涙)」と半ベソになりつつ、藁にもすがる思いで小児科を再受診しました。
すると先生から「それなら粉薬を出しますので、粉薬に少量の水を垂らして団子状に練って、それを口の中(ほっぺの内側あたり)に入れて、授乳してみてください。」と裏ワザを教えていただけました。うちの長男にはそれがヒット! あれだけ薬を飲むのを嫌がっていた長男が、粉薬を団子状に練ったものは薬と気が付かずにすんなり飲んでくれました。
もしお子さんがシロップが苦手なようでしたら、このやり方を試してみてくださいね!(※水を多く垂らし過ぎると団子状にならず失敗するのでご注意を)
粉薬団子作戦が失敗に。しかし・・・ ~次男の場合~
兄の風邪をもらったのか生後半年を待たずに咳と鼻水の症状がでてしまった次男。次男が初めて小児科を受診した際に、筆者は迷わず「粉薬でお願いします!」と先生にお願いしました。長男のときのように団子状に練った粉薬を口の中に入れようとしたのですが、警戒心の強い(?)次男はなんと、意地でも口を開けようとしなかったのです。しかたなく団子を無理やり口の中に放り込んでも、泣きながらベーっと出してしまいました。
薬の時間のたびに次男との戦いは繰り返されましたが、ちゃんと薬を飲めていないせいか、処方された薬を飲みきっても症状が治らず、再度小児科を受診しました。そして今度は、ものは試しとシロップを処方してもらい帰宅。
きっと、シロップもダメだろうな、とあれこれ考えていた筆者。まず試しにスポイトでシロップを吸い上げ、子どもの口に入れてみたら、あれだけ薬を嫌がっていた次男が、何食わぬ顔でチュウチュウとシロップを飲んでくれたのです!
「えぇ、同じ薬でもシロップなら飲めるんだぁ……」と拍子抜けしてしまった筆者。同じように育てているつもりの兄弟でも、性格や好みによって薬の飲ませ方も違ってくるのだなと思った瞬間でした。
2歳8ヶ月現在、長男には「褒める&ご褒美作戦」が有効に
長男は断乳を乗り越え、現在2歳8ヶ月。
授乳時のやり方が通用しないため「おだてる&ご褒美作戦」へ移行しました。やり方は以下の通り。
①薬を飲んだときに「カッコイイ!」「スゴイね〜!」と褒めちぎる
②薬を飲んだ後はめったにあげないジュースやアイスのご褒美
この策が功を奏したのか、「〇〇〇(長男の名前)、今から薬飲むよ〜」というと何の抵抗もなく、粉でもシロップでも薬を飲んでくれるようになりました。今では自ら薬を飲みたいと言ってくれるまでに。単純な……いや、おだてれば何でもやってしまうお調子者な性格なのか。長男はしばらくこの作戦で乗り切っていけそうです。
ある程度子どもと会話ができるようになれば「体の中のばい菌をやっつけるために飲むんだよ」と話して聞かせたり、「頑張ってお薬飲めたらご褒美あげるね」などご褒美作戦が有効だと聞きます。薬の飲ませ方に奮闘するのはお子さんが小さいころ限定なのかも?
みなさんは、お薬をどのようにお子さんに飲ませていますか?有効だった方法もあればぜひ教えてくださいね。
文・赤石 みお イラスト・あい