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スマホ好きママは要注意!ママと子どもの「スマホ利用時間」の関係とは

スマホやタブレット、一日のうちどれくらい利用していますか? 先日発表されたとある調査で、スマホ・タブレットを長時間利用する保護者の子ども(未就学児)ほど、同じくやはり利用時間が長いという結果が出ました。親が使うスマホ・タブレットをいっしょに見ているものと考えられますが、果たしてそのまま見せていて大丈夫なのでしょうか?

長時間スマホを見るママの子どもは、同じく長時間見るように

「カスペルスキー」とNPO法人「e-Lunch」が実施した、0歳〜6歳の保護者を対象にした調査では、2017年度の子どものスマートフォン・タブレット利用について聞いています。

それによれば3歳〜6歳までの半数以上が「ほぼ毎日」「週に2〜4日程度」、スマホ・タブレットを利用しています。子どもたちにとってそれだけ当たり前にあるもの、日常的に利用しているものということがわかります。
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同調査は3年前の2014年にも行われており、6歳児の「ほぼ使わない」は約44%だったとのこと。今回が約27%ということは、少しずつですが確実に利用する機会が増えているわけですね。
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保護者の一日の利用時間を見てみると、1時間以上の利用は2014年の約57%から2017年の約78%に増加しています。あっという間にスマホ・タブレットの使い方を習得してしまう子どもたちではありますが、さすがに自分専用を所有している未就学児は少ないですよね? つまり保護者が長時間スマホを見ているのに比例して、子どもたちのスマホ利用時間が長くなっているのです。
グラフを見てみるとわかりますが、保護者が1時間以上利用している場合、その子どもが1時間以上利用する割合は約21%。保護者が2時間以上になると、その子どもが1時間以上利用する割合は約33%になります。これは自分の利用状況をちょっと振り返ってみる必要がありそう。
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ちなみにこの調査で聞いた、自分のスマホ・タブレットにフィルタリング設定をしている保護者はわずか約10%、ウイルス対策をしている人は約38%。何もセキュリテイ対策をしていない人が半数近くいたそうです。うっかり子どもが有害な情報を目にしていた……そんな事態も起こりえるわけですね。

子ども自身が所有するようになると、親の意識もUP

一方で今年3月に内閣府から発表された「平成29年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」によれば、子どもがなんらかの機器でインターネットを利用している比率は82.5%。小学生で約65%、中学生で約85%、高校生で約97%(いずれも青少年3,288人の回答から)となっています。
そのうちスマホを使っている子ども(1,768人)に対してフィルタリングを使っている保護者は約44%。ふだんのコミュニケーションの中で利用状況を把握しているという保護者も、約36%います。

子どもが自分でスマホやタブレットを持つようになると親の意識は上がる、でもそれ以前は……ということになりますよね。年々保護者のスマホ・タブレットの利用時間が増えているということは、それだけ未就学児が有害な情報を目にする機会が増えているということ。今一度スマホ・タブレットの使用について見直してはいかがでしょうか?

【調査概要】
株式会社カスペルスキー・NPO法人e-Lunch 共同調査
0歳~6歳の子どもを持つ保護者を対象としたアンケート
調査期間:2017年1月18日~12月7日(有効回答数1,406件)
調査期間:2014年9月10日~9月30日(有効回答数1,158件)
文部科学省「平成29年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」

文・鈴木麻子

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